オファーがあったので書いてみることにしました。
オーフェリアside
………近頃は生徒会の仕事や街で暴れている生徒、違反している生徒、悪巧みをしている組織、他にもあるけど、ウチの学院の生徒の動きが全く無いから仕事が全くないわ。いえ、良い事なのだけど、前はもっと忙しかったのにどうしたものかと思ってしまうわ。これもゾッポのおかげかしらね。
………今年のイベントといえば《王竜星武祭》だけど、私は出場しない。もう出る意味がないもの。それに星武祭以外で何かあるといったら、特に何も思いつかない。学園祭も少し前に終わったばかり。今後は違反する生徒を懲罰房に入れる作業が増えるかと思ったのだけど、誰もいなかったわ。不自然なくらい誰も動かなかった。
オーフェリア「………生徒の動きがなさ過ぎて少し気持ち悪いわね。」
イレーネ「ンなこと言うなよ。良い事じゃねーか、こっちの仕事が無くなるんだからよ。」
プリシラ「確かにそうだけど……お姉ちゃん、パトロールサボってないよね?」
イレーネ「何でそこであたしがサボるって事になるんだよ!?ってゆーか、奴らが動きを見せねぇ理由なんてもう分かりきってんだろ。」
ころな「え?分かるんですか?」
イレーネ「いや、間近で見てんのに分からねーのかよ。オーフェリアの純星煌式武装に決まってんだろ。あれはあたしでもえげつねぇって思ったぞ。」
オーフェリア「………そうかしら?」
イレーネ「当たり前だ!切った箇所を凍結する能力なのに、お前は何回も切りつけやがって!そのせいであいつ、恐怖症になっちまって冷たいもんとか飲んだり食ったりするの怖くなっちまってるんだぞ!?」
………それは少し悪い事をしたわね。この時期冷たいものを飲めないのは辛いわよね。でも、貴方も悪いのよ?
イレーネ「ったく、こうなるならあたしの【覇潰の血鎌】で潰した方がよっぽど良かったんじゃねぇか?」
ころな「で、でも確かにあれを見るとイレーネさんの方が優しく見えます。」
イレーネ「だろう!オーフェリア、そいつはもしもの時に使え。序列外の奴らにやったら恐怖を植え付けちまうからな。」
オーフェリア「………分かったわ。」
予想以上に怖がられているみたいね。ヒドイわ、この子の性格は八幡のように凄く優しいのに。
オーフェリア「………そういえばイレーネ、貴方は今年の《王竜星武祭》には参加するの?」
イレーネ「《王竜星武祭》?いーや、参加しねぇぜ?だってよ、比企谷が出るんだろ?《鳳凰星武祭》《獅鷲星武祭》であんだけ見せつけられたら、勝てる気がしねぇっつの。つーか今年の星武祭出る奴いんのか?オーフェリアは出ねぇって聞いてるからな……クインヴェールの【戦律の魔女】くらいか?」
プリシラ「シルヴィアさんが?でも最後だからね、出るのかなぁ?」
イレーネ「分かんねぇけどよ、あのラブラブの2人の事だ、戦闘中にも関わらずキスとかするんじゃねーか!?それもディープな!」
プリシラ「お、お姉ちゃん!幾ら何でも2人がそんな公衆の面前で「………いえ、あり得るわ。」………オーフェリアさん?」
ころな「会長?」
オーフェリア「………あの2人ならやりかねないわ。試合中にはしないと思うけど、終わった後に見せつけるようにすると思うわ。」
イレーネ「……あんたが言うと冗談に聞こえねぇんだよなぁ……もし本当になっちまったらどうすんだよ?」
オーフェリア「………その時はその時よ。」
イレーネ「こいつ、予見したはいいが、責任押し付けやがったぞ。」
プリシラ/ころな「あはは……」
八幡とシルヴィア、元気にしているかしら?学園祭以来会ってないけれど、次はいつ会えるかしら?出来れば早いうちに会いたいわね。
仕事で忙しかった事もあってか、1話1話短いですが、早めに持っていこうと思っていますので、ご了承下さい。