学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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タイトル思いつかなかったので、これにしました。
ではどうぞ!


捜索と興味

 

小町side

 

お兄ちゃんから電話があって数日が経った。あれから本当に帰って来てない。もしかしたら奉仕部の雪乃さんと結衣さんならと思って2人を呼んだ。けど結果は………

 

 

小町「そうなんですか……結衣さんと雪乃さんも知らないんですね。どうもです。」

 

結衣「ううん、気にしないで。でもヒッキー、本当に何処行っちゃったんだろ……」

 

 

現在サイゼリヤで兄の行方を知らないか3人で話し合っていたが、皆目検討がつかないようだった。

 

 

雪乃「本当に彼は、人を心配させなければ気が済まないのかしら?」

 

結衣「まぁまぁ、ゆきのん。」

 

小町「学校はどんな感じ何ですか?」

 

結衣「うちのクラスは……何てゆーか、みんな清々してる感じかなぁ。」

 

雪乃「そうね。私のクラスでも、彼の悪口や噂話が絶えないわ。」

 

小町「そうですか。ホント何処行っちゃったのか、あのゴミぃちゃんは………」

 

雪乃「分からないわ………取り敢えず今後も捜してみましょう。手掛かりがあるかもしれないのだし。」

 

小町・結衣「「雪乃さん(ゆきのん)……」」

 

結衣「うん、そうだね!さいちゃんや川崎さんに中二も探してくれてるし、諦めるわけにはいかないもんね!」

 

小町「結衣さん………はいっ!ありがとうございます!」

 

 

そうだよね。諦められないもんね!早くゴミぃちゃん見つけて、問いたださなきゃ!

 

 

小町sideout

 

戸塚side

 

 

あの日から1週間が過ぎた。あの日の八幡は何処か様子が変だった。声は掛けてみたけど、本人が何でもないって言ったから深くは追求しなかった。

 

 

もうちょっと突っ込むべきだったのかな………

 

 

そんな事を考えていると、一緒に探してくれている川崎さんと材木座くんが先に着いていた。

 

沙希「あ、戸塚。どう?いた比企谷?」

 

戸塚「ううん、こっちにはいなかったよ。2人の方はどうだった?」

 

沙希「こっちもダメ。大志にも探してもらってるけど、まだ連絡来ないって事は見つけてないんだと思う。」

 

材木座「我も八幡の行きそうな場所はしらみ潰しにしてみたが、何処にもおらぬ。」

 

戸塚「今日もだめかぁ……これでもう6日連続で成果なしだよ。はぁ……」

 

僕達3人は小町ちゃんから連絡を受けた6日前から八幡を探している。八幡は、家には帰らないとしか言っていなかったようで、掴めるようなものは何もない。

 

 

沙希「もしもだけど、他県に行ったとかは?ウチらは千葉しか捜してないから見つからないのかもしれないし。」

 

材木座「だが、八幡が意味も無くそんな事をするとは考えにくい。」

 

戸塚「それに、小町ちゃんが連絡貰ったのは18時半頃で、奉仕部の終わった時間が17時半、間が1時間しかない事を考えると、そんなに遠くには行けないよ。」

 

材木座「行けるとしても、横浜か東京くらいだろう。」

 

沙希「そっかぁ……他県の可能性は低いかぁ。」

 

3人「「「…………」」」

 

 

正直に言うと行き止まりだった。僕が八幡と行った場所は全部行って捜したが、影すら見えなかった。

 

 

材木座「だが諦めるのはまだ早い!!勝負はここからである!!この剣豪将軍義輝が見つけて見せるぞおぉ!!はちまあぁん!!!」

 

2人「「…………」」

 

戸塚「うん!まだ時間はあるんだもん!八幡を早く見つけるないとね!!」

 

沙希「そうだね。でも今日はこれくらいにしてまた明日にしよ。これ以上はちょっと危険だし。」

 

2人「「うん(うむ!)」」

 

 

待っててね八幡!絶対見つけるから!!

 

 

戸塚sideout

 

界龍side

 

 

此処は界龍第七学院の黄辰殿。

 

 

暁彗「……………師父。我が師の汪小苑から連絡が入りました。何でも、転入させたい者がいるとか。」

 

星露「ほう。あやつがか。奇妙なものじゃのう。それで?それはどんな奴じゃ?面白いのかのう。」

 

暁彗「……………その者ののデータはこちらです。」

 

星露「…ふむ、比企谷八幡か。眼は腐っておるが、それ以外は全部普通に見えるがのう……あやつもボケたかのう。」

 

暁彗「……………いえ、師の話によりますと、彼はあの純星煌式武装(オーガルクス)の声を聴いたとか言っていましたが、師父はご存知なのですか?」

 

 

すると一瞬にして、星露の眼の色が変わった。

 

 

星露「ほう………それは誠か?」

 

暁彗「ッ!……………はい。飄々とした喋り方だったそうです。そしてその者は、とてつもない星辰力の持ち主だと。」

 

星露「そうかそうか!それは楽しみじゃえ!今すぐにでも来てはくれんかのう?」

 

暁彗「……………いえ、彼は今、師の元で修業中だとか。」

 

星露「そうか…それは残念じゃのう。それはそうと気をつけい暁彗。」

 

暁彗「……………?」

 

星露「今あやつの元で修行を積んでいるということは、お主と同等もしくは超えるかもしれんと、受け取れなくもないぞ?」

 

暁彗「……………」

 

星露「まぁ、あの者の世迷言かもしれんがの。そろそろ飯時じゃのう。妾は行くぞ。」

 

暁彗「……………比企谷八幡、か。」

 

 

界龍sideout

 

???side

 

 

『あ〜退屈だなぁ〜。待ちくたびれたよぉ〜。』

 

 

『彼、早く来てくれないかなぁ〜。』

 

 

『早くしないと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また誰か狂っちゃうよ♪』

 

 

 

 

 

 




今回はこれで終わりです!
感想待ってます。

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