学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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新たな才能

 

 

八幡side

 

 

はい、6日目の朝……ではなく、カラオケ店に俺達は来ています。時刻は朝の10時キッカリ。ドリンクバーでフリータイムのコースにして俺達はカラオケルームの中へと入って今に至る。

 

 

シルヴィア「さて、じゃあ歌っていこうか!八幡君は歌う曲は決めてあるよね?オーフェリアさんのは私が決めたから大丈夫だとして……」

 

八幡「あぁ、決めてあるから大丈夫だ。」

 

シルヴィア「なら良し!じゃあ先ずは私から歌おうかな。昨日は何にしようか悩んだけど、この曲にするって決めた途端、もう他の曲は考えられなくなっちゃった。」

 

オーフェリア「………どんな曲なのかしら?」

 

シルヴィア「《自主規制》って曲だよ。八幡君も聞いた事くらいはあるでしょ?」

 

八幡「あぁ、確かに良い選曲だな。依頼内容の曲調は《なるべく大人しめ》の曲だったからな。これくらいなら大丈夫だろう。」

 

 

ライブなら思いっきり激しい曲に出来たんだが、今回はパーティだ。下手にデカい機材なんて使わなくても歌は聞こえるだろうし、使ったら使ったで煩そうだしな。

 

 

シルヴィア「八幡君は?なんの曲にしたの?」

 

八幡「俺は《自主規制》にした。この曲もある意味では俺の今と過去を振り返っているような曲だな。シルヴィはどう思う?」

 

シルヴィア「私は問題無いよ。けど八幡君って狙ってやってるわけじゃないよね?」

 

八幡「そんなわけ無いだろ。何度か再生して良かった曲を選んだだけだ。」

 

 

それ以外に何をどう狙うってんだ?

 

 

八幡「それでシルヴィ、オーフェリアの歌う曲は?変なのにしてないよな?」

 

シルヴィア「まさか!だってオーファリアさんと一緒に選んだんだから!それに、オーフェリアさんが最近聞いてる曲なんだから変なのでは無いよ!《自主規制》って曲!八幡君知ってる?」

 

八幡「………良いチョイスなのは確かだが、なんか俺が選んだ理由と被ってたりしてないか?そんな気がするんだが?」

 

シルヴィア「もしかしたらそうかもね。でも、その時はそんな事知らないからね?オーフェリアさんに合ってるなぁって思って選んだだけであって他意は無いからね!」

 

 

いや、そこは別に疑ってないから。

 

 

シルヴィア「じゃあ私から歌うから2人共聞いててね!」

 

 

ーーー5分半ーーー

 

 

シルヴィア・リューネハイム

 

曲:《自主規制》

 

得点:93.457点

 

 

感想:曲に合った歌声で歌えてますね!これならプロ顔負けの腕前でもおかしくありませんね!後は声量や高低音の微調整をすればもっと良くなりますよ!

 

 

オーフェリア「………流石と言うべきの腕前ね、90点超えなんて凄いわ。」

 

八幡「あぁ……流石はプロだな。とても真似出来ん。」

 

シルヴィア「もう〜八幡君!そんな事言って八幡君だってプロ顔負けの歌唱力持ってるくせに!じゃあ次は八幡君が歌ってよ!」

 

八幡「………次はオーフェリアじゃなかったのか?」

 

シルヴィア「八幡君が変な事を言うからです!罰として先に歌うように!」

 

八幡「分かったよ……演奏中止にして、このままだな。もう入れちまってるしな。んじゃ、歌いますか。」

 

 

ーーー4分40秒ーーー

 

 

比企谷八幡

 

曲:《自主規制》

 

得点:92.933点

 

 

感想:曲に合った歌声で歌えてますね!これならプロ顔負けの腕前でもおかしくありませんね!後は声量や高低音の微調整をすればもっと良くなりますよ!

 

 

シルヴィア「ほらぁ!八幡君だってプロ顔負けの腕前だってコンピューターが言ってるよ!」

 

オーフェリア「………八幡の裏切り者。」

 

八幡「いや、そんな事言われてもな……第一オーフェリアが歌ってみない限り、裏切りかどうかなんて分からんだろ。」

 

シルヴィア「それじゃあ最後はオーフェリアさんだね!今日の1発目はどんな数字が出てくるのかなぁ?」

 

八幡「……言い方やらしいぞ?」

 

オーフェリア「………期待はしないでちょうだい。」

 

 

ーーー4分50秒ーーー

 

 

オーフェリア・ランドルーフェン

 

曲:《自主規制》

 

得点:96.259点

 

 

感想:貴女の感情が直に伝わる綺麗な歌声でした!声量、高低音、リズム、どれも抜群でした!残すはロングトーンを極めればもっと良くなるでしょう!

 

 

シルヴィア「………オーフェリアさんの裏切り者っ!」

 

八幡「マジか……初めてで96点も出すのかよ。」

 

オーフェリア「………自分なりに歌ってみたのだけど、どうかしら?」

 

シルヴィア「ねぇオーフェリアさん、世界で歌ってみる気は無い?今の歌声なら充分通じるからさ。」

 

オーフェリア「………やめてちょうだい、アイドルなんて私には向いてないわ。」

 

シルヴィア「そんな事言わないでさ〜、ちょっとだけ!ちょっとだけだから!」

 

八幡「やめんか。」ビシッ!

 

シルヴィア「あうっ!?何するのさ〜!」

 

八幡「な〜にがちょっとだけだ、思いっきりやらせる気満々じゃねぇか。」

 

シルヴィア「い、いやぁ〜……テヘッ。」

 

 

全くコイツは………

 

 

八幡「だが凄いの事実だな。これなら心配は要らないな。あと何回か歌ったらもう出るか。」

 

2人「うん(………えぇ)。」

 

 

その後も俺達は90点以下を取る事も無く歌えた。

 

因みに個人の最高成績はというと……

 

 

俺が94.719点、シルヴィが95.358点そしてオーフェリアが97.506点のプロ相手に2点以上も差をつけての勝利だった。

 

 

 





オーフェリア………マジ?

オーフェリア「………よく聞いていたからかしら?歌の特徴がよく分かってたから上手く歌えたわ。」

シルヴィア「いやいや!上手く歌えたのレベルじゃ無いからね!?私が超えた!って思ったら次にはそれ超えてくるし、もう私の立場が無いよ〜!」

オーフェリア「………ごめんなさい。」

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