学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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祝勝会(本番)

 

 

シルヴィアside

 

 

お昼の祝勝会も終わって、今はもう夜の6時を回っている。久しぶりに八幡君の部屋に居る私は、懐かしさと安心感を覚える。最初来た時もこんな感じだったのかなぁ〜なんて思ってたり。八幡君の部屋っていつも綺麗だけど、掃除とかしてるのかな?

 

シルヴィア「ねぇ八幡君、八幡君って寮の部屋掃除してるの?いつも私達の家に帰ってきてるから、掃除してる暇あるのかな〜って。」

 

八幡「あぁ、鍛錬しに学院に行く時にな。週に1回だからそこまでは汚れないが、やっぱ埃は溜まるからな。それに癖かどうかは分からないが、冷蔵庫の中に食材はないかとか確かめちまうんだよ。」

 

シルヴィア「ふふふふっ、八幡君っていつも気を引き締めてるイメージがあるけど、抜けてる時もあるんだ。」

 

八幡「何言ってる、俺だって気を抜く時くらいある。そしたら俺、寝てる時でも気を張り詰めてなきゃいけねぇじゃねぇか。」

 

 

それもそうだね。

 

 

八幡「それに、シルヴィと寝てる時やゆっくりする時だって気を抜いてるんだぞ?お前が傍に居ると、俺も安心出来るからな。」

 

シルヴィア「っ!……うん、私も♪」ダキッ!

 

 

えへへ、八幡君の腕に抱き着いちゃった♪手を握るのも良いけど、八幡君を感じるのなら、やっぱり腕に抱き着いて手を握るまで行かないとねっ!

 

……あっ、そういえば玉緑(ユーシェン)君が『私がお呼びするまで宗師と奥方様はお部屋で待っていただきたいのです。命令するような形になってしまいましたが、何卒、お願い申し上げます。』なんて言ってたけど、何かあるのかな?

 

 

シルヴィア「八幡君。今この学院で何をしようとしているのかって分かる?」

 

八幡「おそらくだが、昼間と同じ事をするんじゃないか?今度はちゃんとした形式でな。それにあの時間には此処の【冒頭の十二人】が居なかったし、13〜30位の奴等も居なかった。何故かは分からんが。」

 

シルヴィア「じゃあ、あの祝勝会には40人くらい居なかったの?」

 

八幡「あぁ。だから今度は学院全体で祝勝会するんじゃないか?俺とシルヴィもそうだが、暁彗も2位扱いでクインヴェールの【舞神(ハトール)】が3位って事になってるからな。俺らが同時優勝したおかげで順位が1つ繰り上がったんだろう。暁彗の準優勝も兼ねてだと思うぞ。」

 

 

そういえばそうだった……私達が同時優勝したんだった。なんかそんな実感湧かないな〜。優勝したっていうのは分かるんだけど、八幡君と一緒にっていうのが、まだ定着してないみたい。

 

もしかしたらだけど、界龍に他学園の代表格の生徒を呼んでいたりして〜……なんてね♪

 

 

シルヴィア「もしかしたらだけどさ、界龍の居なかった40人で他学園の代表格に参加するようにって直談判しに行ったとか?」

 

八幡「やめろよそんな事言うの。本当にそうだったらどうするんだよ。」

 

シルヴィア「冗談だよ〜。」

 

 

コンコンッ

 

 

玉緑『宗師、奥方様、玉緑です。お開けしてもよろしいでしょうか?』

 

八幡「あぁ、構わない。」

 

玉緑『はっ!失礼いたします!』

 

 

あっ、玉緑君やっと来た。学院内も見てたからそんなには退屈しなかったけど、お昼から夜にかけてまで何をしてたんだろう?

 

 

玉緑「宗師、奥方様、お待たせいたしました!準備が整いましたので、八天門場へとご案内いたします。」

 

八幡「あぁ、頼む。」

 

シルヴィア「お願いします。」

 

玉緑「御意!」

 

 

あっ!今のやり取り、なんか王様とその奥さんみたいだった!そして近衛兵さん!

 

 

ーーー八天門場ーーー

 

 

八幡「着いたのはいいが、何で門前じゃなくて3階に行くんだ?」

 

玉緑「其方にお2人の席を用意してあるからです。今回の主役なので、大きく見せたいと師父……いえ、星露様の提案でございます。」

 

 

何で今言い直したんだろう?八幡君を師父って言いたいからかな?

 

 

シルヴィア「界龍だけでも人数結構が居るからね、この道場だけで収まるの?」

 

玉緑「はい、それにつきましては問題ございません。」

 

八幡「星露に頼んで浮遊障壁を作ってもらったから、だろ?」

 

玉緑「はい。アレなら椅子やテーブルを乗せながらも食事が出来ますので。」

 

シルヴィア「おぉ〜!そんな事までやってたんだね。でもそれって、星辰力減っていかないの?」

 

八幡「俺の作ったバッジで星辰力をその場で押さえ込んでるから、自然消滅しないし、力が弱まったりもしない。」

 

 

おぉ~流石は八幡君!きっと1番の働きをしてるよ!

 

 

玉緑「着きました!此方が宗師と奥方様の席となっております。ささっ、前へどうぞ!」

 

八幡「前に出ても座んない方がいいよな?」

 

玉緑「そうですね。進行役もいますので、そちらの指示に従ってください。」

 

 

なんか楽しみだなぁ〜♪

 

 

玉緑「皆様、大変長らくお待たせ致しました!比企谷八幡様とシルヴィア・リューネハイム様のご登場です!!」

 

 

八・シ(お前(君)が進行役かよっ(だったの)っ!!?)

 

 

きっと私と八幡君の心は、今1つになったと思う。うん、絶対そうだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「………おいシルヴィ、君はさっきなんて言いましたか?」

 

シルヴィア「え、えぇ〜っと……他学園の代表格の生徒を誘いに行った………かな?」

 

八幡「うんそうだねその通りだねそう言ってたよね〜あははは〜。」

 

シルヴィア「あははは〜♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「本当になっちまったじゃねぇかよ。」

 

シルヴィア「冗談で言ったつもりが、まさか本当だったなんて……」

 

 

そう、他学園から来てましたっ!

 

星導館は《獅鷲星武祭》のチーム・エンフィールド。

 

ガラードワースは生徒会の5人とアーネスト。

 

アルルカントは不参加。

 

レヴォルフは生徒会メンバーの4人。

 

クインヴェールはルサールカとチーム・赫夜。

 

 

やっちゃった!てへぺろ♪

 

 

 

八幡「………シルヴィ、後で執事奉仕な。」

 

シルヴィア「やめて〜!私悶え死んじゃうから!!」

 

 

 





シルヴィア……君もフラグ建造士になったか。

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