学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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ついに新章!!その名も………見ればわかりますよね。

物語も後半ですが、《王竜星武祭》の前にもう1つ章を加えました。

では、どうぞ!


第9章 継承
※動く月影


 

 

八幡side

 

 

………年が変わってもう半年、後半年もない内にシーズン最後の星武祭、《王竜星武祭》がある。今のところ、誰が出るかどうのこうのはないが、俺としてはこのままでは終わりたくない。何せ、あまりカッコがつかないからだ。俺自身、この六花に来た目的は、自分の力がどこまで通じるのか、って奴だった。

 

ならば、もうそろそろあの最強に挑んでもいいのではないか?《王竜星武祭》をやるからには、奴を倒してからにしたい。

 

 

シルヴィア「八幡くん、どうしたの?なんだか思い詰めてるようだけど?」

 

八幡「………なぁシルヴィ、今の俺が《王竜星武祭》に出たらどう思う?」

 

シルヴィア「え?……うーん、私も出るから細かいことは言えないけど、やっぱり圧勝かなぁ。決勝はどうなるか分からないけど。でもどうして?」

 

八幡「いや……そろそろ自分の殻を破りたいと思ってな。界龍でもこれが定着してきてる。」

 

シルヴィア「うーん……話が見えないなぁ。」

 

八幡「3代目に……星露に挑もうと思ってる。」

 

シルヴィア「え………えぇ!?」

 

 

まぁこれが当然の反応だろう。星露が持っている2つ名は【万有天羅】だ。この称号を持った者は、例え統合企業財体だとしても自由を妨げてはならないとまで言われている程だ。そんな相手に挑むと言うのだ、驚かずにはいられないだろう。

 

 

シルヴィア「ど、どうしたの急に?星露に挑むだなんて……なんて呼ばれてるかは分かってるでしょ?それに実力だって………」

 

八幡「あぁ、俺もあいつの愚痴やら暇潰しやらに付き合わされて稽古してるから分かってる。手加減してあれだけの威力の拳と蹴りを放ってくるんだ、本気だったら間違いなく吹っ飛ばされてる。だが、今の俺のままで《王竜星武祭》は出たくないと思ってな。」

 

シルヴィア「……もしかして、序列1位で出たいって事?」

 

八幡「……自己満足だけどな。だが、どうせ最後を飾るのなら、最後は1番でいたい。言っちゃあなんだが、いつまでもあんなチビの下に居たくないからな。それに、どこまでやれるか、まだ試してないからな。それが俺のここに来た目的でもある。」

 

 

そう、これは自己満足。俺が序列1位を獲りたいだけだ。相手が強大なのも分かってる。それを承知の上で挑みたいんだ。無謀、無茶、無理、そんなことは分かってる。だが、絶対ではない。例え1%だとしても勝機はある。

 

 

シルヴィア「……そっか。うん、わかった。なら私も止めないよ。でも、いきなり挑むの?」

 

八幡「いや、最初はアレマさんに頼もうと思ってる。あの人も星露が来る前までは序列1位だった人だ、実力は充分にある。その後に小苑さんに少し手合わせをお願いする。それから星露と戦う予定だ。」

 

シルヴィア「それ大丈夫なの?八幡くん怪我した状態で星露に挑むつもりなの?」

 

八幡「いや、そこはちゃんとした奴に治療を頼む予定だ。ちょうどその知り合いがいるしな。」

 

シルヴィア「……私も治療出来たらなぁ。そうしたら八幡くんの力になれるのに。」

 

八幡「シルヴィは疲れが吹っ飛ぶような晩飯でも作ってくれ。それだけで俺は充分だ。」

 

シルヴィア「うーん……じゃあ、マッサージするよ!後はお風呂で背中流したり、疲れが早く取れる方法も調べてみるよ!」

 

八幡「……すまないな、俺のために。」

 

シルヴィア「それは言わないの!支え合っての私たち、でしょ?」

 

 

………そうだったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





もしも最初がこんなだったら?その1

『キス』







シルヴィア「………///」

八幡「………///」

シルヴィア「あ、あの……」

八幡「お、おう……」

シルヴィア「わ、わわわ私、トトトイレ行ってくるね!!」

八幡「あっ、おい!」


ドンッ


シルヴィア「え?」

八幡「ちょっ……んっ」

シルヴィア「……んっ!?」

2人「〜〜!!?/////////」


シルヴィアが席を立ってトイレに行こうとした瞬間、ソファの角に足をぶつけてバランスを崩し、そのまま八幡の方へと倒れていったのだが、そのままキスをする形になってしまったのだ。


シルヴィア「んんっ!んんんっ!!///////」

八幡「ん!んんっ!?/////」


八幡(ダメだ、力が入らねぇ!せめてこのテーブルに手をつけれれば!)


ニュルッ


シルヴィア「〜〜!!?////////」

八幡〜!!?/////」


力を入れたと同時に八幡は少し口を開いたせいで、シルヴィアの舌が八幡の口の中へと侵入し、偶然的な奇跡で舌と舌が重なった。


シルヴィア「んんっ!んんぅ……んむぅ……」

八幡(ヤ、ヤバイ。なんか段々……)


2人はいつの間にかお互いに求めるようになっていた。


そして濃厚なキスから2分後………


シルヴィア「んんっ……ちゅっ…くちゅっ……ぱぁ……はぁ……はぁ……/////」

八幡「はぁ……はぁ……/////」

シルヴィア「………凄いキス、しちゃったね/////」

八幡「……責任は取る。」

シルヴィア「………じゃあ、私と付き合って下さい。それが罪滅ぼしです。それから、私を幸せにする事が条件です。」

八幡「………分かった。」


一応自分の作った作品の『それでも……』を題材に作りました。もしもこんなかんじだったら……って考えながら書きました。

あくまで考えながらですので、そんなに出来は良くないですけどね。


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