八幡side
八幡「しかし『find my only way』だったか?それを和訳するとどんな意味なんだ?」
シルヴィア「これをそのままに訳すと『私の唯一の方法を見つけます。』っていう意味だよ。暗に『私にしか出来ない方法で。』っていう感じのがなんか良い響きだなぁって思ったから選曲したんだっ!」
八幡「成る程な……流石は世界の歌姫、選曲するセンスも歌唱力も絶妙かつ素晴らしいな。改めて凄い人を彼女にしてしまったもんだ。」
シルヴィア「もうっ!そんな事言ったら八幡君の方がとんでもないと思うんだけどなっ!ねっ、皆!」
会場からは同意とも見られる歓声とペンライトが振られていた。いや、何で?
シルヴィア「何でって思ってるかもしれないけど、4代目の【万有天羅】、歌が上手、家事は完璧、料理もプロ並、武術は超一流、頭も良い、カッコ良い、凄く優しい、そんな人が凄くないわけがないよ!!」
なんか途中から凄さ関係無いのが入ってると思うんだが?
八幡「いや、まぁ……そうなのか?」
すると観客からも、またシルヴィアに同意の声が挙がっていた。解せぬ………
よし、少しだけボケてみるか。
八幡「んんっ!……静まれぇ!」
wwwwww〜〜〜〜〜っ!!!!!
八幡「さて、次は俺が歌う番だ。心の準備は出来ているか?」
〜〜〜〜〜〜っ!!!!!
八幡「返事は『わ〜っ!!』とか『うお〜っ!!』ではない!『イエッサーッ!』だっ!さん、はいっ!!」
イエッサーッ!!!!!
八幡「よろしいっ!」
シルヴィア「八幡…君?……何、してるの?」プルプル
八幡「少しだけ自分らしくない事をやってみようと思っただけだ。面白かったか?」
シルヴィア「う、うん……面白かった。」プルプル
八幡「それは良かった。んじゃ気を取り直して、次は俺が歌う番だ。君が居ればそれ良いい。君が信じてくれるだけで良い。今の俺が居るのは、君が居るから。『君がいる限り』!」
八幡「ahh〜〜〜♪〜」
これ、歌い出しが俺からだから難しかったんだよなぁ。結構練習したんだよ。
八幡「僕だけの瞳の色 他の人と何が違うのかな 近付きたくて 居場所がほしくて ホントの自分を
俺の目の色ってよりも、瞳の大きさだよな。他の奴よりも濁ってるってだけで他は何も変わらんだろ。
昔は
八幡「君だけは分かってくれた ガラスの壁破ってくれたんだ 俯く夜明け 君を想ってる こんなに離れていても」
シルヴィに俺の奉仕部に居た頃の話をした時、分かってくれたよな。『信じたい。』って言ってくれた時は本当に嬉しかった。荒んだ俺の心を一気に洗い流してくれた。
いつ頃かは忘れたが、朝起きた夜明け頃にはいつもシルヴィの顔が浮かんでいたっけな。
八幡「輝け 溢れ出す涙も 朝日の中で強さに変わるよ」
あの時流した涙は朝陽ではなく夕陽だったが、シルヴィが俺に強さをくれたのは事実だ。
八幡「心に今君がいる限り Believe my self あきらめない」
今の俺は人を信じられる。特にシルヴィは絶対に。俺自身も信じられるようになったからな。
八幡「Look into the sky, so spacious and so high あの向こうに何があるのかな 少しずつでも描いてきた夢 いつか君にも見せたい」
本当に何があるのか分からないな。六花に居ると、いつも見える空が高く感じた。
あと少しで夢も実現出来そうだ。シルヴィに見せたいんじゃなく、共に見ていく。
八幡「飛べるよ 翼などなくても 誰にも似てない未来探そう」
俺はシルヴィからあの言葉をもらった時からずっと飛んでいる……翼はシルヴィと居る時だけで構わない。そして、俺の未来は俺とシルヴィのものだからな。
八幡「記憶の中君がいる限り I'll go my way 振り向かない」
この六花に来てからは、シルヴィとの思い出がたくさんだが、ちゃんと俺の道も進まないとな。けど、そこにはちゃんとシルヴィも居るけどな。
八幡「痛みも傷も誇れるような 自分になりたい 広がる空は君に 続いているから」
今なら少しはそんな風になれたと思う。少しだけならこんな自分も誇れると思う。
高く青い空も、何故かシルヴィに続いて見えていた。それくらいシルヴィが綺麗に見えていたのかもな。
八幡「輝け 溢れ出す涙も 朝陽の中で強さに変わるよ」
交際を始めたその夜、シルヴィは涙を流していた。けどその涙は嬉し泣きで、夜の影響もあって輝いて見えた。
八幡「心に今君がいる限り Believe my self あきらめない」
俺の心の中にはずっとシルヴィが居る。絶対に離れる事は無い。
八幡「飛べるよ 翼などなくても 誰にも似てない未来探そう」
今度は翼ありで飛んでみるのも悪くないかもな。シルヴィと一緒に空を飛びながら六花の景色を眺めるのも一興かもな。
八幡「Deep in my heart 今君がいる限り I'll go my way 振り向かない」
俺の道を辿るとしても、俺の心の奥に刻まれたシルヴィの想いだけは絶対に消えない。いつまでもどこまでも……猛々しく燃える炎のようにずっと燃やし続ける。
BGMが流れ終わり、俺も地面を向いて俯いた。これで俺の2曲目は終了だ。
そして………
〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!
観客からは大歓声が沸き起こった。
『君がいる限り』………キスダム-ENGAGE planet-のED
僕、最初これがアニメのEDだとは知らなかったです。