学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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つ、疲れた……


報告会

 

 

沙希side

 

 

晩御飯も食べ終わって、あたし達はホテルの部屋に戻っていた。3人部屋だけど、あたしは海老名と一緒だった。

 

 

海老名「いや〜晩御飯美味しかったね~サキサキ?」

 

沙希「あのさ、この前から言ってるけど、そのあだ名やめてって言ってるでしょ?」

 

海老名「いいじゃん!私とサキサキの仲でしょ?フレンドリーになろうよ!」

 

 

またいいように誤魔化された。

 

 

海老名「サキサキの見学場所って確か界龍だったよね?」

 

沙希「……そうだけど?」

 

海老名「どうだった?比企谷君は居た?」

 

 

………やっぱり。此処に来るって事はそれも知ってたって事になるからね。

 

 

沙希「海老名はアイツの事、どう思ってるわけ?会ってどうするの?」

 

 

もうこのホテルに入った時から戸塚と材木座には言う事は決めてるけど、それ以外はあたしの判断で決める。

 

雪ノ下と由比ヶ浜と小町には、教える気は無いしね。葉山も論外。戸部は口が軽そうだからこれもダメ。

 

あたし独断で言えるとしたら、海老名くらいしかもう居ない。それでも、裏切るとも限らないからここも慎重にだけど。

 

 

海老名「比企谷君に会ったら?………そりゃ謝るしかないよ。許してくれるなんて思ってないけどね、もうそれだけの事をしでかしてるしね。」

 

沙希「あんたの本心でいいんだね?嘘だったらあたしでも許さないよ。」

 

海老名「此の期に及んで嘘なんてつかないよ。ううん、つけないよ。」

 

 

……あたしも会長さんに質問された時、こんな目してたのかな?

 

 

沙希「……分かった、じゃあアンタも此処に残んな。今、戸塚と材木座呼ぶから。」

 

海老名「雪ノ下さん達は?呼ばないの?」

 

沙希「アイツ等は危険。何が引き金で何をするか分からないから。」

 

海老名「………そっか。」

 

 

とにかく、今日の内に知らせておかないと。明日は自由行動だからあたし達だけでも目立った行動はしない方が良いしね。

 

 

川崎sideout

 

戸塚side

 

 

材木座「というのがあったのだ!あの学院は放任主義にも程があるぞっ!?我もあの学校に居られる自信は無いと思った!」

 

戸塚「そ、そうだったんだ……」

 

戸部「てゆーか、そこに行くって材木っちチョーヤバくね?何でそこに行こうと思ったん?」

 

 

僕達は今、自分達が行った学園について話し合っていた。僕と戸部君は星導館だったから普通の説明だったけど、材木座君が行った学園は不良学園だったから凄かったみたい。僕、そこに入学して普段通りに過ごせって言われても無理だと思うな。

 

 

材木座「それでなんだが、今日あの学校とは思えない生徒にあって、その女子に世話になってな!それで………」

 

戸塚「待って材木座君、話は続けてもいいけど、僕少し喉が渇いてきたから何かジュースでも買いに行かない?」

 

戸部「確かに少し喉渇いたっしょー!俺なんか飲み物買ってくるわー。2人なんにする?」

 

戸塚「じゃあ僕『♪〜』ん?メール?」

 

 

川崎さんから?どうしたのかな?

 

 

川崎『話があるからあたし達の部屋に来て。部屋号は+-0号室だから。』

 

 

………今日の事だよね?一応相談しておかないといけないからね。

 

 

戸塚「ごめん戸部君。今川崎さんに呼ばれたから、ジュースは帰りに買ってくるから自分の分だけ買ってていいよ。材木座くんも呼ばれてたから。」

 

戸部「マジかー。分かったわ。じゃあ俺部屋で待ってる事にするべ。」

 

戸塚「うん、ごめんね。じゃあ材木座君、行こっか。」

 

材木座「うむ、承知した!」

 

 

さて、収穫はあったのかな?クローディアさんが言うには、入学にしか記録が無いって言ってたから、八幡の場合転校だからどの道分からない。

 

 

戸塚「多分今日の報告会だよね。」

 

材木座「戸塚殿、川崎氏はやはり……」

 

戸塚「うん、きっと八幡の事だと思うよ。僕達の事も言っておきたいしね。」

 

 

ーーー+-0号室ーーー

 

 

僕達は部屋の前に着くと、川崎さんが少し慌てた風に周りを見渡していた。別に誰も居なかったけど、どうしたのかな?

 

 

沙希「ごめん。一応女子部屋だから警戒しておこうって思ってね。特に材木座を。」

 

材木座「な、何故我だけっ!?」

 

海老名「考えてみなよ。戸塚君は見た目女の子だから大丈夫だけど、君はまんま男の子じゃん。」

 

材木座「そ、そういう事であったか……」

 

戸塚「まぁまぁ、それで川崎さん。呼ばれて来たけど、今日の報告だよね?」

 

沙希「ん。星導館はさっき聞いたから。材木座も聞いてる?」

 

材木座「うむ、戸部殿と共に聞いておった。八幡の事はこっそりとだがな。」

 

沙希「そっ、じゃあ材木座、アンタの行った学園の話聞かせてくんない?この面子でまだ知らないのって、アンタのレヴォルフとあたしの界龍だけだからね。」

 

材木座「うむ、では話そう。」

 

 

そう言ってから材木座くんはレヴォルフで起きた事を僕達に説明してくれた。途中までは僕も聞いた内容だった。

 

 

材木座「それで案内をしてもらっていたのだが、結論的に八幡に繋がるような手掛かりは無かった。」

 

戸塚「そっか……でも、しょうがないよ。」

 

海老名「一筋縄ではいかないのは、最初から分かっていた事だしね。」

 

沙希「……やっぱ何も無かったんだね。」

 

材木座「むぅ……済まぬな。」

 

沙希「いいよ別に。比企谷の手掛かりなんてあのノートだけだしね。元々此処に居ないのかもしれないしね。」

 

 

確かにあのノートだけで此処に来たからね。確信なんて何も無いし、八幡が此処に居るって証拠も見つからない。

 

 

沙希「……じゃああたしだね。その前に1つ言っておく。今言う事は絶対にあたし達だけの秘密にする事。いいね?」

 

戸塚「何か分かったんだね?」

 

沙希「誰に聞かれてるかは分からないから、声は極力小さい声で出すから。」

 

材木座「それ程か……心得た。」

 

海老名「分かったよサキサキ。」

 

沙希「じゃあ言うからね?」

 

 

そして川崎さんは、界龍の見学の事を説明してくれた。そして今日1番の収穫だった。八幡が六花に居るという朗報だった。しかも川崎さんの行った学園にだった。

 

 

沙希「これが今日あたしが聞いてきた内容。聞いた時は正直驚いた。アンタ達が声を出したいのは分かるけど、抑えな。」

 

海老名「分かってるけど、嬉し過ぎて笑いが止まんないよ。」

 

材木座「であるなっ。まさかそのような場所に居たとは驚きだ。」

 

戸塚「凄いよ川崎さん。本当に凄いよ。八幡の居場所まで聞きだせるなんて。」

 

 

良かった……本当に良かった。

 

 

材木座「そうと決まれば、明日早速界龍に行こうではないか。」

 

戸塚「そうだよ。僕八幡に会いたいよ。」

 

沙希「そうしたいのはあたしもだけど、それはやめておいた方がいいよ。逆に比企谷が危険になる。」

 

戸塚「え?どういう事?」

 

海老名「……雪ノ下さんたちだね?」

 

沙希「そ、あたし達が同じ方向に行ったとしたら、間違いなく尾行してくるよ。そうなったらアイツの居場所を教えるようなもの。この期間にアイツに会いに行くのはやめておいた方が良い。」

 

 

そう言われると、確かにその通りだね。

 

 

材木座「うむ……確かにそうでなければ八幡が姿を消すなどする筈も無いからな。我等が転校出来ると決定するまで、彼奴に会うのはやめておいた方が良いな。」

 

海老名「彼もバレたくないだろうしね。この事は本当に私達だけの秘密だね。他の人になんて言えないよ。」

 

沙希「そういう事。後は界龍がどんな対応をするかだけど、比企谷の場所がバレないようになればいいんだけど。」

 

海老名「それは祈るしかないよ。私達に出来る事は何も無いしね。」

 

 

歯がゆいなぁ……何も出来ないなんて。

 

 

材木座「ならば八幡が居ると分かっても、界龍に受けるのは川崎氏だけにした方が良さそうだな。我等全員が受けたら、それも余計に怪しまれる。」

 

戸塚「そうだね。転校するとしたら川崎さんしか居ないかもね。最初から決めていたんなら、1番怪しまれずに済むからね。」

 

 

同じ学校に居られないのはちょっと嫌だけど、会えるのなら別にいいかな。

 

 

沙希「……うん、自分で言うのもアレだけど、あたしもそれが最善だと思う。」

 

海老名「………よしっ!じゃあこの話はここまでにしようよ。今考えても仕方ないしね。後の事は界龍に任せようよ。きっと上手くやってくれるよ!」

 

戸塚「そうだね。明日何処に行くか決めない?此処に居る人達全員で行くってわけじゃないけど、早く決めるのに越した事はないよ。」

 

材木座「そうであるな。」

 

海老名「うん、賛成!」

 

沙希「別にいいよ。」

 

 

八幡が居る事も分かったし、明日は楽しめるかもね!

 

 

 




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