学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

464 / 609
旅行の終わり

 

 

八幡side

 

 

メイド喫茶で執事とメイドの体験をしながら、ブランチを済ませた後、俺達はホテル・エルナトへと戻って帰る支度をしている。少し早い気もするがこの旅行を終えるという事だ。まだ遊びたいという気持ちは2人の中にはあるかもしれない。俺の中にも確かにその感情は確かにある。だが俺は今年の星武祭にも出場する為、そろそろ鍛錬を積まないといけない時期でもある。

 

チーム・ランスロットや他のチームに勝つ為には、チームの連携や個人の力量を強化する必要がある。俺も早く1週間の遅れを取り戻さなくてはならない。俺も学園に戻ったら、すぐ鍛錬をする予定だし。

 

 

シルヴィア『よしっ、私の荷造りは完了っ!オーフェリアさん、シャンプーとか洗顔とかは持った?』

 

オーフェリア『………えぇ、入れてあるわ。他に何があったかしら?』

 

シルヴィア『食材もあの日で全部使ったから無いし、服も入れた……もう無いかな?』

 

 

さて、女子達の荷造りは終わっているだろうか?

 

 

コンコンッ

 

 

八幡「こっちは済ませたぞ~。そっちはどうだ?」

 

シルヴィア『ごめ~ん、もうちょっと待ってて〜!』

 

 

……まぁ、女は準備に時間がかかるものだからな。気長に居間で待ちましょうか。

 

 

ーーー10分後ーーー

 

 

シルヴィア「ごめんごめん!遅くなっちゃった!」

 

オーフェリア「………ごめんなさい、待ったかしら?」

 

八幡「いや、大丈夫だ。ちょうど今後の鍛錬メニューを考え終えたところだったからな、時間もタイミングもバッチリだ。」

 

シルヴィア「そっか、それなら良かった♪」

 

オーフェリア「………大変なのね、メニューを考えていたなんて。」

 

八幡「まぁ1週間も界龍から離れて鍛錬を積んでないからな。それに日本には『一日の遅れは十日の遅れ』ってことわざがあってな、意味はそのままだ。1日無駄にした分は10日分も無駄にしているって事だ。今回はそのケースでは無いけどな。だって有意義な1週間だったし。」

 

オーフェリア「………でも1週間ではないと思うわ。界龍に行った時に私達に体術と小太刀術を教えてくれたじゃない。」

 

シルヴィア「そうだよ!あれだけでも自分が持ってる技の見直しにもなったんじゃないかな?」

 

八幡「アレを鍛錬と言っていいのかは分からんが、一応2人に教えはしたからな。それで良いのか?」

 

シ・オ「いいの(わ)!」

 

八幡「は、はい……」

 

 

まぁ2人がこう言ってるし、良しとするか。さて、帰る準備も整った事だし1階に降りてチェックアウトするか。

 

 

ーーーエルナト・受付前ーーー

 

 

八幡「すみません、チェックアウトお願いします。」

 

受付「はい、かしこまりました。比企谷様とリューネハイム様とランドルーフェン様ですね。今回は当ホテルのご利用ありがとうございました。それでは玄関先までお送り致します。」

 

 

やっぱホテルの人って律儀だよなぁ。そこまでしなくてもいいのに……

 

 

受付「ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「はぁ〜1週間の旅行も終わっちゃったね〜。」

 

八幡「そうだな。楽しい時間があっという間なのはどの国でも同じなのかもな。こうして終わってみると短く感じるな。」

 

オーフェリア「………そうね、私もこんなに楽しい日々は貴方と過ごした日以来だわ。今日の旅行もとても楽しかったわ。」

 

シルヴィア「さてと、私は家に帰るし、オーフェリアさんもレヴォルフの寮に帰ると思うけど、八幡君はどうするの?一旦家に帰るの?」

 

八幡「いや、このまま界龍に直行しようと思ってる。今日は夜のギリギリまで身体を動かしたい気分でな。」

 

シルヴィア「そっかぁ……じゃあ皆とはもう少ししたらお別れだね。」

 

オーフェリア「………でもすぐにまた会えると思うわ、道でバッタリとか。」

 

八幡「オーフェリアの事だから毎日スーパーの前で待ち伏せていたりしてな。」

 

オーフェリア「………私はそこまで暇な立場では無いわ。」

 

八幡「分かってるよ、冗談だ……さて、そろそろ分岐点だな。俺はこのまま界龍に戻る。だからシルヴィ、今日の晩飯は用意しなくて大丈夫だ。明後日からは家に帰るから心配するな。」

 

シルヴィア「……うん、待ってるね。」

 

八幡「っていう事で、1週間エルナトの旅はこれで終了だな、それじゃあ解散。」

 

オーフェリア「………さようなら八幡、シルヴィア。また会いましょう。」

 

シルヴィア「ばいばい、オーフェリアさん!」

 

 

オーフェリアは軽く口角を上げていた。その笑顔は儚げに見えたが、悲しみは感じは一切無かった。

 

 

八幡「じゃあ俺も行く、シルヴィも帰り道には気を付けろよ。」

 

シルヴィア「うん……八幡君。」

 

八幡「ん?」

 

 

チュッ

 

 

シルヴィア「いってらっしゃい。鍛錬頑張ってね♪」

 

八幡「……あぁ、行ってくる。」

 

シルヴィア「じゃあ明後日は家で美味しいご飯を作って待ってるからね、絶対に帰ってきてよ~!」

 

 

……さて、俺も鍛錬張り切りますか。きっと今頃界龍では、何処もかしこも生徒で溢れているだろうからな。鍛錬相手には困らないだろう。

 

 

 




エルナト編終了です!計59話!

この次は短編閑話にしたいと思ってます!本編はその後に持って行くつもりです!

ではっ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。