ある日空から   作:有限世界

1 / 1
タグとあらすじにネタバレにならない様に詰め込むって難しいよね。

元ネタの1つは天空の城ラピュタ(嘘)。


ある日空から

 ふっと目が覚めてしまった。目覚まし時計を見る。05:29、カチッと分針が動き、アラームが鳴った瞬間オフにする。

 ベットから降りて大きく背伸び。首を軽く回しストレッチをして着替える。

 カーテンを開けて空を見る。今日は久しぶりに良い天気だ。

 階段を降りて玄関でスポーツシューズを履いて外に出る。

「おはよう、ワン子」

「ワン!」

 ペットの一子(イチコ)という犬に挨拶したら元気よく返事が返ってきた。ちなみにあだ名のワン子の方が定着している。

「散歩にいくぞ」

「ワン!」

 そしてジョギングしながら何時ものコースを走り出す。

「おはよう、天太(あまた)くん」

「おはようございます、平野さん」

 馴染みのお爺さんと挨拶する。毎朝この時間に散歩しているご近所さんだ。

「ワン子ちゃんもおはよう」

「ワン!」

 軽く世間話をしてジョギングを再開する。

「おはようございます」

「ワン!」

 出会う人出会う人挨拶していく。何時も通りの朝だ。

 川原を走る。今日は他に人がいないようだ。

 そこでワン子が動きを止めた。

「どうした?」

 珍しい。

「ワフー?」

 ワン子は空を見上げている。

「何かあるのか?」

 一緒になって空を見上げる。雲1つない、良い天気だ。昼から暑くなりそうなのが困りものだが。とりあえず洗濯物を干そう。

「ワフ?」

「だからどうし......何だあれ?」

 空に黒い点が見えた。それはだんだん大きく、いや、近づいてるのか?

「は?」

 近づいて来るのは人。人?人!?

 何で⁉何で人が頭から降って来るんだ!?けっこう好みだが、ってそこはどうでもいい!このままじゃオレにぶつかる!

 危ねぇ横っ飛び!

 

 グチャ!

 

 ……ええーっと、とりあえず見たくもないけどなー、恐る恐る彼女が墜落した場所を見る。

 かつて人だったものは見るに無惨な肉となり散らばっていた。ウゲー、ヤバい吐きそうだ。

 グニャリ

 錯覚だよね?肉片が動くわけないよね?ね?

 グニャグニャ

 っておもいっきり蠢いてるー!

『アウエエー』

 なんか言ってる!?

「ギャー!」

「ワンワン!」

 思わず逃げ出したわ!

 いやあれやべーよ、なんで手を伸ばしてくるの?血で真っ赤だし、顔から目がこぼれ落ちていて、虚ろな穴が恐すぎる。まだホラーの季節じゃねえよ。そもそもなんで復元してんの絶対に人間じゃないよ!

「ゼェ、ハァ」

 ここまで逃げればもう大丈夫か?後ろを振り向……

「ギャー!」

『イエアイエー』

 追ってこないでー!たーすーけーてー!

 

 

 

 この時、思ってもいなかった。この肉塊から復活した少女と世界を揺るがす大事件に巻き込まれることを。

 

 

 

 

 




ある日空から少女が降ってきた。
即死だった。即死なはずだ。
だから動くな生き返るな。迷わず成仏してください本当に。

元ネタはだいぶ古い大喜利で
『1日の内に良いことと悪いことが両方起こって結果プラスマイナスゼロの微妙な1日になった。何が起こったか?』
というお題に対する
「少女が空から降ってきて、即死した」
というもの。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。