八幡side
シルヴィア「そういえば、あのコロッケ凄かったね!色んな味があって面白かったよ!」
八幡「まぁ楽しみにしろって言ったのは俺だからな、それなりに楽しめると思ってな。」
俺が作ったコロッケは中身が5種類あった。ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、コーンクリーム、カレーという、まぁオーソドックスな味にした。
それに作ったのは晩飯だけじゃねえしな。
八幡「食後にって思ってな、アップルタルトとダージリン セカンドフラッシュだ。」
シルヴィア「わぁ〜凄い、バラ型に出来るんだ~!この紅茶も良い香りっ!」
八幡「切り分けるが、どのくらいがいい?一応8等分出来るが?」
シルヴィア「じゃあ一切れ貰おうかな?最初だからね、味を楽しみたい。」
八幡「分かった。」
シルヴィア「……あっ、美味しい。へぇ〜程良い甘さなんだ。」
八幡「茶葉の中ではそれが1番好きでな、そのタルトとも良く合うぞ。」
ほんの1時間前まではすげぇ気まずかったが、時間と共に消えていった。俺がタルトを切り終えて紅茶を一飲みした後………
シルヴィア「それでさ八幡君。」
八幡「ん?どうした?」
振り向いたらシルヴィは、真剣な眼差しでこっちを見ていた。おそらく明日の試合の事で聞きたい事があるんだろう。
シルヴィア「八幡君は何かあるかな?【孤毒の魔女】の試合は観てたんだよね?そこで八幡君なりの対策とかないかなぁって思ったんだけど。」
八幡「そうだな……俺ならあの毒を無効化してから攻撃をする。毒自体を消せばただの遠隔攻撃だからな。」
シルヴィア「そんな事って出来るの?」
八幡「お前には言ってなかったな。俺の中には守護霊が居てな、ソイツのおかげで毒は効かない。と言ってもまだ使い勝手が分かってねぇから鍛錬中だがな。出来なかったら空でも飛びながら攻撃だな。その効果を纏うくらいなら出来るからな。」
シルヴィア「じゃあ八幡君は、【孤毒の魔女】の対策が万全って事じゃん!君が《
八幡「まぁ、来年の
シルヴィア「えぇっ!?出ないでいいよぉ〜!八幡君が出たら勝てないよぉ~。」
八幡「じゃあもしもだが、他学園とコンビを組んでもいいって星武祭があっても俺は参加しなくてもいいんだな?」
シルヴィア「やっぱり出ていいよ!私ね、八幡君は星武祭に出るべきだと思うのっ!もしそんな星武祭があったら絶対私と組んでねっ!!絶対だからねっ!!」
変わり身早いな……それと必死過ぎんだろ。どんだけ出させたいんだよコイツは。
シルヴィア「まぁそれはいいとして、私に出来る対策とかって何かない?」
八幡「難しいな。コイツの力は分け与える事は出来ても完全じゃない。お前にやったブレスレットもその力は付与されてるが、絶対というわけではないからな。」
シルヴィア「そっかぁ……これってそんな効果もあったんだね。」
八幡「お前付けてたのか?」
シルヴィア「うん、お風呂と寝る時以外では常に肌身離さず付けてるよ。何せ八幡君がくれたお守りだから、効果は今聞いた通り抜群だしねっ!」
マジで付けてやがった。
♪~♪~
シルヴィア「ん?何の音?」
八幡「風呂が沸いたんだろう。シルヴィ先入るか?」
シルヴィア「………ううん、八幡君が先に入って。私まだ考えたい事があるから。」
八幡「……だが、こういう時は一番風呂に入った方が気持ち良いと思うがな?」
シルヴィア「八幡君が入ってよ。今日は突然の事があり過ぎて疲れたでしょ?だから八幡君が先に入るの。」
八幡「………なんか命令されてる気がするが、お前がそう言うなら先に入らせてもらう。先に失礼するな。タルトと紅茶はそのまま食ってていいからな。」
シルヴィア「うん、ありがとう。」
ーーー洗面所・風呂場ーーー
八幡「しかし、まぁ確かに突然だよなぁ。今日泊まるって聞いてから、買い物とか色々あったからな。」
食事では……いやいやダメだっ!考えるのは止めておこう。俺はまだ死にたくない。
八幡「相変わらず広いな。こんなに広くなくてもいいのによ、別に泳がねえのに。」
一応俺は序列2位だから、この学園から借りてる寮部屋は比較的豪華な方だった。だから浴槽も4人くらい横になってもまだスペースがあるくらいの広さだ。こんなに広くしてどうすんだよ。まず人なんて呼ばねぇよ。既に1人呼んでるけど。
八幡「まぁいい。アイツも疲れてるだろうしな、後で指圧でもしてやるか。」
ま、さっさと上がってシルヴィに代わるか。俺が長居しても意味ねぇしな。少しゆっくりしてから身体洗って、5分くらいしてから上がるか。
ーーー10分後ーーー
八幡「はぁぁぁ~……次は身体だな。」
そういやこんな早く風呂に入ったのは初めてだな。いつもは9時くらいだったからな。シルヴィがいるからかもな。
シルヴィア「八幡君、お湯の温度ってどのくらいなのかな?シャンプーは私の使ってる柑橘系の香りを使ってる?」
八幡「あ、あぁ。湯は40度でシャンプーもお前の勧めてくれたのを使っている……それで、それがどうかしたのか?しかもそんな所で。」
………待てよ。前居た家にあったラノベにあった某ハーレムアニメに、男が居るのが分かってるのに入ってくる奴が居たな。
…………まさか。
襖の動く音がして、水を踏む音が聞こえてきた。そして後ろを振り返ると、バスタオル以外に何も身に付けていなかった。
そう、完全に裸だった。
シルヴィア「お、お邪魔します/////」
………どうやら俺は、まだ今日という日を安全に生きられないようだ。
次回を楽しもう!
今回は甘さ控えめにっ!