学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

554 / 609
※一足早い打ち上げ

 

 

ーーーーーー

 

 

八幡「それで、もうゲームは終わりか?俺としてはもう終わりであって欲しいんだが?」

 

シルヴィア「私はあるならやってもいいけど、あんな思いをするのはもうやだな……」

 

 

2人は先程のゲームのおかげですっかりやる気が萎えていた。それもその筈、1つ選択を間違えたら大変な事になっていたからだ。そんな気持ちになればやる気を失うには充分過ぎる程であった。

 

 

『ご安心ください!そのようなゲームはもうありません!!お付き合いしていただいた代わりといってはなんですが、第3【自助餐馆】にお越しください。粗品ではございますが、お詫びの品を用意させていただきました。』

 

 

八幡「お前、最初からそのつもりだっだんだろう?ゲームやらせた時点で粗品ある事確定じゃねぇか。いや、別にそれを責めるつもりは無いけどよ。」

 

シルヴィア「でも、今度も葉山君が関係してたら私卒倒しちゃうよ……」

 

八幡「大丈夫だ、その時は俺がまた全力で介抱してやる。」

 

シルヴィア「………私、その瞬間を他人の目でもいいから立ち会いたいなぁ。私が八幡君に介抱される姿。」

 

 

そして2人は話をしながらも第3の食堂へと足を進めた。

 

 

ーーー【自助餐馆】ーーー

 

 

八幡「………着いてしまった。」

 

シルヴィア「………着いちゃったね。」

 

 

この時、2人の頭の中では1つの思いがシンクロしていた。

 

 

八・シ(なんか凄く開けたくないんだが(だけど)………)

 

 

八幡「……埒が明かないから、もう2人で同時でせーので開けるか?」

 

シルヴィア「あっ、それ良いね!そうしよう!」

 

八幡「よし、じゃあ俺は左開けるからシルヴィは右の扉を開けてくれ。」

 

シルヴィア「うんっ!あっ、タイミングをズラすみたいな事はしないでね?」

 

八幡「そんな地味な事はしねぇよ。それに今はやる気分でも無いしな。」

 

 

2人は扉のノブに手を掛けていつでも開けるようにしていた。

 

 

八幡「それじゃあ、いくぞ。」

 

シルヴィア「う、うん……」

 

八・シ「せーのっ!」

 

 

ガチャッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パァンッ!!パァンッ!!パパパパパァンッ!!

 

 

突然の破裂音………クラッカーの発砲音だった。その証拠に俺とシルヴィの前には様々な色の紙吹雪や長い紙が飛び出していた。

 

 

男子一同『宗師っ!!《三冠制覇》達成、おめでとうございますっ!!!』

 

女子一同『奥方様っ!!《王竜星武祭》連覇、おめでとうございま〜すっ!!!』

 

 

パァンッ!!パァンッ!!パァンッ!!

パパパパパァンッ!!

 

 

そして再びクラッカーの破裂音が食堂内に響き、奥にあった金色のくす玉が割れると、そこからは

 

【祝!! 比企谷八幡 《三冠制覇》達成!!】

【祝!! シルヴィア・リューネハイム《王竜星武祭》連覇達成!!】

 

と、2つの上質そうな紙でデカデカと書かれた垂れ幕が垂れ下がっていた。

 

 

八・シ「………」

 

 

八幡(まさか、これをやりたいが為に準備をしていたのか?凝り過ぎだろうに……)

 

シルヴィア(す、凄い……もしかして私達がゲームをしている間に用意してくれていたのかな?飾り付けまでしてくれたんだ……)

 

 

「ささっ!宗師と奥方様は中央の席へどうぞっ!皆、心待ちにしておりますっ!」

 

八幡「なぁ、まさかとは思うが一応聞いておくぞ?今から飯を食うなんて事は無いよな?俺達、朝食を食べてきたばかりだから今腹なんて減ってないぞ?」

 

「勿論でございます、我々もまだ空腹ではございません。今日は無礼講という事で、菓子等を用意させていただきました!」

 

シルヴィア「あはは、それは界龍にとっては確かに無礼講だね……だって自動販売機のジュースがすぐに売り切れになるくらいだから。」

 

八幡「それを言うなシルヴィ、未だに続いてる事なんだから。きっと今見に行っても水とお茶しか売ってないと思うし。」

 

シルヴィア「今でもまだその現象が起きてるんだ……ある意味凄いよね。箱入りでもないのに、これまでジュースを知らなかったみたいな感じになってるんだもの。」

 

 

そして八幡とシルヴィアは促されるまま真ん中の席へと移り、今入れたであろうジュースが入ったグラスを渡された。多分、乾杯の音頭を取れって事なんだろう。

 

 

八幡「……疑問に思った事を聞くが、これって夜もあるんじゃないのか?昼にやって解散っ!なんて少し味気ない気がするからな。」

 

「流石は宗師、その通りでございますっ!!そしてこちらが先程のゲームのお詫びの粗品です。」

 

 

トレイの上に置かれていたのは、緑色を主とした色をした腕輪で、周りには金の装飾に青い玉が4つ埋め込まれていた。2つあるって事はペアルックだろうな。つまり俺とシルヴィへの贈り物って事なんだろう。

 

 

八幡「……分かった、後で受け取るから今は下げておいてくれ。」

 

「畏まりました。」

 

八幡「それじゃあ一足早いが、まずはこの面子だけで先に乾杯するぞっ!それじゃあ……乾杯っ!」

 

全員『かんぱ〜〜いっ!!!』

 

 

そして俺達は一足早い祝勝会を上げる事になったのだった。しかしコイツ等の無礼講ぶりをみていると、さっきまでの気分が一気に吹き飛ぶように感じる。

 

 

 





もしもこんなやり方だったら?その12

『殺気』







シルヴィア「さて、どうやって起こそうかな?並みの方法じゃあ起きないからねぇ〜。」

一同「………」

冬香「せやなぁ〜この前はオーフェリアはんが剣を口ん中ぶっ込んで起こしとったけど、怒られたなぁ〜。」

陽乃「ま、まぁあれは危なかったからね……」

シルヴィア「だからちょっと試してみたい事があるんだ。」

オーフェリア「ふぇ?それって?」

シルヴィア「八幡君は殺気を感じると瞬時に起きる事が出来るみたいだよ。」

オーフェリア「でもそれって仮眠をしてる時だよ。爆睡してる時に効果あるの?」

シルヴィア「だからそれを試すの!」


シルヴィアは八幡を仰向けにすると、その腹部に跨った。

そして八幡に向けて殺気を放った。


八幡「っ!!むんっ!!」

シルヴィア「う、うわっ!!?」


馬乗りになっていた八幡は、逆にシルヴィアを押し倒していた。だが何故だろう?シルヴィアの胸に手を置いているのは。


八幡「………」

シルヴィア「………/////」

オーフェリア「わ、わぁ〜/////」

陽乃「お、起きたは起きたけど……」

冬香「大胆やなぁ〜。」


その光景は、最早八幡がシルヴィアを襲っているような光景にしか見えなかった。


八幡「………ん?え?」

シルヴィア「………お、おはよう八幡君/////」


はい!ここまでです!!内容は変わってませんが、話すメンバーは増やしてます!皆さんは何のアニメか分かりましたか?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。