学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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引退ライブ ①

 

 

シルヴィアside

 

 

八幡「負けちゃいけない♪〜♪〜」

 

 

……うん、八幡君の守りたいって思いが伝わってくる良い歌詞だね。それに、何だか負けたくないって気持ちも流れ込んでくるよ。それに最初の歌詞からサビに入るまでのは八幡君の六花に来た時の事を指しているのかもね。そしてサビでは自分の大切な場所や人を守りたいって想いが強く伝わったなぁ。

 

 

シルヴィア「……やっぱり八幡君は自分の過去をテーマにした歌を歌うと、感情が表に出て凄く良い感じに歌えるみたいだね。」

 

八幡「そうなのか?俺は無意識なんだが、シルヴィが言うって事はそうなのかもな。この曲は最近聴き始めたんだが、中々に良い歌詞に良い曲だから気に入ってんだ。だから今日のライブで歌おうって決めてたんだ。」

 

シルヴィア「そっかぁ~私もこの曲は聞いた事あったけど、良い曲だよね~!それに八幡君に合っていると思うよ。」

 

八幡「他にも良い曲はたくさんあったが、今回はこの曲を選曲させてもらった。さっきも言ったが、俺の中でも気に入っている曲の1つだからな。」

 

 

八幡君のお気に入りの曲かぁ……よぉ〜し!次は私の番だし、こうなったら八幡君に負けないくらいの歌を私も歌ってやるんだから!今に見てろよ〜♪

 

 

八幡「じゃあ次はシルヴィにバトンタッチだな、次の歌をよろしく頼む。」

 

シルヴィア「は〜い♪じゃあ次は私が歌っていくよぉ~!自分の夢に向かって走り出せっ!夢を掴むのは自分自身!夢を掴むその方法は自分で見つけ出せっ!!『Find My Only Way』!」

 

 

ピアノの綺麗な音が流れてすぐに会場を包み込んだ。会場からはピンクのライトが輝いていた。

 

 

シルヴィア「抱き締めていた あの日の気持ち 今~ 変わらずあるよ 立ち止まる度 抱え直して」

 

 

あの時の気持ちは今でも忘れはしない。君に一目惚れをして好きになった日だったね。一度立ち止まって考え直しても、やっぱり君が好きなんだって。

 

 

シルヴィア「離れていても昨日より 自分らしく風を切ってと 聞こえてたエール」

 

 

離れ離れだった時は寂しかったけど、時間が経つと会えるのが早くなるって感じてたから、なんだか元気が湧いてくるような気がしたんだ。

 

 

シルヴィア「星が照らしたこの道が 答えだって知ったのは 君が見守るから Find My Find My…Only Way」

 

 

自分を見つける方法って難しかったけど、君が見守ってくれたから漸く見つけられたよ。君のおかげで見つける事が出来たよ。

 

 

シルヴィア「ありがとう、そのかわり 未来に走ってゆく 瞬間をあげたいよ まだ夢は続くから 憧れの彼方に」

 

 

私達の未来はまだまだこれからだし、夢だってたくさんある。だから一緒に行こうね。

 

 

シルヴィア「旅立つよりも 旅の途中の方が 勇気がいると 分かったよでも 怖くなかった」

 

 

最初は君が近く居るけど、飛び立った後は君側に居ないから不安だったけど、不思議と怖くなんてなかったよ。

 

 

シルヴィア「手紙に(じゃ)れる優しさに “自分らしくいて 笑って”と 届く想い そばにいたから」

 

 

手紙でやり取りするのは無かったけど、君からは『ずっと笑顔が1番似合う』って言われた時があったね。

 

 

シルヴィア「帰りつく場所 背中押す腕 いつでもShine 光るスピカのきらめき 大好きだよ」

 

 

私の帰る場所、それは私達の家であり、君の隣だよ。私にとって君は光や太陽のような存在で、居なくちゃいけない存在。

 

 

シルヴィア「星が照らしたこの道が 答えだって知ったのは 君と一緒だから Find My Find My…Only Way」

 

 

自分を見つける方法ってやっぱり難しかったけど、今度は君が一緒に居てくれたから見つけられたよ。また……また、君のおかげで見つける事が出来たよ。

 

 

シルヴィア「ありがとう、そのかわり 未来に走ってゆく 瞬間をあげたいよ まだ夢は続くから 憧れの彼方に」

 

 

私もお礼として、一緒に居てあげるから。まだ夢は続くし終わらせないからね。

 

 

シルヴィア「約束の彼方に」

 

 

ピアノのような綺麗な音色と共に音楽は止まり、会場は静寂に包まれた。そして………

 

 

〜〜〜〜〜っ!!!!!!

 

 

一気に歓声が沸き起こった。

 

 

シルヴィア「皆〜ありがとう〜!!うん、我ながらとても上手く歌う事が出来たよ。」

 

八幡「あぁ、シルヴィの想いが込もった良い曲だった。こういう曲は何度聴いても良いものだな。」

 

 

やった♪でも、1番最後には1番愛の込もった歌を披露するんだからね!

 

 

シルヴィア「じゃあ次の八幡君の曲も期待してるからねっ♪」

 

八幡「あまり過度な期待はしないでくれよ?」

 

シルヴィア「ねぇ皆~、八幡君がこんな事言ってるけど、八幡君の歌を最初に聞いた上で質問するね~!八幡君の歌に期待しない事って出来る~!?」

 

 

返って来た答えは否定的な叫び声だった。けどブーイングじゃなくて、笑いながら、嬉しそうに否定するような感じの叫び声だった。

 

 

シルヴィア「だよね~♪八幡君の歌声に期待出来ないなんてもう無理だよね~!だって私が無理なんだも~んっ♪」

 

八幡「マジか……世界の歌姫までも落ちていたのか。」

 

 

とっくに落ちてるよ。歌にも恋にも、ね。

 

 






find my only way…『ウマ娘 プリティダービー』の13話ED挿入歌。
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