学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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※逆もアリなの?

 

八幡side

 

 

旅行5日目の朝の6時。起きた時には予想通りの展開、両腕には2人の美女が腕に抱き着いて快眠という名の睡眠を取っていた。俺がこんな思いをするのって俺が起きる時間が早すぎるからなのか?毎朝6時くらい、遅くても7時には起きる。6時って早いか?

 

そんなわけで、旅行開始日から今日まで毎日2人の腕が俺の腕に絡みついているわけです。いや、迷惑ってわけじゃないよ?たださ、俺も男なわけよ。毎日こんな風に美少女が隣にいるとドキドキしちまうんだよ。引き剥がそうにも、この2人すぐに引っ付いてくるんだよ。

 

 

どうしろって言うんだよ……バレずに2人から逃れる手があるのなら教えてほしいものだよ。

 

 

シルヴィア「んんぅ……八幡くん……」

 

オーフェリア「………八幡……」

 

八幡「………起こせねぇよなぁ。」

 

 

どうやってこの2人を起こせってんだよ。いや、今の時間に起こすわけではないが、もし起こす時間になったらどういう風に起こそう?昨日みたく身体揺するくらいしかなくね?

 

 

シルヴィア「………八幡くん、抱っこ。」

 

 

………今それは出来ません。両手が塞がってます。

 

 

ーーー1時間後ーーー

 

 

八幡「んじゃ顔洗って着替えて待ってろ。もう1人が起き次第、すぐに同じ事させるから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーフェリア「………分かったわ。」

 

 

はい、というわけで昨日とは違う展開になりました。今日はオーフェリアが先に起きて、シルヴィアが寝ています。何?2人でスケジュールでも立ててるの?

 

 

八幡「シルヴィ………オーフェリアはもう起きたぞ〜。シルヴィは起きないのか〜?」

 

シルヴィア「すぅ……すぅ……」

 

 

………寝てますね、はい。

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

八幡「………」

 

オーフェリア「………起きる気配がないわね。」

 

八幡「昨日のオーフェリアもこんな感じだったぞ。しかも変な寝言言ってた。」

 

オーフェリア「………寝言?」

 

八幡「お前、飯の夢を見てなかったか?」

 

オーフェリア「………えぇ。見ていたけど、そこまでよく覚えていないわ。」

 

八幡「寝言で『味噌汁おかわり』だの『八幡の作る晩ご飯』だの、俺も何言ってんだって思っちまったよ。」

 

 

意味の分からないものほど面白いのはないな。オーフェリア自身は面白くないだろうが、聞く方に回れば気持ちが分かるだろう。

 

 

シルヴィア「んん……八幡くん……」

 

八幡「おー。此処にいるから早く起きてくれ。朝飯無くなるぞー。」

 

シルヴィア「………」

 

八幡「はぁ……やっぱダメか。」

 

オーフェリア「………他に起こす方法はないの?昨日私にやったやり方とかは?」

 

八幡「あるにはあるが、過激になりすぎるからダメだ。あの起こし方はもうゴメンだ。」

 

オーフェリア「………どんな起こし方なの?」

 

 

えぇ………それ聞いちゃう?だってお前、アレだよ?濃厚な接吻だよ?ディープなヤツだよ?俺自身も嫌ってわけではないが、できれば封印したままでいたい。

 

 

八幡「……俺がキスするって言ったら、ディープなキスをシルヴィが気の済むまでやり続けるってやつだ。俺は1回だと思ってたんだが、その後もやり続けてな……色んな意味でヤバいんだよ。」

 

オーフェリア「………気になるけれど、貴方の顔を見てやらないほうがいいって思ったからやめておくわ。」

 

八幡「あぁ、頼むからやれなんて言わないでくれ。」

 

 

アレは俺だけじゃなく、シルヴィのメンタルも傷付ける。割と深く抉るような感じで。

 

 

シルヴィア「ん、んんぅ……あぁ八幡くん、オーフェリアさん、おはよう……」

 

八幡「ようシルヴィ。まだ眠いか?」

 

シルヴィア「ううん、割と目覚めはいい方だから。寝ぼけてる時も多いけど。」

 

八幡「確かに。だが、その様子なら大丈夫そうだな。顔洗いと着替え済ませてこい。今日はシルヴィんとこの学園に行くんだからな。」

 

シルヴィア「あっ、そうだった!ゴメンね、すぐに用意するね!」

 

 

シルヴィはそう言うと、直ぐに部屋を出て行った。恐らく着替えを取りに行ってから洗面台に行ったのだろう。

 

 

さて、じゃあ俺も着替えるか………

 

 

オーフェリア「………ご主人様、お着替えのお手伝いをいたします。」

 

八幡「お前はいつから給仕になった?そんなのはいいからこの部屋から出てけ。」

 

オーフェリア「………私の事は置物と考えてもらっていいわ。だから「どう考えても無理だ。視線が気になり過ぎる。」………分かったわ。」

 

八幡「……後、もう一つ言っておく。扉の隙間から覗くのも無しだからな。」

 

オーフェリア「………流石にそんな変態じみたことはしないわ。」

 

 

さっきまで堂々と見ようとしていた変態は何処のどいつだ。誤魔化せてねぇよ。

 

 

八幡「まぁいい、取り敢えず下で待ってろ。俺も着替えたらすぐに行くから。」

 

オーフェリア「………分かったわ。」

 

 

バタンッ

 

 

………やっと行ったか。さて、俺も早く着替えねぇとな。一番早く起きたのに一番遅いのが俺だったら、シャレにならんからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は少し長め!

もしもこんなやり方だったら?その6

『Re.ゼロから始める世界で』







シルヴィア「どうしてですか!?」

陽乃「だって身体動かないんでしょ?」

シルヴィア「っ……」

陽乃「治癒魔術師として、これ以上の無理はさせられません!シルヴィアちゃんはお留守番っ!」

シルヴィア「でも……っ〜!」

八幡「おい、無理するな。陽乃さんの言う通りだ。これ以上はダメだ。」

シルヴィア「嫌だよ!苦しいよ!耐えられないよ!八幡くんが困っている時、一番に手を差し伸べるのは私でありたい!それだけが私の望みなの!だから……」

八幡「そんなの心配いらねぇよ。俺はもう、あの時のお前の言葉で救われてるし、今までどれだけシルヴィに支えられたと思ってるんだ?これからもシルヴィには助けてもらいたい。だから、今だけは休んでろ。」

シルヴィア「………これからも私を隣に置いてくれる?」

八幡「そんなの当たり前だろ?むしろ俺にはお前しかいない。俺の方から土下座で頼むよ。」

シルヴィア「えへへ……言質、取ったからね?もうなしって言っても遅いからね。」


シルヴィアは俺の口を人差し指で抑えた。もう修正は効かないって意味なんだろう。


八幡「大丈夫だ、全部解決したらお前のいる所に帰ってくる。約束する。なんせ、俺はお前の英雄なんだろ?」

シルヴィア「八幡くん………うん!私の英雄は世界一だよ!私たちの家で待ってるからね、八幡くん!」(ポロポロ)


八幡は涙するシルヴィアを慰めるかのように抱き締めた後、額をくっつけ合い、キスをした。

そして2人を祝福するかのように太陽の光が一層輝いたように見え、虹も架かっていた。


はい、ここまでです!この2人の(1人の愛)は本物てすね!このヒロインの挿入歌、僕大好きなんですよ!


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