シルヴィアside
皆さん、おはようございます。シルヴィア・リューネハイムです!こうして朝早くに挨拶するのは久し振りかな?さて、今日は八幡くんやオーフェリアさんよりも早く起きることができたから、2人の寝顔を見ながら朝の余韻を楽しもうかな。
それにしても、こうやって八幡くんの寝顔を見てみたら、意外と可愛らしいんだよねぇ………普段は凄くカッコいいのに。オーフェリアさんも起きている時と印象が大分違う。起きている時は少し近寄りがたい雰囲気(私や八幡くんには出してないからね!)を出してるけど、寝ている時は小動物を思わせるように、丸まりながら眠っている。
こうやって見ると2人ってなんか親子みたいだなぁ………はっ!ダメダメ!!その設定だったらオーフェリアさんは私と八幡くんの娘ってことになっちゃうよ!?それはダメ!オーフェリアさんのポジションは………八幡くんが大好き(兄的な存在として)な近所の学生!うんっ!そのポジションにしよう!
シルヴィア「それにしても……1人って何だか暇だなぁ。八幡くんって毎朝こんな感じに過ごしてたのかな?だとしたらなんか悪いことしちゃったかな。」
オーフェリア「………ん……」
シルヴィア「あーあー、早く起きないかなぁ。」
オーフェリア「………おはよう、シルヴィア。」
シルヴィア「うわぁっ!?ってオーフェリアさんか……脅かさないでよ〜。」
オーフェリア「………脅かすも何も今起きたのだけど。」
シルヴィア「え?そうなの?」
オーフェリア「………それよりも、八幡はまだ寝ているようね。」
シルヴィア「うん、そうみたい。逆に言うと私たちが早起きし過ぎたって事でもあるけどね。」
そう、今の時刻は朝の5時半。明らかに早い時間帯に起きてしまった。
シルヴィア「起きるのもなんか勿体無いから、ここは八幡くんを堪能してよっか。」
オーフェリア「………そうね、その方がいいわ。」
………オーフェリアさん、なんか嬉しそうだなぁ。
ーーー30分後ーーー
八幡「んーー……んんぅ〜…あぁ〜……おぉ?起きてたのか、おはよう。」
シルヴィア「おはよっ、八幡くん。」
オーフェリア「………おはよう八幡。」
八幡「今日は俺が1番遅かったみたいだな。」
そういえば、今日は八幡くんで昨日がオーフェリアさん、その前が私の順だったっけ?
オーフェリア「………今日で終わりなのね。何だか寂しくなってしまうわね。」
八幡「そうだな……でも今生の別れってわけじゃないんだ。またこういう機会がないとも限らないだろ?」
オーフェリア「………そうね。私も来年の学園祭は星導館の射撃をやろうかしら。そうしたら、また3人で来られるわ。」
シルヴィア「エルナトが許可を出してくれればだけどね。でも、確かにそうなってくれるといいね。今回の旅行は凄く楽しかったし。」
八幡「じゃあ今日という日を楽しみに行こうぜ。まだ6時だからどこも開いてないが、ホテルの中くらいなら構わないだろう。」
シルヴィア「……そうだね。じゃあ空中庭園に行かない?私と八幡くんはこの旅行で行ってないし丁度いいと思うよ。オーフェリアさんもいるからお花の解説も聞けるだろうしね。」
オーフェリア「………任せてちょうだい。」
こうして、私たちの旅行最終日が始まったのでした!
本当はありえない話その31
『雨と雷』
オーフェリア「最近降るよねぇ〜……お外に行けないからつまんないよ〜。」
八幡「今日は雨のせいで収録もなくなっちまったからな、仕方ねぇだろ。」
オーフェリア「そうだけどさ〜、せめてシルヴィアさんがいてくれたらな〜って思わない?お兄さん。」
八幡「………まぁ違うって言ったら嘘になるな。」
オーフェリア「あ〜……」
ピカッ!…………ゴロゴロ
八幡「雷か……六花じゃ珍しいからな………そういやオーフェリアは苦手だったな。」
オーフェリア「うぅ〜……なんで雷も落ちるのさ〜。」
八幡「よっぽどお天道様がお怒りなんだろうよ。」
オーフェリア「何に対して?」
八幡「………なんだろうな?」
オーフェリア「もう!降るなら雨さんだけにしてよ!」
ゴロロロロオォォォン!!!
オーフェリア「キャアアァァァァ!!!!」
八幡「こりゃまたずいぶん近くに落ちたな……」
オーフェリア「ううぅ〜……お兄さぁ〜ん。」
八幡「あーあー分かったから泣くな。ほら、こっち来い。」
オーフェリア「うん……えへへ、あったかい♪」
久しぶりのオーフェリアちゃん登場のおまけ回でした!