めたるぎあ IS   作:プレゼントすこってぃ君

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初投稿です。至らぬ点数々ございますが、どうかよろしくおねがいします。



あくとわん   潜入任務 ~start up IS~

「インフィニットストラトス」、通称「IS」 

 

 世界最強の兵器であり、何故か女性にしか反応しないマルチフォームスーツ。

 

 攻撃力、防御力さらに機動力においても従来の兵器を凌駕し、

 

 他に類を見ないすぐれた機能を持つ。

 

 いつしかISは社会的な男性と女性の立場をすっかり逆転させていた。

 

 そんな女尊男卑の思想があふれている国、日本に 一人のアメリカ人が来ていた。

 

 

 

「あれがIS学園か..... いざ目の前にすると緊張するな」

 

 窓に映る学園を見て緊張した様子の青年。その髪は茶色で顔つきは外国人だと容易にわかる。

 

 青年は緊張していたがその口角は、引き締まっており、

 

 冒険心にはらんだ目で学園を見つめていた。

 

 

 

「IS学園」日本に設立された、IS操縦者育成のための特殊国立高等学校。操縦だけでなく、整備などISに関する能力育成もここの学園で育成される。

 

 しかしながら、この学園は国家だろうが組織だろうがなんだろうが関係者以外の立ち入りを厳重に禁止している。つまり、一般人は入れるわけがない。

 

 例え武装したテロリストやサイボーグとか忍者が襲撃したとしても決して侵入できる事はないだろう。 もちろん、ISは女性にしか扱えないため男性が入学することはまずありえない。

 

一部を除いて....

 

 

 

 そんな学園の正門に立つのは、年齢15~16歳、冷静な性格で女好き、ダンボールやドラム缶をこよなく愛する男。  その名は.....

 

 

 

 

 

 

 

 Davit(デイビット)

 

 

 

 

 

「こちらデイビット、IS学園に潜入する」

 

 

 

 意味不明な独り言を呟くと彼はダンボールを被り学園に潜入任務を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ALERT  危険  99.99

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼は正門付近ですぐ見つかった。ダンボールで潜入など、

 

 どこかの間抜けな敵兵にしか通用しない。現実は甘くないのだ。

 

 警備員に追いかけられながら、ダンボールを被り、学園周辺を小走りする。

 

「くそっ まさかこんなに早く見つかるとは。敵も侮れないな」

 

 自分がどこにいるのか、出口さえわからなくなっていた彼は内心焦りながら、

 

 まだクールを装っていた。

 

 

 

 前方に訓練用IS 打鉄が目に入る。彼はそれを見るや否や、打鉄にかけ寄った。

 

 彼が学園に潜入したのは女子高生たちを見ることも一つの目的であったが、

 

 一度でいいからISを見て触れたかったのだ。彼には学園で教官を務める兄がいるが、

 

いくら頼んでもISを触ることも、学園に遊びに行くのも許されなかった。

 

 つまり、これは一世一代のチャンス。

 

 この機会を逃したらもう一生ISを間近にすることはないかもしれない。

 

 

 

 打鉄を舐めるようにして眺め感嘆の声を漏らす。

 

「世の女性たちはこいつに乗って、陸海空を駆け巡るのか.....

 

 男のロマンだが動かせないのは残念だ、うむいやしかし」

 

 

 

「いいセンスだ」

 

 と賞賛の言葉を贈ると共に装甲を撫でると

 

 

 

 

 

 突如コアが反応し、打鉄がゆっくりと起動した。

 

「なんだ!? 急に反応を示したぞ! トラップか!?」

 

 装っていた冷静も崩れ、思考をフル回転させる。この窮地を切り抜けるにはどうしたらよいか....

 

「そうだ、あれしかない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 警備員が駆けつけると、打鉄が起動していることに気付く。侵入者は見当たらず、

 

 痕跡も一切残されていないと判断。

 

 侵入者の行方と起動していたISについて報告を行おうと無線機を手に取る。

 

「こちら警備担当、侵入者は行方不明、

 

 そして不自然に起動された訓練用IS打鉄を発見、指示を願います、どうぞ」

 

「こちらIS部隊教官イーライだ、

 

 二つの事象の関連性を調べるとともに侵入者の情報収集をせよ」

 

 警備員は交信相手に驚愕し、手が震えた。

 

「いっイーライ教官!? 連絡担当の方はごふっご不在でしょうか......?」

 

「あいつは仕事を休んでいる、療養を名目としてな」

 

 風邪でも引いたんだろうか.....と思惟していると。

 

「あいつは私の格闘術を習いたいと請うから直々に指導したんだが、

 

 てんでダメだったね。15分でもう立ち上ることも出来ない。」

 

「直々に......恐ろしい」

 

「あいつは自分の役割に支障が出ることも予想できず、独断で行動した。その結果これだ。チームに迷惑をかけている。これは戦闘において最も危険な行為だ。おまえも気をつけろ」

 

「はいっ 貴重な忠告、誠に御礼申し上げます!」

 

 無線機を持ったままビシッと敬礼する。

 

「痕跡やなにか残っていないか?どんなに小さなことでもいい、落ちているもの、

 

 近くにあるものを調べてくれ」

 

 警備員は慌てて手を下ろし、目を大きく開けて証拠を探した。

 

「どうだ?なにか目につくようなものはあったか?」

 

「いえ.....打鉄と逆さのダンボール、ほかには見当たりませんね」

 

「待て、ダンボールだと?」

 

「ええ、ダンボールです、ハイ」

 

「それをちょっとどかしてみてくれ」

 

 言われたとおりにダンボールをどかすと。

 

 

 

 

 

「(!)あ"っ!?侵入者!?」

 

「しまった、見つかったか!」

 

 とっさに逃げ出すデイビットだが首根っこを掴まれ身動きが取れなくなる。

 

「へっへへへつかめぇたぜ侵入者!こちとらイーライ教官の鬼指導受けてんだ。

 

 逃げようとしても無駄だからな」

 

「待ってくれ! イーライ教官? それ俺の身内だ! 取り合ってくれ!」

 

「バーカアーホドジ間抜けぇ! そんな嘘通用すると思っとんのかい?」

 

 無線機から呆れたため息が聞こえる。

 

「ハッ!お見苦しいところをイーライ教官、侵入者を捕縛しました。これより取調室に「兄さん! 俺だ! デイビットだ!」だああ割り込むなガキッ」

 

 無線機に顔を近づけ叫ぶデイビット、それを抑える警備員でもみくちゃになる。

 

 

 

「そいつと話をさせてくれ」

 

 静かに聞こえてきた声。それは明らかに怒気を孕んだものだった。

 

「リョウカイ。サア、キョウカンハオマエトハナシヲシタイヨウダ」

 

 あまりの恐怖に片言になる警備員。

 

 デイビットは恐る恐る無線機を手に取り、耳に当てる。

 

「コチラデイビット、モウシワケナイコトシマ「御託はいい、俺の質問に虚偽なく答えろ」

....ハイ」

 

 足が震えている警備員。無線機から聞こえてくる一言一言に身を震わせながら応答するデイビット。

 

「単刀直入に聞く、お前が侵入者だな」

 

「ハイ」

 

「なぜ侵入した。理由を答えろ」

 

「ISヲミタカッタカラデス」

 

「他は」

 

「え?女が見たかったカラ」

 

 あまりのくだらなさに怒りを通り越して呆れる。質問(尋問)は繰り返されるうちに、声に怒気が宿ることはないものの、溜息の数が多くなった。

 

「はぁ......ではISが起動されていたらしいが、おまえ何か知らないか?」

 

「あ、それ俺がやった」

 

 一瞬の静寂、声が鋭くなる。

 

「デイビット、嘘をつくなと言ったろう」

 

「本当なんだ兄さん! 信じてくれ!」

 

 挙句の果てに警備員は何言ってんだこいつと軽蔑の目を向けられる。

 

「論より証拠、おまえがISが使えるか証明できるか?」

 

 イーライがからかうように煽ると、

 

「わかった、今証拠を見せてやる」

 

 と言い、おもむろに打鉄に近づく。

 

 

 

 息をのむデイビット。もしさっきのが偶然だとしたら、と不安になる。

 

 しかし証明しなければ兄の顔に泥を塗ることになる。警備員も動向を見つめている。

 

 デイビットは祈るようにして打鉄に触れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 打鉄は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 起動音を立てながら反応した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やった......偶然ではなかった」

 

 呟くデイビット

 

 自慢げにあたりを見回すといつのまにか何人か傍観者が居り、腰を抜かしていた。

 

 ありえないと叫ぶ者、ぶつぶつ何か呟く者、驚きすぎて口が塞がらない者 etc。

 

 やがて無線機から複雑な声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おめでとう デイビット。これでおまえも世界で二番目の男性IS起動者だ」

 

 その声は悔しいような、嬉しいような声だった。

 

 




3000文字って..
次はもっと文字数増やします。
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