学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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一応3章最終話です。
ちょっとグダグダかもですが、どうぞ!


夢幻月影 爆誕!!

八幡side

 

 

陽乃「2人共、分かった!?」

 

八幡「………………はい。」(ズーン)

 

冬香「ですが、陽乃様も途中からやっていたではありませんか。」(ボソッ)

 

陽乃「なんか言ったかな?」

 

冬香「……正直に聞きます、どうでした?」

 

陽乃「ぶっちゃけ、かなりそそられた。あの八幡くんは超激レアだよ。此処に来る前はこんな事あり得なかったし。」(ウンウン)

 

冬香「写真か動画でも撮っておいた方が良かったですね。見た時はきっと微笑ましいって思うでしょうし。」(ニコニコ)

 

陽乃「あっ!それだよ!今度からはそうしよっか!うん!決定!」

 

虎峰「……説教をしていたのでは?……それに八幡なんて、未だにこの世の終わりみたいな顔をしてますよ。」(ズーン)

 

八幡「………あぁ、穴があったら埋まって土に還りたい。潜りたい。」

 

沈華「無理もありませんわ。普段の比企谷であれば、あり得ない光景でしたから。」

 

沈雲「それにセシリー師姉は、さっきまで夢と現実の境目にいましたからね。」

 

セシリー「そんなわけないでしょー。あたしはいたって普通だよ普通ー。」

 

虎峰「……はぁ、まぁいいです。それよりも八幡。3日間眠っていたわけですが、あれから色々ありました。」

 

虎峰「八幡さえよければ、知りたくはありませんか?無理にとは言いませんが。」

 

八幡「いや、聞いておく。あの試合の後だ、何もないわけがない。まぁ、大体予想はつくがな。」

 

 

むしろならない方がおかしいもんだ。

 

 

虎峰「では説明しますね。まずはあの後の事です。」

 

 

そこからは、虎峰が簡潔に教えてくれた。まぁこんな感じだな。

 

 

暁彗が負けるはずない。ズルでもしたんだろ!俺と決闘、ヒャッハー!

 

星露、アレマ、小苑に止められる。

 

派閥勧誘の過激or緩和化。

 

序列の昇格。外部にはまだ拡散しないらしい。何故かって?分かってたらそんなの苦労しません!ハチマンウソツカナイ。

 

二つ名の命名。

(まだ決まってないらしい。)

 

新派閥!?

 

非公式ファンクラブ!!?

 

 

虎峰「以上がこの3日間で起きたことの全てで……八幡?」

 

八幡「…………んだよ。」

 

虎峰「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「何なんだよ!?それは!?後の2つなんだ!?新派閥?ファンクラブ?八幡そんなの知りませんよ!?」

 

沈雲「当たり前じゃないか。君は今まで寝ていたのだから。」

 

八幡「新派閥は置いておこう。何だファンって!?俺にファンなんて世界がひっくり返ってもあり得んぞ!!」

 

セシリー「そこまで言わなくてもいいんじゃないー。悪い事じゃないし。」

 

八幡「いや、そんなのがいたら俺の平穏な学院生活が送れなくなる!」

 

冬香「暁彗と試合をしている時点で、平穏はないと思いますが……」

 

八幡「あぁ………やだよ。何だよファンクラブって。ただの人の寄せ集めじゃねえか。誰だそんなもん作ったのは。」

 

冬香「酷いことを言いますね。八幡さんの実力を認めたからではないですか。そんな言い方をしてはいけませんよ。」

 

八幡「好きでやったわけじゃないですよ……なんていうか、勝てないって言われてカチーンってきただけであって、他意なんてありませんよ。」

 

陽乃「私はその場に居なかったから分かんないけど、凄かったんだって?八幡くんの星辰力とか迫力とか。」

 

虎峰「えぇ、殺されそうでした。」

 

 

ちょっと?殺されそうってどういうこと?俺ってそんなにヤバイ雰囲気だったの?

 

 

冬香「確かにそんな雰囲気はありましたね。全員に殺気立っていました。」

 

セシリー「あの場には、『ホントー』に『ものすごーく』居づらかったなー。」

 

沈華「えぇ、全くですわね。」

 

 

俺ってそんなことしたの?

 

 

八幡「わ、悪かったよ……俺もそこまでやったなんて覚えてねぇんだよ。そ、それで、新派閥ってのは何なんだ?よく分からんのだが。」

 

虎峰「話を逸らしましたね。僕には面を向かってあんなこと言ったのに。」

 

八幡「だから悪かったって。今度鍛錬一緒にやってやるから。」

 

虎峰「……分かりました。派閥の事ですが、これはまだ噂段階ですね。」

 

八幡「何だよ……脅かすなよ。」

 

セシリー「虎峰も人が悪いねー。」

 

 

pipipi…pipipi…

 

 

虎峰「ん?師父から?はい、師父。どうかなされましたか?師父が通信なんて珍しい。」

 

星露『うむ。お主だけにでも伝えておこうと思うてな。八幡の事でじゃ。』

 

虎峰「八幡の?何かあったのですか?」

 

星露『なに、八幡の二つ名が決まったのでな。お主だけにでもと思うてな。』

 

虎峰「二つ名が決まったのですか?」

 

星露『うむ!良い名になったぞ!』

 

 

八幡以外「気になります!」

 

星露『うおっ!?お主らいたのかえ?』

 

陽乃「そんなのはいいから早く教えてよ〜!私気になる〜!」

 

冬香「気にならないと言えば嘘になりますね。是非お教え下さい、師父。」

 

星露『うむ!では言おう!ズバリ!』

 

八幡以外「ズバリ……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星露『【夢幻月影(むげんげつえい)】じゃ!』

 

星露『彼奴の技は、幻術・陰陽術に長けておる。そして極め付けは最後の技じゃ!あれには妾も驚いたぞ!そこから取ったのじゃ!どうじゃ?ぴったりだと思うがの?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽乃「良い………良いよ!星露ー!むしろ八幡くんにしか似合わないくらい似合い過ぎてるよー!」

 

虎峰「はい!僕も賛成です!八幡の二つ名はそれが良いと思います!」

 

沈華「私達も依存ありませんわ。そうでしょう?沈雲?」

 

沈雲「うん。僕も賛成だよ。」

 

セシリー「流石師父ですよねー。何ていうか、語呂が合ってますよねー。」

 

冬香「そうですね、八幡さんに良くお似合いです。私も賛成いたします。」

 

 

はぁ、どうせ言っても拒否権なんてないだろうし別にいいか。それに……

 

 

なんか………いいモンだな。こんな風に認められるってのも。

 

なんか眠くなって来たな……飯もいっぱい食ったしな……もう一眠りするか…………

 

 

虎峰「八幡はどう思い……って、寝てますね。こんな短時間に。」

 

冬香「仕方ないのでは?夜中起きた他にも、まだ回復し切ってないのでしょう。ここは安静にさせてあげましょう。」

 

星露『何じゃ?八幡が起きておったのか?残念じゃのう。話したかったのじゃが。』

 

虎峰「申し訳ありませんが師父、それはまた別の機会に……」

 

星露『分かっておる。これを伝えるだけじゃったからの。話なぞいつでも出来る。』

 

虎峰「はい、では。」

 

星露『うむ。主らも八幡に負けず、精進することじゃな。」

 

 

 

そうして通信が切れた。

 

 

陽乃「さてと、八幡くんも大丈夫みたいだしそろそろ行こうか。」

 

冬香「そうですね。もうお暇するとしましょう。鍛錬もしたいですし。」

 

セシリー「名残惜しいけど、学校でも会えるしねー。」

 

沈雲「それでは、行くとしましょうか。」

 

 

全員が出口に向かって歩き、退室した。

 

 

 

 

虎峰「早く良くなってくださいね八幡。また一緒に鍛錬したいですから。」

 

セシリー「虎峰ー、置いてくよー。」

 

虎峰「はい!今行きます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「俺も幸せ者になったもんだな。」(ツー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして新たな界龍第七学院の新序列2位、【夢幻月影】の比企谷八幡が誕生した。

 

 

 

 

 

 

 




一応これで終了です。
この次は、閑話に入ります。
ネタ考えないとなー。

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