八幡side
赤レンガ倉庫の買い物を終えて、俺達は横浜中華街へと向かっている。因みにだが、俺は倉庫でステンドグラスを使ったライトを買った。付け加えてガラスの部分が回るから景色の色が変わるのだ。ちょっとしたリラックス効果もあるらしい。これでシルヴィの膝枕で寝たら安眠は確実だ。いや、シルヴィが隣に居るだけでも効果は絶大だろうな。
にしても、中華街に行くまでは完全にザ・都会なんだな。全く中華が出てこない。本当に中華街があるのかと思えるくらいに、周りには高層ビルが立ち並んでいる。うん、本当にあるのかも怪しくなってきた。もしかしたら違う地域にあったりして?
シルヴィア「中華街に着いたら何を食べよっかなぁ〜。八幡君は何が食べたいの?」
八幡「ん〜そうだなぁ……界龍に居る時は朝は学食って決めてるからほぼ毎日中華を食べてるからな。かといって朝からヘビーなのは食べてないからな?」
シルヴィア「八幡君は食事にも気を使ってそうだからそれは無いと思ってる。」
八幡「けどそうだな、今食べたいのは……回鍋肉だな。ガッツリでもないからな。シルヴィは決めてるのか?」
シルヴィア「私は麻婆豆腐にしようと思ってる。でもさ、中華街の麻婆豆腐ってどんな感じなのかな?やっぱり辛いのかな?」
八幡「かもな。俺はあまり麻婆豆腐食べないから分からないが、日本と中国で差が無いとも考えにくいからな。」
実際に界龍で学食で食べる時にあったのは、麻婆豆腐(甘口)と麻婆豆腐(辛口)っていうのがあった。俺は甘口だった。いや、本当に甘いわけではないからね?本当だよ?でも、多分中国では辛いのが普通なんだろうな。
シルヴィア「あっ!八幡君アレじゃない!?」
八幡「え?おぉ……出てくるのは急過ぎない?」
目の前にあったのは門だった。しかもすげぇ目立ってる。何?あれ入口?いや分かるけどさ、派手過ぎん?所々日光のおかげで輝いてるよ?
何で初めてでもないのにそんなに驚いているのかって?いや俺な、7年前は確かに2週間くらい此処に居たけど、端から端まで行った事は無かったんだよ。六花に行く時だって抜け道を使ったから入り口がこんな派手な門だっていうのは知らなかったんだよ。
シルヴィア「街みたいなのを想像してたんだけど、もういきなり想像の斜め上を行ったよ。まさかお出迎えが門だなんて思いもしなかったよ。」
八幡「驚かされたな……こっから日本では無い外国ですよ、的なオーラが伝わってくる。」
日本の商品もあるんだろうが、9割は中国だろう。けど今は昼飯を食べられる場所を探さないとな。まぁ知ってるんだけどさ。
ーーー横浜中華街ーーー
八幡「中は大して変わらないな。」
シルヴィア「変わってないの?」
八幡「あぁ。変わった所もあるが、そんな大々的には変わってない。あっ、今こっちに小苑さん居るかな?」
シルヴィア「あぁ〜そういえば此処で武術を習ってから六花に来たんだもんね。居たら会いたいな〜。」
八幡「じゃあ飯食い終わったら小苑さんの住まいにでも寄るか。場所は知ってるから安心しろ。」
シルヴィア「うん!」
ーーー飯屋《大喰》ーーー
シルヴィア「意味は分かるんだけどさ、使ってる漢字がちょっと………」
八幡「ま、まぁアレだ……味は大丈夫だろ。少なくとも不味くはないだろう。これで不味かったら問題だけどさ。」
そして俺達は店の中へと入った。中は割とお客さんが居た。
「
「「欢迎光临〜!!」」
「只今ご案内いたします、こちらへどうぞ!」
………元気良いな。
「こちらのお席になります!ただ今お冷をお持ちいたします!メニューはこちらになります!」
そして店員は素早く去って行った。でも、慌ててたのか?メニューとお冷を言う順番逆じゃね?
シルヴィア「うん、やっぱり界龍と似てるね。窓が無いからか外からの明かりはないけど、それが雰囲気を出してるね。」
八幡「こんな感じだったなぁ……こういうところは前のまんまだな。」
シルヴィア「注文決めていたけどどうしよっか?他にも何か頼む?」
八幡「皿の大きさが分からないからな。無闇に頼むのは自滅行為だろう。一皿くらいならいけるかもだけどよ。」
シルヴィア「じゃあ私、この……しょうりゅうほう?」
八幡「
シルヴィア「そうそう!これ食べてみたい!」
八幡「分かった。じゃあ麻婆豆腐と回鍋肉は……うん、メニューの中にもあるな。それと小籠包の3つだな。」
シルヴィア「うん。」
八幡「んじゃ頼むか。すいません、注文お願いします。」
その後、俺達は注文を済ませてから料理が来て食事を開始した。小籠包が来た時に目をキラキラさせていたシルヴィだが、食べ方を知らなかった為、そのままかぶりついてしまった。そのせいで口の中が熱々の汁でヤバい状態になってしまったのは、ここだけの秘密である。
あっ、因みに料理は全て美味しくいたたきました。