学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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タイトル思いつかなかった………


次のライブ対策

 

シルヴィアside

 

 

クインヴェールの案内も大体終わったかな。後行ってない場所は……理事長室くらいかな。流石に女子寮には入れません!私の部屋に入れたけどね。

 

あっ、そういえば次のライブの事って何か決まったかな?ペトラさんに確認を取ろうと思ってたんだ。この際2人には悪いけど、少しだけ時間を貰おうかな。

 

 

シルヴィア「ねぇ2人共。案内中に悪いんだけどさ、少し理事長室に寄ってもいいかな?次のライブについて聞きたい事があるんだ。」

 

八幡「俺は構わないぞ。しばらく家を留守にするんだったら、聞いて置いたほうがよさそうだしな。オーフェリアはどうだ?」

 

オーフェリア「………私も構わないわ。」

 

シルヴィア「ありがとう!じゃあ理事長室まで案内するね。学園の一番奥にあるから少し時間かかるけどね。」

 

 

ーーー理事長室ーーー

 

 

シルヴィア「はーい到着♪此処がクインヴェール女学園の理事長室だよ。」

 

八幡「……アニメに出てくるのと同じだな。立派な扉なもんで。」

 

オーフェリア「………ここまでこだわる必要ってあったのかしら?」

 

 

うーん……それを言われたらなんとも言えないけど、多分威厳を見せるためじゃないかな?ほら、大きい扉とか人って話しかけにくいからさ。

 

 

シルヴィア「とりあえずいるかどうか確認するね。」

 

 

居ると思うけどなぁ……W&Wの幹部だけど、今の時間帯なら会議の時間でもないしね。

 

 

pipipi…pipipi…

 

 

ペトラ『どちら様?あらシルヴィアじゃない。どうしたの?今は八幡くんとお泊りデート旅行じゃなかったかしら?』

 

シルヴィア「はい。そうなんですけど、ライブの事を聞きに来ようと思いまして。勿論此処に来ることは了承してますので、入ってもいいですか?」

 

ペトラ『えぇ、構わないわよ。入りなさい。』

 

 

OPENボタンを押したのか、カチャッて音がした。

 

 

シルヴィア「じゃあ入ろっか。」

 

2人「おう(えぇ)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人「………………」

 

トゥーリア「うぅ………」

 

 

えぇっとぉ………なんでトゥーリアが?しかも後の4人は何処!?正座してるのトゥーリアだけってなんか初めて見たなぁ……本当に何があったの?

 

 

ペトラ「2人は初めてだったわね。久しぶりね八幡くん。10月の千葉ライブ以来かしら?それに、貴女は初めましてかしら?【孤毒の魔女】さん?」

 

八幡「お久しぶりですペトラさん。元気そうで何よりです。」

 

オーフェリア「………はじめまして、レヴォルフ黒学院生徒会長のオーフェリア・ランドルーフェンです。当学院の序列1位でもあります。」

 

 

………オーフェリアさんって敬語使えたんだ。なんか意外……

 

 

ペトラ「よろしく。それでライブの事だったわね。そうね、どこから話そうかしら?」

 

シルヴィア「その前に、1つ聞いてもいいですか?」

 

ペトラ「何かしら?」

 

シルヴィア「何でトゥーリアが正座させられているんですか?」

 

 

これ最もな疑問だよね?確かに私はさっきお仕置き(30分模擬戦コース)したけど、その後は一緒にお昼を食べて別れたよね?

 

 

ペトラ「あぁ……それはね、八幡くんに対する暴言を言っていたからよ。『男のクセにこの学園に来てんじゃねぇよ。』とか『歌が上手いからって』とか他にもあるのだけど、兎に角八幡くんの暴言を言っていたから正座させているわけよ。幾ら何でも他学園の生徒の暴言を、しかも交流のある人への暴言を無視なんて私には出来ないもの。まぁ八幡くんとは、交流の一言では済まないくらいお世話になっているけれどね。」

 

シルヴィア「そうだったんですか………どうせなら、暴言の数だけ石畳お膝の上に置かせましょうよ。」

 

トゥーリア「待って!!?それはシャレにならないから!!?さっきの模擬戦でもヤバかったのにこれ以上は死んじゃうって!!」

 

八幡「俺は別に気にしてないんで、そこまでしなくていいですよ。後で言った数だけ模擬戦すればいい話ですし。」

 

 

……八幡くん、それ今私が提案したのよりずっと怖いよ。

 

 

八幡「まぁ冗談はさておき、ライブの話を進めて下さい。俺たちは待ってますので。」

 

ペトラ「あら、貴方にも関係のある話だとは思わないの?」

 

八幡「それならシルヴィが予めに相談に来てると思うので、それが無いってことは俺はお呼びでないってことなんでしょう?」

 

ペトラ「……ふふっ、随分とお互いのことが分かってるのね。えぇ、今回は貴方への依頼はないわ。場所は六花外の海外だもの。貴方の出した条件を達成してないから無理って事よ。」

 

ペトラ「じゃあシルヴィア、話を進めましょう。」

 

 

それから30分くらいは私とペトラさんのライブの話だった。その間の他の皆は雑談をしていたんだけど、トゥーリアだけは正座していた。流石にもう許してあげたらどうですか?ペトラさん。

 

 

ペトラ「……まぁ次のライブはこんな感じね。ツアーじゃないから帰りは早いけど、あまり部屋で八幡くん八幡くんって言わないでよ?」

 

シルヴィア「い、言いませんよ!大体そんなに言ってた覚えはありません!」

 

ペトラ「自覚がないって怖いわね……貴女そうは言ってるけど、《鳳凰星武祭》が始まる前までは本当に念仏のように唱えてたのよ?」

 

シルヴィア「えっ!?」

 

 

う、嘘っ!?私そんなに八幡くんって連呼してたの!?うぅ〜恥ずかしいよぉ〜///

 

 

八幡「そうだったのか……だが俺も一緒に行くわけにもいかないからな……」

 

シルヴィア「だ、大丈夫だよ!今度はそう言う風にならないようにするから!」

 

ペトラ「具体的には?私が思う限り、その方法って八幡くんが一緒にいることだと思うのだけど?」

 

シルヴィア「…………思いつきませんでした。」

 

ペトラ「はぁ……まぁ頑張りなさい。期待はしてないけど、応援はするわ。」

 

 

………はい、頑張ります。

 

 

 

 

後日談。そのライブを行っている期間、ずっと八幡の事を連呼していたと、シルヴィアと仲の良いスタッフは証言していた。

 

 

 

 

 




これは自分の後日談なのですが、今期のアニメに《ウマ娘プリティダービー》があるのですが、その中のキャラクターであるサイレンススズカ(高野麻里佳さん)の曲と怪我の後に復活してくれた事が本当に泣けました(;_;)

競馬に興味のある方なら、この気持ち凄く分かると思います。だって……ネタバレになるのでこれ以上は言わないでおきましょう。

もし気になる方は、Wikipediaで調べるかYouTubeで『サイレンススズカ〜稀代の逃亡者』と検索すれば生涯走ったレースが出てきます。

長々と失礼しました。

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