学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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今回は少し短めです。


※シルヴィ、獣人化?

 

 

八幡side

 

 

しっかし丸1日か………普段なら普通の家に感じるだろうが、今のシルヴィにはこの家が檻みたいに感じるだろうな。本当に可哀想に思えてくる……だってほら、耳まで項垂れてるし。ナデナデしたら少しは元気になるか?

 

そして当の本人は寝室から出て来れないでいた。さっきも話してたが、俺の前でも恥ずかしいから、あまり出たくないらしい。

 

 

八幡「あぁ~シルヴィ、いつまでもベッドに居るのも退屈だろ?こっちに来たらどうだ?家の中なら俺だけしか居ないんだから問題は無いだろう。」

 

シルヴィア『……で、でも、八幡君の前に出るのも恥ずかしくて………憑霊した時は意識してなかったけど、意識するとこうも恥ずかしいなんて思ってもみなかったよぉ/////』

 

 

確かにいきなり自分の身体に動物の一部が生えていたらそうなるよな………でも動物って寂しいと拗ねるような仕草をするって聞いた事あるからな……いや、シルヴィを動物視しているわけじゃないが、今は9割人間で1割狐なわけだから、もしかしたらの可能性もあるだろ?

 

 

八幡「いいからこっちに来いよ。ドアを開けて、な?開けられたらソファに座って頭を撫でてやるから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチャ……

 

 

………どうやら誘惑に負けてしまったとても可愛い狐ちゃんがドアを開けてくれたようだ。しかも顔だけ出して。

 

 

シルヴィア「………本当に撫でてくれる?」

 

八幡「あぁ。」

 

シルヴィア「……じゃあ出る。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の部屋から出てきてくれた狐シルヴィ。さっき言った通り、出てきてくれたからシルヴィの頭やら尻尾やらを撫でてやったんだが、人間版シルヴィだったら肩に頭を置くとかなんだが、狐版シルヴィは耳をペタンと頭にくっつけて尻尾を器用に振りながら俺にくっついてくる。ねぇ皆分かる?これ意識してやってないからね?無意識でやってるから余計に可愛いんだわ。

 

 

シルヴィア「♪〜あ〜むっ!」

 

八幡「………」

 

シルヴィア「ん~ん~♪」モキュモキュ

 

 

………今の状況をありのままに説明しよう。今、俺の耳がシルヴィに食べられました。でも安心してください、歯は立ててないから甘噛みです。ハムハムしてるからなんか気持ち良い………じゃなくて!シルヴィの奴、なんか思考まで動物化してないか?

 

 

八幡「あぁ~シルヴィアさん?」

 

シルヴィア「ん〜?にゃ~に?」

 

八幡「貴女が今、口に含んでいるものは何ですか?」

 

シルヴィア「………っ!!?ご、ごごごごごめん八幡君!!わざとじゃないんだよっ!?私も意識してなかったし、噛み付いちゃえとか食べちゃおうとか全く思ってないからねっ!!私も今凄くビックリしてるところだからっ!!」

 

八幡「いや、全然痛くなかったから別にいいんだが、お前なんか思考まで動物化してないか?俺の耳まで甘噛みとはいえ噛み付くとは思わなかったぞ。」

 

シルヴィア「うぅ〜/////まさかこんな事までしちゃうなんて〜………/////」

 

八幡「大丈夫だからもう気にするな。もし俺がお前だったとしても、耳を噛んでるかもしれないからな。まぁ、なってみないと分からんが。」

 

シルヴィア「でも何でだろう?どうして意識もしてない事をやろうとするんだろう?やりたいなんて思っていないのに。」

 

八幡「少しだけ開放的になってるとか?脳のリミッターが変なところで解除されてるとか。」

 

シルヴィア「そんな解除なんて要らないよぉ〜!/////」

 

八幡「まぁとにかく、今日1日はそれで耐えるしか方法が無いから耐え切るしかないな。にしてもシルヴィに憑いてるっていう狐は中々に性格が良いな。普通なら最初に教えるであろう呪いの事を話さずに、発現してから思い出したかのように話すんだからな。」

 

シルヴィア「私も隠してたんじゃないかってちょっとだけ疑ってるもん……でも、何だかはぐらかされそうだし、上手く躱されちゃいそうだから……」

 

八幡「……口が上手いのか?」

 

シルヴィア「私が会ってきた人の中では断トツで。」

 

 

そんな奴が俺の中に憑いていたのか……会っていたらどうなってたんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時間は過ぎて今は昼頃になったんだが、シルヴィは今寝てしまっている。しかも俺の膝を枕にしてソファの上で丸まりながら。やっぱ部分的にとはいえ動物になっているからか、あったかい所が好きなんだな。そしてそんなシルヴィを撫でている俺は全く悪く無いと思っている。

 

そろそろ昼飯にしたいんだが……今のシルヴィって普通にもの食べられるよな?味覚とか変化してたらどうしよう?いや、そこまで獣人化してたら本当にヤバいけどね。そしたらシルヴィは、昼食という名の餌になっちゃうから。

 

 

八幡「……しかし、する事が無いな。こうやって狐化したシルヴィを撫でながら見るのも良いが、これだけだとなぁ……」

 

シルヴィア「すぅ……すぅ……」

 

 

………仕方ないから起きるまで手櫛で髪とか尻尾を整えるか。いや、櫛は影で作ればいっか。でも普段使っているような櫛で大丈夫だろうか?何でもいいから試してみるか、失敗してもやらなければいい話だし。

 

 

 





今のシルヴィに合わせました!

本当はあり得ない話その33

『餌付け』







八幡「………」

シルヴィア「………」


今、珍しく八幡とシルヴィアが睨み合っていた。喧嘩しているわけではないようだが、理由は八幡の持っているあるものにあった。


そう、焼いた油揚げだった。


八幡「ほいっ!」

シルヴィア「あむっ。」

八幡「ほいっ!」

シルヴィア「あむっ。」

八幡「ほいっ!」

シルヴィア「あむっ。」


飛ばされた方向に向かってしっかりと反応し、ちゃんと口の中に入れているシルヴィア。


八幡「ほぉ〜いっ!」

シルヴィア「あむっ。」


掌に乗せた油揚げも八幡の手を噛む事なく食べた。


八幡(………餌付け?)


八幡には今のシルヴィアが本当の動物のように思えていた。


はい!ここまでです!皆さんなんのアニメか分かりますか?
しかし……こういうシルヴィアもアリ?
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