シルヴィアside
むぅ〜……八幡君と一緒にお風呂に入ろうと思ってたのに〜。八幡君ったらお風呂の前のドアに結界張っちゃうんだもん!あれはズルいよ!ああいう風に結界張られたら一緒になんて入れないよ!八幡君の意地悪っ!
しょうがないから私はオーフェリアさんと入った。これにも理由がある。私の居ないところでオーフェリアさんが八幡君に変な事をさせない為である。一緒に入れば監視も出来るし、お風呂だから色々な事が聞ける。今言った通り色々な事を聞いたけど、オーフェリアさんは本当に八幡君が好きみたい。likeかloveかのどっちかまでは分からないけど、好きなのは確かだね。
オーフェリアさんってやっぱりその辺を隠すのか上手いというか素なのか分からないんだよなぁとねぇ。隠そうとすると、必死になったりとかするものだけど、オーフェリアさんそんな仕草もしないから。でも行動はすぐに取るんだ。今は真ん中に八幡君、その隣に私とオーフェリアさんなんだけど、八幡君が座っているソファの横にすぐに座りに行ったんだから。
比企谷母「それにしても、オーフェリアちゃんは本当に八幡に懐いてるのね。私達はその経緯を知らないから余計に気になるわ。」
八幡「ん〜俺が言っていいもんか分からないからな。それはオーフェリアに聞いてくれ。話すかどうかは別として。」
オーフェリア「………私は別に構わないわ。お義母さんは聞きたいんですか?」
………何だろう?今『お母さん』の意味が違うように聞こえたような気がしたような………
比企谷母「そうね……オーフェリアちゃんが構わないのなら聞きたいわ。」
オーフェリア「………分かりました。なら話します。八幡との出会いは7年前の事でした。」
そこから、オーフェリアさんと八幡君の出会いや出来事などのエピソードが話された。でも最初は本当に驚いたよ。まさかあの【孤毒の魔女】を叩いたなんて。八幡君って怖いもの知らずだなぁって思ったよ。
にしても私の知らないエピソードもあったよ?どういう事かな八幡君?
オーフェリア「………これが私と八幡の全部よ。最初は不思議な人としか思っていなかったけど、今では私の人生でいなくてはならない人にまで大切な人になっているわ。恩人というのも忘れていないけれど、今は大切、必要不可欠な人、というのが大きいわね。」
比企谷父「そんな事があったんだな。いやぁ過去の事とはいえバカ息子がすみません。女の柔肌を叩くなんて教育はした覚えはないんですが……」
オーフェリア「………いえ、気にしていません。それも含めて八幡との思い出は良いものばかりですから。」
オーフェリアさん………なんて良い子なんだろう。
オーフェリア「だからシルヴィア、少しだけ八幡を借りる事は出来ないかしら?」
前言撤回!オーフェリアさんいけない子だよ!
シルヴィア「ダメです~!」
オーフェリア「………ケチ。」
比企谷母「ふふふっ、2人はまるで姉妹みたいね。そんなにお兄ちゃんが好きなのかしら?」
2人「姉妹………」
八幡「やめろよ、ンな事言うな。オーフェリアが妹みたいなのは否定しないが、シルヴィは俺の彼女だぞ?」
オーフェリア「これからは八幡お兄ちゃんと呼んだ方が良いのかしら?」
八幡「こら、お前も悪ノリするんじゃないの。」
オーフェリア「………にぃに?」
八幡「………すげぇ良いと思った俺をぶん殴りたい。」
シルヴィア「うん、今私もキュンと来ちゃった。」
八幡「いや、俺は妹分は欲しくても妹は要らん。」
オーフェリア「………じゃあお兄さんかしら?」
八幡「君はもう『兄』から離れなさい。」
そんな他愛も無い雑談やコント?みたいなのをしていたら、いつの間にか時計の短い針が10時を指していた。
八幡「さて、そろそろ寝るか。俺はソファで「八幡君もベッドで寝るんだからね?」……いや、それはシルヴィとオーフェリア2人で「ベッドで寝るんだからね?」……はい。」
オーフェリア「………大丈夫よ、あのベッドなら3人寝ても耐えられるわ。」
ちゃっかり自分も一緒に寝るアピールをするんだ。まぁ予想出来てるから別にいいんだけどさ。
ーーー八幡の部屋ーーー
オーフェリア「………神聖な場所だわ、八幡の匂いで包まれているもの。」
八幡「お前は俺の何かがあれば神聖だと思えるのか?」
オーフェリア「………特に八幡本人は神の領域に入っているわ。これを超えられるのものはないもの。」
………オーフェリアさんの中での八幡君の評価ってとんでもなく高いみたい。
シルヴィア「でも3人で寝るの久しぶりだね。早速寝よっか。」
八幡「んじゃ寝ますか。言われるだろうから最初から言っておく。俺は真ん中な。」
シルヴィア「八幡君、分かってるね~!」
オーフェリア「………分かっているわ。」
そして私達は八幡君のベッドに入った。
シルヴィア「……狭いね。」
八幡「3人で寝れても寝返りは出来ねぇな。」
シルヴィア「寝返りなんてする必要無いよ?私ずっと八幡君に抱き着いてるもん。」
オーフェリア「………私もよ。」
八幡「はいはい、予想通りの言葉ありがとさん。」
シルヴィア「それに、抱き着く事によって狭さも感じさせなくなるという効果も出るんだから!」
八幡「それ、俺には効果って無いよね?」
こんな会話も交わしながら、私達3人は1日に終わりを告げて眠りについた。