学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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この前は界龍でしたが、今回は………




八幡のいない夕飯

 

 

シルヴィアside

 

 

うぅ〜……八幡君成分が足りないよぉ〜!もう3日も八幡君に会ってないよぉ〜!いくら修行だからって小苑さんは厳し過ぎるよ!1週間の間、私との触れ合いの一切を禁止するって酷過ぎるよっ!

 

 

ペトラ「それで私の所に来て、一緒に食事をしているってわけ?私からしてみれば、イチャイチャ夫婦もどきが漸く2人きりの生活を一時的にではあるけど、中断してくれたって感じなのだけど?」

 

シルヴィア「あぁ〜!?ペトラさん酷いなぁ!そんな事を言うんだったら、ペトラさんの家に押しかけて見せつけてやるんだから!」

 

ペトラ「……本当にやりそうだから謝っておくわね、ごめんなさい。」

 

 

全くもうっ!

 

 

ペトラ「それにしても、貴女って八幡君が居ないと本当に暇人なのね。前まではあんなに作曲とかしてたのに……今はしていないの?」

 

シルヴィア「今でもしてるよ。でも八幡君と居る時間の方が大切だから時間がある時にしかやってないんだ。例えば……八幡君が家に帰ってくるまでの間とかね。」

 

ペトラ「はぁ……本当に通じ合ってるのね。流石は六花一のベストカップル兼ラブ新婚夫婦ね……これ以上は何が足りないのかしら?」

 

シルヴィア「ねぇペトラさん、なんか変な捏造してない?」

 

ペトラ「気のせいよ。それにそうだったとしても事実じゃない、何処に嘘があるの?」

 

シルヴィア「……それもそうだね。」

 

 

うん、間違ってるのは《新婚夫婦》ってところだけだよね。だって私と八幡君、まだ結婚してないし。

 

 

ペトラ「それにしても、昔はあんなに純情だった貴女が、もう照れ隠し1つすらしないなんて……時が流れるのは早いわねぇ。前まではあんなに顔を真っ赤にしていたのに。」

 

シルヴィア「おばあちゃんみたいな事言わないでよ。まだ3年だよ?」

 

ペトラ「その3年で貴女は真っ赤になる事を忘れているのよ、あの頃が懐かしいわ。あんなに可愛かった高等部1年の子が、今じゃ大学部1年の六花最強の婚約者持ちなんだものね。」

 

シルヴィア「……その言い方、なんか嫌味にしか聞こえないよ?」

 

ペトラ「シルヴィア、1日だけ八幡君を貸してくれないかしら?」

 

シルヴィア「ダメに決まってます~。八幡君は私だけのものなんですし、私も八幡君だけのものなんですから~。」

 

 

ペトラ(その八幡君が今、修行で取られているのによくそんな事が言えるものね。けどこれを言ったらまたさっきみたいにあれこれ言われると思うし、黙っておきましょう。)

 

 

シルヴィア「あ~ぁ~……八幡君、今頃何してるのかなぁ?修行終わってご飯食べてお風呂入ってる頃かなぁ?うぅ……私が八幡君の晩御飯作ったり、お背中流したかったのにぃ〜………」

 

ペトラ「貴女、本当に重症ね……本当にバカップルじゃない。見ている私の方が恥ずかしくなってくるわ。」

 

シルヴィア「ペトラさんも大好きな人が出来たらこんな感じになりますよ〜。自分の出来る限りで好きな人の心労を癒す、きっとペトラさんにも分かりますよ。」

 

ペトラ「……私の場合、もし好きな人が出来たとしても、私は貴女のようにはならないと思うわ。」

 

 

何だろう、心なしかバカにされたような気がする………

 

まぁそんなこんなで八幡君の事や私の事、ペトラさんの事で話を弾ませながら私達の夕飯は続いた。

 

 

シルヴィア「でもさ、やっぱり会えないようにするのはどうかと思うんだよね。修行に関係あるのかな?」

 

ペトラ「それだけ集中させたいって事でしょう?私も貴女にそういう風にさせた事あるから、小苑さんの言っている事はよく分かるわ。」

 

シルヴィア「う~ん、私には分からないなぁ。子供を持てば分かるかなぁ?」

 

ペトラ「そうねぇ……きっと分かると思うわよ。時には心を鬼にしないといけない時があるから。これなら貴女でも分かるでしょう?」

 

シルヴィア「あぁ〜それなら分かる。ペトラさん偶に凄く怒る時あるよね、私にじゃないけど。」

 

 

ペトラさんが怒る相手とは、ルサールカの面々である。マフレナちゃんは唯一の常識人だからそんな事はしないけど、前は私のスキャンダルとかを狙って動いていたのをペトラさんに押さえられて2時間正座させられながら説教されていたっけなぁ。

 

今更だけど、あの時のルサールカって本当に怖いもの知らずだったよねぇ。ペトラさんにあれだけ言われても続けるんだもの。今はしてこないけど、もし八幡君をバカにしたら………フフフ。

 

 

ペトラ「シルヴィア、何を考えているのか分からないけど、その黒い何かをしまってもらえないかしら?」

 

シルヴィア「え、何の事?」

 

 

ペトラ(無自覚で出していたの?ちょっと怖いわよ貴女……)

 

 

ペトラ「何でもないわ。けどそうね……早く八幡君に会えると良いわね。」

 

シルヴィア「残りの4日も早く過ぎないかなぁ~……こういう時に限って時間が過ぎるのって遅いんだよねぇ~……楽しい時間はあっという間だけど、苦しい時間は長いよね~。ペトラさんもそう思わない?」

 

ペトラ「そうね、それに関しては同意するわ。(まぁ、事実だものね。)」

 

 

 

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