学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

85 / 609
色んな視点です。


※始動

 

 

ーーーーーー

 

ーーー決勝まで残り3時間ーーー

 

 

シルヴィア「じゃあ星露、観客席での見張りお願いね。陽乃さんもよろしくお願いします。」

 

星露「うむ、任せておくのじゃ。」

 

陽乃「しっかりと見張っておくから、シルヴィアちゃんは打倒【孤毒の魔女】に集中してなさい。君の悲願でしょ?」

 

シルヴィア「はいっ!」

 

星露「八幡もよいな?ドームの控え室に着くまでは決して表に出てはならんぞ?」

 

八幡『分かってるよ、お前に心配されなくても中に入るまでは姿はださねぇよ。』

 

陽乃「ならよしっ!じゃあシルヴィアちゃん、頑張ってね!」

 

シルヴィア「はい!ありがとうございます!では、お先に失礼します。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪乃「結局彼は見つからなかったわね。」

 

結衣「うん………でも絶対ここにいるよ!」

 

小町「小町もそう思います!会長さんは隠してる風には見えなかったですけど、他の学園にいるんですよきっと!」

 

雪乃「そうね。今日は決勝戦が終わったら見学も終わって帰る事になるけれど、またここに戻ってくるのだから問題無いわね。」

 

結衣「そうだよっ!4月になったらみんなでまた捜そうよっ!」

 

小町「はい!結衣さん!雪乃さんも一緒に頑張りましょう!」

 

雪乃「えぇ、そうね。あと1時間で集合ね。2人共忘れ物がないようにするのよ?」

 

小町「了解でありますっ!」

 

結衣「うんっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沙希「一応ここに集まったけど、なんか話す事ってある?」

 

海老名「私はないかな。比企谷くんが見つからなければそれでいいかな。」

 

材木座「我も同様で無いのである。」

 

戸塚「………」

 

海老名「………?戸塚くんどうしたの?」

 

戸塚「川崎さんに1つだけ聞きたい事があるんだけど、いいかな?」

 

沙希「なに?」

 

戸塚「界龍の生徒会長さんって信用出来るの?疑ってる訳じゃないんだけど。」

 

沙希「うん、それについては保証する。あの人が嘘をつくような人には見えないからね。」

 

戸塚「そっか………うん、分かったよ。」

 

材木座「我は川崎氏の情報を信じるぞ。そもそもこの2ヶ月で川崎氏が嘘をつくような人柄ではない事が判明してる。」

 

海老名「この中で1番信頼をおけるのは、サキサキだからね〜。」

 

沙希「ちょっ!やめなっあんたら!褒めたって何も出ないよ!」

 

戸塚「あっはは!分かってるよ。」

 

沙希「……ったく。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉山「はぁ、今日で見学も終わりか。まぁ仕方ないか、今回は単なる見学だからな。比企谷を潰す機会なら、此処に転校出来た時点でいくらでもあるようなものだから構わない。」

 

葉山「まぁ彼は今も昔と変わらず、1人で哀しく虚しく過ごしてるんだろうね。再開が楽しみだ、その時は………はははっ!」

 

葉山「全く、才能の無いあいつが俺にボコボコにされて許しを請う無様な姿が今にも目に浮かぶよ。はははっ、段々面白くなってきたよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーフェリア「………何故ダメなの?貴方にそんな権限はないはずよ。」

 

ディルク『テメェは俺の所有物だ。俺に指図すんじゃねぇよ、お前が今関わっている男と縁を切れ。』

 

オーフェリア「………絶対に嫌よ、それに何故貴方はそんなに彼の事を警戒するの?」

 

ディルク『テメェには関係ねぇし話す義理もねぇ。いいから縁を切れってんだよ。それにお前に拒否権はねぇんだよ。』

 

オーフェリア「………なら、私は代わりに貴方の命令を一切受け付けないわ。」

 

ディルク『………何だと?』

 

オーフェリア「………確かに私は貴方の物よ。けれど、貴方に絶対服従という項目はないわ。私にも譲れないものが出来たの。それを潰すのなら例え私の所有者である貴方でも容赦しないわ。それでもいいのならね?」

 

ディルク『テメェ………毒しか出せねぇ奴がいつからそんなに偉くなった?』

 

オーフェリア「………彼に会ってから、かしらね。それで、どうするの?」

 

ディルク『………チッ、最低限の接触なら許してやる。それ以上は無しだ。』

 

オーフェリア「………分かったわ、私も準備があるからもう切るわ。」

 

ディルク『とっとと行ってこい。』

 

オーフェリア「………貴方と過ごす時間は私にとって貴重な時間よ、八幡。誰に潰させはしないわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「ふぅ、いよいよ決勝かぁ。去年と同じ舞台なのに変に緊張するなぁ。」

 

八幡『大丈夫だ、自分を信じろ。今のお前はそう簡単にやられたりはしない。』

 

シルヴィア「……どうして分かるの?」

 

八幡『前回の試合を見た。途中からお前の目に諦めが混じっていた。だが今回は違う、負けられない理由があるんだろ?』

 

シルヴィア「……うん。」

 

八幡『なら勝ちにいくしかないだろ?今回のお前は、3年前とは一味も二味も違うって所をアイツ見せつけてやりゃいいんだよ。』

 

シルヴィア「……そうだね。うん、ありがとう八幡くん。もう負ける気がしないよ、むしろ勝てる気がしてきた。」

 

八幡『おう、その意気だ。最初からネガティブになるな。勝てると思えばそれが実現出来たりするもんだ。』

 

シルヴィア「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア(見ててねっ!八幡くんっ!私、必ず勝って優勝するから!!)

 

 

 

 




本当はありえない話その2
『彼女の本性』

40話『追われる少女と悲しき少女』の撮影後






監督「はいっ!カーット!」

オーフェリア「うぅ……」

八幡「……なぁ?ホントにゴメンな?思いっきり叩いちまって。痛かっただろう?」

オーフェリア「うん……痛かったよぉ。」

八幡「いやホントごめん!監督が思いっきりやれって何度も言うもんだから……」

監督「えっ!?僕のせい!?」

オーフェリア「……後でパフェ奢ってくれるなら許してあげる。」

八幡「そのくらいお安い御用だ!」

オーフェリア「やっぱり八幡お兄さんは優しいね。」

八幡「いやいや、お前の役考えたら当たり前だ。しかもあんな役やらせるなんて……」

オーフェリア「い、いいよお兄さん。私も引き受けたんだからおあいこだよ。」

八幡「……お前……本当に良い奴だな……こっちが泣きたくなっちまう。」

オーフェリア「……八幡お兄さんは本当に優しいね。妹だったらよかったなぁ。」








こんなオーフェリアもありだと思いません?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。