八幡side
はぁ………アイツもアホな奴だな。あそこで大人しく捕まっていれば良かったものを。この時点でさっきの偽造有価証券行使等罪に加えて暴行罪に公務執行妨害、そしてあの警察官は非星脈世代、基本的に星脈世代が人間を傷付けたら厳罰に処される。アイツ、人生のほぼ半分を牢屋の中で過ごしたいのか?
葉山「久しぶりじゃないか、比企谷。あの時はよくもやってくれたな!」
八幡「……随分とみすぼらしくなったな、葉山。それに痩せたか?まぁ、当然だとは思うが。」
葉山「お前ぇ……お前のせいで俺がどれだけ辛い目に遭ったか!!」
八幡「お前じゃねぇだろ。お前の親御さんが辛い目に遭ったんじゃねぇか。お前のはただの自業自得だろう。何自分の事を棚に上げてんだよ。」
葉山「黙れっ!!お前みたいな偽善者が俺に説教なんてするな!!」
八幡「どの口が言うんだよ。さっきまで牢屋の中に居たのは誰だ?それと知ってるか?お前は今4つも罪を重ねてんだからな?どう足掻いてもムショん中は免れないからな。」
葉山「……俺をナメてるのか?」
八幡「は?」
葉山「俺はガラードワースの序列10位だぞ!!お前なんかに負けるか!!」
八幡「それ、元が付くだろ。ついでに言うと、俺は序列1位なんだがな……」
葉山「ふんっ!偽物の力で勝った奴が何を言っている!どうせ此処に居る70,000人もお前が騙しているんだろう!!」
BOOOOOOOO〜ッ!!!!!
葉山「どうだ見たか!?これが【ガンッ!!】っ!?な、何だっ!?」
ファン女1「ふざけないで!!誰が誰に騙されてるのよ!!私はずっと比企谷様のファンよ!!」
ファン男1「そうだ!!ふざけんな!!犯罪者は今すぐ消えろっ!!」
わお………すんごいブーイング。葉山良かったね、お前にはこれだけの数に嫌われてるよ。
葉山「な、何故だ!!君達は騙されているんだ!!こんな奴の言いなりになるな!!」
シルヴィア「葉山君、君がいくらそんな事言っても彼等には届かないよ。彼等は純粋な八幡君のファンだもの。君のように偽造チケットを使わないで来てくれた人達。そんな彼等を騙されてるなんて言わないでくれるかな。聴いている私も不愉快になってくるんだ。」
葉山「シルヴィアさん、君まで………」
陽乃「ステージに出るのはルール違反だけど、今なら別に問題無いよね。」
葉山「は、陽乃さんっ!?」
陽乃「名前で呼ばないでって何度言ったら分かるのかな?そろそろ理解してくれる?いい加減不愉快だから。後気持ち悪い。アンタも本当に懲りないんだね、《獅鷲星武祭》であんな目に遭ったのに、まだ物足りないの?もしかしてドM?」
虎峰「僕も友人を誹謗中傷されて黙っていられる程、無情ではありません。」
オーフェリア「………八幡は私の恩人。その人を傷付けようとする人は何人であっても許さないわ。」
おいおいおい………何この絵面?葉山もう勝ち目無いじゃん。美男美女(端から見れば男1の女5)が美男擬きを責めてやがるよ。別に可哀想だとは思わないけどな。
ファン女1「ねぇあれって……【魔将天閣】じゃない?元界龍第七学院序列4位の超絶美人な人!」
ファン女2「うん、間違い無いよ!!あのオレンジの髪の子は現序列4位の【天苛武葬】だよ!!」
ファン女3「それにあの白髪って……レヴォルフの序列1位の【孤毒の魔女】だよ!!凄い!!比企谷様ってレヴォルフの序列1位とも仲が良いんだ!!」
ブーイングがいつの間にか驚きに変わってる……何があったの?
葉山「は、陽乃さんだけでなく、【天苛武葬】と【孤毒の魔女】を用心棒にしていたなんて……卑怯な!」
………コイツ、頭大丈夫?何で雇われてる身の俺が用心棒を用意しなきゃいけねぇんだよ。用意するならシルヴィにだろうが。いや、シルヴィ専属は俺なんだけどさ。
なんかコイツもうめんどくせぇ!
葉山「比企谷、勝負をしないか?」
八幡「はぁ?」
葉山「今から俺とお前で1対1の勝負をするんだ。負けた方は勝った方の言う事を何でも聞く、というのはどうだい?」
八幡「それさ、お前にメリットあっても俺には何のメリットも無いじゃん。お前俺に差し出せるモンあんの?」
葉山「何を言うかと思えば……俺がお前に負ける筈が無いじゃないか。」
あ〜あ……フラグ建てちゃったよ。いや、立つも立たないもコイツが俺に勝てる道理なんて無いと思うんだけど……勝算あるの?
八幡「じゃあちょっと時間をくれ。」
葉山「何だい?逃げる準備かい?」
八幡「ンなわけねぇだろ。寝言は寝て言え。」
葉山「じゃあどうして待たなくちゃいけないんだい?」
八幡「一々うっせーな。観客を待たせちまうからに決まってんだろうが。そしたら何か?お前が事情を説明してくれんの?だったら任せるが?」
葉山「………早く済ませてくれ。」
命令形かよ………マジで甚振ってやる。
八幡「えぇ~………お集まりの皆様、非常に申しわけ無いのですが、皆様から向かって右側に居るガリガリの金髪似非イケメンが俺に勝負をふっかけてきました。本当に申しわけ無いのですが、少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!
「「「比企谷様〜〜!!やっつけて〜!!」」」
「そんな奴ぶっ倒しちまえ!!」
「頼んだぞ~!!」
どうやらOKみたいだな。本当に申しわけありません!!この金髪の頭の中に蛆湧いてるブサイクが本当にすみません!!
八幡「んじゃあ予め言っとくわ。俺がお前に望むものは………………牢屋生活終身刑で。」
葉山「なっ!?何だそれは!?」
八幡「何でも、なんだろ?なら別にいいじゃねぇか。それともアレか?自分の言った事を自分で破るのか?」
葉山「くっ………ふんっ、まぁいい。最初から勝負は見えているからな。俺は……そうだな、シルヴィアさんと永遠に別れてもらおうか。」
八幡「………二言は無いからな?今の発言取り消すなよ?」
葉山「取り消すわけ無いだろう?」
八幡「よし。シルヴィ、どうだ?」
シルヴィア「バッチリ録音しておいたよ!」
八幡「よし、じゃあもうすぐに始めるぞ。これ以上皆さんを待たせるわけにはいかないんだから。あぁ、審判はステージに居る4人で。」
あぁ………やる気出ねぇな。ちゃっちゃと終わらせるか。