学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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覇竜決戦 ②

 

 

ーーーーーー

 

 

オーフェリア「………死の国(ヘル・ヘイム)。」

 

 

するとオーフェリアの立っている所を中心となり、徐々にフィールドの床を毒で埋め尽くしていった。シルヴィアの周りには事前にバリアを張ってあって為、床には侵入していなかった。

 

それ以外では最早毒の沼と言ってもいいくらい紫しか見えなかった。

 

 

シルヴィア(これってまさか……)

 

 

シルヴィアが踏み込もうとするが、床の毒は消え去ってはくれなかった。

 

 

シルヴィア(………これ、一度この足場から離れたら最後、2度と地面にはつけないかもね。星辰力を使えば何とかなるけど……)

 

 

オーフェリア「………行くわよ。」

 

シルヴィア「っ!」

 

 

シルヴィア(考える暇もくれないなんて……)

 

 

オーフェリアは、全方位から毒の手を地面から出して、シルヴィアに向け発進させた。

 

 

オーフェリア「さぁ、貴女ならどうするかしら、《戦律の魔女》。」

 

シルヴィア「くっ、光の交響曲(ルーチェ・シンフォニー)!」

 

 

歌った後にシルヴィアの周りからは、複数の光の剣が浮いていた。

 

 

シルヴィア「行っけぇ!」

 

 

シルヴィアがそう言うと光の剣は、毒の手にめがけて回転しながら飛んでいった。シルヴィアも剣と銃で応戦していた。消滅したのもあれば残っているのもあった。だが、この戦い方ではいずれバテが来るだけであった。

 

幾らシルヴィアでも、地の利を活かすオーフェリアが相手では圧倒的不利な状況だった。

 

 

シルヴィア(これじゃキリが無いっ!幾らあの手を攻撃しても、【孤毒の魔女】をなんとかしない限り、無駄に体力を使うだけになるっ!一か八か彼女に攻撃を仕掛けるか、隙を見つけてまた斬撃を飛ばすか……どっちにしてもこれじゃ長く持たない!)

 

 

凌いでるが、そろそろ限界だった。そしてシルヴィアは攻撃をやめ、星辰力を背中に纏う。

 

 

シルヴィア「っ!天羽(フィエロ)!」

 

 

背中から翼が生えた。いや、星辰力で作られた翼だった。そのままシルヴィアは………

 

オーフェリアに接近していった。そして銃をオーフェリア周辺にある毒の手にめがけて乱射していた。

 

 

シルヴィア「ここで決めるっ!光の交響曲!結晶の福音歌!」

 

 

3本の光の剣は出現と同時にオーフェリアに飛んでいき、シルヴィアもそのままオーフェリアに接近していく。

 

 

オーフェリア「………」

 

 

オーフェリアは無言で光の剣を片手で受け止めていた。

 

 

シルヴィア「はあぁぁぁ!!」

 

 

突っ込んできたシルヴィアには、もう片方の手に持っている煌式武装で受け止めた。

 

 

シルヴィア「くぅっ!」

 

オーフェリア「………残念だったわね。これで貴女は何も出来ないわ。」

 

シルヴィア「……そうだね、それは君も同じなんじゃないかなっ!?」

 

 

ガチャッ!

 

 

シルヴィアは、もう片方の手に持っていた銃型煌式武装をオーフェリアに向けた。

 

 

オーフェリア「っ!」

 

 

シルヴィア「私も何の考えも無しに突っ込んできたわけじゃないからね!聖者の聖譚曲(ルベル・オラトリオ)ォォォ!!」

 

 

銃口から白い光線が放たれ、壁に衝突した。おそらくだが、オーフェリアも壁に激突しただろう。シルヴィアも確かな手応えを感じていたみたいだった。

 

 

シルヴィア(よし!壁までは吹っ飛ばせたみたい!でも、まだ倒せてない。床の毒は消えてないし、この程度で彼女が戦闘不能になるとは思えない。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーフェリア「………今日で2回も貴女に驚かされたわ、【戦律の魔女】。」

 

シルヴィア「っ!?」

 

 

煙の中からは、平然と立っているオーフェリアが現れた。少しの外傷はあったが、まるで効いていないようだった。

 

 

シルヴィア(あれでこれしか効かないの!?……一応切り札だったのに。)

 

 

オーフェリア「………今度は私の番よ。」

 

オーフェリア「………毒蛇(サーマ・エル)。」

 

 

………

 

 

オーフェリアはそう唱えたが、何も起こらなかった。

 

だが………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シャーーー!!』

 

シルヴィア「っ!うっ!!」

 

 

なんと、シルヴィアの真下から蛇が現れ、一気に締め上げていた。それも毒の身体を持った蛇である。

 

 

シルヴィア「ああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

触れただけでも激痛が走るものを、全身に締め上げるように浴びれば、一溜まりもないだろう。

 

 

オーフェリア「………クル・ヌ・ギア(塵と化せ)。」

 

 

蛇が巨大な腕に変化すると、シルヴィアをそのまま掴み、壁の方まで投げ飛ばした。

 

衝突音と共に壁が崩れ、シルヴィアはそのまま壁に埋もれていた。

 

 

シルヴィア「……うっ……ぁぁ……」

 

オーフェリア「………」

 

 

シルヴィアの全身には紫色の毒がまとわりついており、シルヴィア本人もかなりのダメージを負っており、毒で継続的にダメージを負わされている。

 

 

シルヴィア「はぁ……はぁ……はぁ……ま、まだ……うぅっ……」

 

オーフェリア「………無駄よ。貴女はもう碌に立つ事も出来ないわ。それどころか意識すらも曖昧な筈よ………これ以上続けても、ただの悪あがきにしかならないわ。」

 

 

実際、オーフェリアの言っている事は正論である。今のシルヴィアでは立つ事もままならない。立てたとしてもオーフェリアの相手は務まらないだろう。

 

 

シルヴィア「はぁ……はぁ……それでも……やらな、きゃ……今年は……何が何でも……勝ちたい………理由が……あるからっ!!」

 

オーフェリア「………その状態で何が出来るの?まともに立てな「立てるよっ!」」

 

シルヴィア「っ!〜〜!!」

 

 

声にならない声をあげながら、震える足に活を入れ、立ち上がった。

 

 

シルヴィア「3年前の私と、1番……違うのは………諦めの悪さと……しぶとさだからね。詰めが甘いんじゃ……ない、かな?」

 

オーフェリア「……あまりこうしたくは無かったのだけど……いいわ、それなら私も容赦しないわ。」

 

シルヴィア「望む……ところだよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア(力を………………貸してね……………八幡君。)

 

 

 




シルヴィア絶体絶命のピンチ!!
次回どうなる!?
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