チェインクロニクル ーーぼっちの軌跡ーー   作:ノーネームノーネーム

2 / 2
義勇軍編
1話


キーンコーンカーンコーン

 

今日も授業が終わり私は奉仕部へ向かおうとした

 

そして廊下を歩く、この角を曲がるとそこは奉仕部の部室

 

の筈だった

 

そこには見慣れない風景が広がっていた

 

「これは…」

 

え、なにこれ

 

うわ、魔法か?

 

ざわざわ

 

「…一旦落ち着きましょう」

そう自分に言い聞かせ落ち着いた

 

「うわぁ⁉︎な、何だこいつら〜〜!ぐわっ、し、死ぬ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ〜〜〜〜、ぐゅぉぇぐぼご」

 

私の少し前方にいた男の人が黒い骨に殺されていた

 

私は不確定な情報の中1つの結論を出す

 

「逃げないと」

 

そして私は走った

 

無我夢中に走った

 

本当は部員達が心配だったけれどもそんな事を言える余裕は無かった

 

走った

 

走った

 

隣で人が捕まる

 

でも

 

走った

 

走った

 

そして走り続けて体力も無くなり私は生を諦めた

 

次は私の番…と

 

そして後ろから黒い骨が近寄ってきて手に持っている剣を振りかざした

 

「ゆきのんーーー‼︎」

 

私は生を諦めた、諦めたのに、彼女の声を聞いて私は思った

 

まだ死ねない

 

死にたく無い

 

死んでたまるか

 

剣は目の前に迫っていた

 

そしてつぎの瞬間

 

その剣は消えた

 

黒い骨と共に

 

そして新たに視界に入ったのは武器を構えた人たちだった

 

「おい、お前大丈夫か?ちっ、何でこんなに人がいるんだよ」

 

「ボヤいてる暇あるなら黒の軍勢を倒す!解った?カイン」

 

「わかってるよ、ミシディア援護頼む!」

 

そしてカインとよばれていた男は次々と黒い骨を倒していった

 

「俺も少しは強くなったか?」

 

「カイン‼︎後ろ‼︎」

 

「ん?ってやば、死ぬ」

 

「光を、掴む‼︎」

 

その声が聞こえた瞬間敵は倒されていた

 

「隊長‼︎すみません」

 

「いいよ、カイン。それより今からこの周辺にいる人たちを連れて帰る」

 

「「「了解‼︎」」」

 

それから彼等は混乱している人たちを保護して周った

 

「皆んな、これから王都に戻る、保護した人々の安全を最優先に!」

 

「あ、あのー、ここってどこなんですか?」

 

「ここは王都よ、って知らないでここに来たの?」

 

私が呆然としている中彼女は助けてくれた人達に話を聞いていた

 

「はい、気づいたらこんなところにいました。で、今から何処に行こうとしているんですか?」

 

「オイラたちが行こうとしているのは副都だよ〜」

 

「わっ、虫?」

 

「虫じゃないよ、オイラはピリカ」

 

私はやっと話せるぐらいには落ち着いた

 

「あ、あの私は雪ノ下雪乃です。貴方たちはどうして助けてくれたんですか」

 

「俺たちは義勇軍だからな、当たり前のことをしてるだけだ」

 

「ちょっとカインさん、安静にしてくださいって言ったじゃ無いですか」

 

「ごめんごめん、マリナ」

 

「まあ話は副都についてからね」

 

「…わかりました」

 

いろいろ聞きたいことはあったがそれは向こうも同じみたいだった

 

「ねえ、ゆきのん、ヒッキー大丈夫かな?」

 

「っ、ええ、きっと彼なら大丈夫よ」

 

「そう、だよね」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「僕はこの義勇軍の隊長をしているユーリだ、少し君たちの話を聞いてもいいかな?」

 

「はい、僕は葉山隼人です。ええと、僕たちの現在の状況を説明します」

 

「彼も生きていたのね」

 

知り合いの生存は嬉しい事実だった

 

それほどまでに私たちは死を実感した

 

現在わかっている生存人数は200名くらい

 

全員総武高校の生徒だった

 

その中に彼は居なかった

 

「と今に至ります」

 

「隊長、これからどうする」

 

「皆んなにはユリアナ様に頼んで保護してもらうつもりだ。皆さん、当分の間休息をとってください」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

2日後

 

「という訳です、ユリアナ様。すみません、この方達を保護してくれませんか」

 

「もちろんよ、ユーリ」

 

「しかしユリアナ様‼︎」

 

「困っている人は見過ごせません」

 

「という訳で、皆んなはここに住んでくれ」

 

「あ、あの‼︎」

 

「どうしたの由比ヶ浜さん」

 

「ゆきのん、私は義勇軍に入ろうと思う。お願いしますユーリさん。私を義勇軍に入れてください!」

 

俺も、私も、うちもー、僕も

 

他の人たちも由比ヶ浜さんに賛同している、なら私は?

 

…そして決心をした

 

義勇軍に入ればいつかきっと彼に会える、それに帰る手段は待っているだけじゃ手に入らない

 

ならすべきことは1つ

 

「私からもお願いします。ユーリさん」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。