学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

83 / 609
今回は僕にとって良い話だと思います!

皆さんなら分かってくれますよね!?

先にご拝読した皆様にはご迷惑をお掛けしました。修正しました。


八幡からの贈り物

 

 

シルヴィアside

 

 

シルヴィア「……ん、んんぅ……朝?……あれっ?えっ!?此処はっ!?」

 

 

目を覚ますと、私は真っ白な空間に居た。上下左右前後、全方位を見回したけど、色があるところは無かった。全部真っ白。

 

 

シルヴィア「此処は………何処?」

 

???『貴女が……八幡様の言っておられた御方ですね?』

 

シルヴィア「え?」

 

 

声がした後ろの方を振り返って見たら、そこには馬のような体型をして、金色の(たてがみ)、翡翠色の身体、神々しくも雄々しい角、胸元に突起があり、四肢の関節あたりにも金色の体毛が生えていた。

 

どう考えても、この世に生息しているような生物ではない事が分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?八幡様?

 

 

シルヴィア「えーと、君は八幡君の知り合い……なのかな?」

 

???『……申し訳ございません。申し遅れました。私、四霊が1人、麒麟(きりん)索冥(さくめい)と申します。この度八幡様の御意向により、貴女様の御力になるよう仰せつかった者です。以後、お見知り置きを。』

 

シルヴィア「は、はぁ……私はシルヴィア・リューネハイムです。」

 

 

しれい?よく分からないけど凄く存在感のある見た目だなぁ。

 

 

シルヴィア「えぇ~と……索冥さん。」

 

索冥『呼び捨てで結構です。一時的ではございますが私は貴方様の支配下で御座います、何なりと。』

 

シルヴィア「じゃあ索冥って呼ぶね。迷惑ってわけじゃないけど、君っていつまで居るのかな?多分期間とかあるんだよね?」

 

索冥『正確には貴女様や八幡様の住む世界、つまり現世にて行われている催し、《王竜星武祭》が終了した瞬間です。私はこの為に八幡様に命を受けた存在です。』

 

 

てことは星武祭の為だけにっ!?索冥にとっては凄い迷惑な話だね。

 

 

索冥『貴女様に力を貸すよう八幡様から言われましたが、私の力は1度しか使えません。故にお力添え出来るのは1度までという事です。これも八幡様からの命です。』

 

シルヴィア「そっか……まぁ確かにそうだよね。索冥の力に頼り過ぎてたら、自分で勝ったなんて言えないもんね。」

 

索冥『ご理解頂き誠にありがとうございます。不器用では御座いますが、とても寛大な御方です。貴女様なら御理解頂けると思いますが……』

 

シルヴィア「うん、分かってるよ。そういう人だもの。そこが良いんだよね。」

 

索冥『幼少の頃より見てまいりましたが、八幡様は御自分の事を傷付け過ぎる傾向が御座います。数こそ減りましたが、それは現在もです。私にお気付きになられた際にその事を申し上げたのですが、八幡様は『気にするな。』の一点張り。私もただの守護霊、主君には逆らえませぬ。』

 

シルヴィア「………」

 

索冥『そこで、私の不甲斐無さを盾にするようで申し訳御座いませんが、貴女様に折り入ってお願いしたい事が御座います。どうか八幡様の事をお見捨てにならないで下さい。八幡様は貴女様の事を大変信頼されております。今までに無い程の深く揺るぎない熱い念を、常に八幡様の身を通して感じておりました。私はこれ以上、八幡様の御心に傷が付く御姿を目の当たりにしたくはありません。どうか……お願い申し上げます。シルヴィア様。』

 

 

索冥は目を閉じて頭を下げてきた。八幡君を子供の頃から見て来たって言ってたけど、こんな風にしてくるって事は、八幡君が話してない事も索冥は知ってるって事だよね。でも、それは聞くべきじゃないよね。答えも決まってるし。

 

 

シルヴィア「勿論だよ。私は見捨てたりなんてしないよ。世界中の人が八幡君を軽蔑しようと、私だけは八幡君の味方でありたい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「だって大好きだから。世界で1番愛してる人だから。」

 

索冥『っ!』

 

シルヴィア「………どう……かな?」

 

索冥『シルヴィア様は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)様のような御方なのですね。』

 

シルヴィア「あまてらす……何?日本の神様だよね?」

 

 

索冥の偶に言う単語って少し分かりづらいなぁ。今のって神様の名前だった筈だよね?

 

 

索冥『その通りで御座います。より正確には天照大御神で御座います。天照様は太陽神として崇められ、太陽の他にも光、慈愛、真実、秩序を象徴とされる女神です。貴女様からは嘘偽りの無い誠の愛を感じます。悪意の無い純粋さを感じます………どうか我が主君八幡様の事を宜しくお願い申し上げます。』

 

シルヴィア「うん、任せてよ。索冥も《王竜星武祭》ではよろしくね。」

 

索冥『心得ております。私の力は攻撃によるものが御座いません。私が出来るのはせめて攻撃を強化するか、範囲を拡大するかです。本来私は争いを嫌う霊なので。』

 

シルヴィア「ううん、大丈夫だよ。君の力は絶対に必要になるからっ!」

 

索冥『……シルヴィア様は八幡様ともよく似ておられます。私達霊であっても決して見捨てないところ。八幡様は私が戦闘でなんの役にも立たないと知った時も、シルヴィア様が今仰られた事を仰ってくれたのです………本当に八幡様は偉大な御方です。私達にとって、本当に。』

 

シルヴィア「ん?他にも霊って居るの?」

 

索冥『はい。守護霊は1人1体とは決められていないので、八幡様には私を含め7体憑いております。』

 

シルヴィア「7体っ!?凄いなぁ八幡君は……その中にシオン君も居るんだよね?」

 

索冥『エリュシオン殿ですか?彼は八幡様の式神ですので含まれていませんよ?」

 

シルヴィア「えっ、そうなの?」

 

索冥『貴女様の疑問は尤もで御座いますね。我々は所詮守護霊。式神と違い、長時間の戦闘は不可能です。一定の時間内でしか御力になれません。こんな時、エリュシオン殿が羨ましいです。』

 

 

守護霊と式神って違うんだ……じゃあ後の6体ってどんなのかなぁ?やっぱり個性的なのかなぁ?

 

 

それに、やっぱり気にしてたんだね。決められた時間でしか力になれない事を。

 

 

索冥『そろそろ現世は朝6時ですね。随分と長話をしてしまいました。』

 

シルヴィア「大丈夫だよ。索冥と話せて本当に良かったよ、八幡君の事は任せて。」

 

索冥『………はい。それでは現世へお送りします。では、また後程。』

 

 

そして索冥からは金色の光が出てきて、私は元の世界へと戻った。

 

 

 




八幡の守護霊の1人登場です!

見た目は、ラグナブレイクの聖麒麟 索冥です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。