八幡side
さて、ただ調味料と肉の買い物をするだけだったんだが、いつの間にか両手にはそれなりに量が入ったビニールが握られていた。買った………というよりも、貰った食材はというと………
・塩胡椒、砂糖、ケチャップなどの調味料
・希少部位のお肉詰め合わせ(おっちゃん曰く近々処分する予定だったもの……らしい。ちなみに牛。)
・おばちゃん曰く1週間後に処分する予定だった野菜と果物……らしい。
・パン。何の偏見もないパン。でも昼焼いた焼きたてみたいだ。
かなり貰っちまってるな……いや、ありがたい事なんだが、大丈夫か?特に肉屋のおっちゃん。
シルヴィア「よいしょっと。ふぅ〜……随分たくさんもらっちゃったね。」
八幡「あぁ。これで作れる範囲は広がったが、何作ろうか迷うな。」
シルヴィア「ここはやっぱりカツ丼かな?」
八幡「受験に勝つじゃあるまいし、無難なのはやめとこうぜ。それに俺達2人がカツ食ったとしたら、片方は大丈夫だが、片方はアウトだろ。」
シルヴィア「あっ、確かに。うん、やめておこっか。じゃあ何作ろう?」
それなんだよなぁ……こんだけあると何作ろうかって悩むんだよなぁ。しかも肉も肉で希少部位だから易々と手を付けられないのが困るんだよ。いやぁ……どうするか。
シルヴィア「ねぇ、もう普通にしない?その方が手間もかからないし、考えなくても済むしね。どう?そうしない?」
八幡「普通ねぇ………それが良いかもな。うし、じゃあやるか。シルヴィは何が良いと思う?俺はビーフシチューが良いと思うが……折角の牛肉と野菜なんだ、早速使わないか?」
シルヴィア「おぉ、良いね〜!そうしよっか!」
八幡「よし、んじゃ早速作ろうか。シルヴィはシチューを準備してくれ。俺は肉と野菜を切るから。」
シルヴィア「オッケー!」
ーーー1時間後ーーー
シルヴィア「うん、ジャガイモも良い感じに柔らかい。八幡君出来たよー。」
八幡「おう。こっちもパン切りそろえておいたぞ。じゃあ盛り付けて食べようか。」
その後、早速食べようとしたんだが、シチューは出来立てだったわけだ。分かってくれるよな?熱々だったんだよ!俺もシルヴィも同時に掛け声かけて食べたが、同時に水飲んだからな。そして同時に飲み込んで同時に水を置いた。ここまで息が合うとは思わなかった。
そして時間は過ぎて………
ワシャワシャ
シルヴィア「何処か痒いところは無い?」
八幡「あぁ、大丈夫だ。気持ち良い。」
シルヴィア「そう?ありがとう♪」
八幡「終わったら次は俺がやる、シャワーで流したら言ってくれ。」
シルヴィア「は~い。」
突然のバスタイムです。
多分疑問に思ってる人も居ると思うが、前と比べて慣れてるって思ってるだろ?そりゃ1週間に2〜3回一緒に入っていれば慣れるもんだ。流石に密着されたらヤバいけど。
シルヴィア「………八幡君。」
八幡「ん?」
シルヴィア「八幡君はさ、次のライブとか出たいって思った事ない?」
八幡「どうしたんだ急に?」
シルヴィア「ううん。別に何でもないんだけど、もう2年くらい八幡君とライブやってないんだなぁって思うとさ、一緒に歌いたいって気持ちが出てくるんだよね。カラオケじゃなくてライブで。」
八幡「ライブかぁ……確かにやってないな。やったといえばクインヴェールの疑似ライブ以来なんだよな。」
シルヴィア「それを含めたら八幡君は3回ライブやってるんだよね。最後に……というよりは、私のアイドル引退と同時に歌ってみる気は無いかなぁって思ってさ。」
アイドル引退にかぁ……なんか少し皮肉な気もするな。引退に俺も歌うって。いや、最後って意味ではいいのかも知らないが。俺もシルヴィ以外の奴とライブする気なんてないし。
八幡「気が乗ったら、って言ったらどうする?」
シルヴィア「それならそれでいいよ。その代わり、特等席で見てもらうことになるけどね。」
八幡「なんとなくそう言うとは思っていた。でもそうだな……シルヴィが正式な発表をするまでは良い曲を見つけておくとするか。」
シルヴィア「うん、判断はその時の八幡君に任せるから。」
八幡「変な答えだけはするなって未来の俺に言ってやりたいな。」
まぁ、するとは思わないが。
シルヴィア「ふふふっ♪あっ、八幡君シャワーかけるよ。」
八幡「おぉ~頼む。」
その後は俺がシルヴィの背中を流してから湯に浸かった。当たり前の事だが隣り合わせになっている。2人くらいなら余裕で入れる浴槽だから、これくらいは普通だ。まぁもう1人なんて事はないけどな。(過去に1度あったけとな。まぁ水着だからセーフだろう。)
ーーー21時前ーーー
八幡「………シルヴィ、今日は………」
シルヴィア「うん。私も君と同じだよ。」
俺はシルヴィと唇を重ねながらベッドへと倒れた。
シルヴィア「ん………んん………///」
八幡「………んん………///」
口を離せば、次はさらに濃厚な口付けを交わす。慣れた、というわけではないが、俺とシルヴィがこの状態でキスをする時は必ずこうなる。
シルヴィア「んんぅ……ちゅっ……ちゅう………んん……ちゅうぅ〜……ぷはぁ……/////」
八幡「はぁ……はぁ……シルヴィ///」
シルヴィア「八幡くん………キて。今日もそのままでいいから。君という存在を私にください。私はもういつでもいいから/////」
夏では紫のネグリジェを着ていたシルヴィだが、冬になると青色の長袖パジャマを着ている。そのパジャマのボタンを上から外して、下のパジャマも脱いだ。
そして俺もパジャマを脱いで、お互いに生まれた時の姿になりながら見つめ合っていた。
シルヴィア「……八幡君、今夜は君をいっぱい感じさせてね?」
八幡「………あぁ、勿論だ。思い切り行くからな?」
シルヴィア「うん。」
その夜、若いカップルの男女、美しく可愛らしい女性と逞しく雄々しい男性がベッドの上で1つになった。
2人共、弾けたって感じですね。