俺はJOJOで、あいつは仮面ライダー、そして奴は太宰治。魔獣戦線の世界に転生?して俺TUEEEで無双する! 作:水無月冬弥
***シーン ジョジョ***
GM スピードワゴン(SPW)財団が管理している海岸沿いの別荘に空条承太郎の姿があった。
GM 静養するためにきているわけではない、海洋学者としてのフィールドワークの拠点として借りているだけであった。
GM 早朝、新聞を読みながら朝食を食べていると、スマートフォンの着信音が鳴り響く。
GM わずかに眉をひそめ、タメ息をつくとスマートフォンのディスプレイを見ると、発信先はSPW財団の本部からであった。
ジョジョ「やれやれだぜ」
GM そう呟きながらスマートフォンをクリックする。
SPW財団職員「あ、承太郎さんですか? 以前お伝えした、魔獣討伐の依頼が、円卓の騎士本部から入りました」
↑ここまでメールの内容
ジョジョ「あの吸血鬼でも、スタンド使いでもないという異能の存在か」
SPW財団職員「はい、なんでも、今回のタイプは人の生命力を奪うタイプのようです」
SPW財団職員「それで先方から、承太郎さんの指名がありましたので、確認の電話がありました。あくまで依頼であり、受けるかどうかは承太郎さんの判断で構わないそうで」
ジョジョ「……」
SPW財団職員「承太郎さん?」
ジョジョ「(俺が現在日本に滞在している事、俺の研究がひと段落して、特にスケジュールがないのも見越しての依頼か。俺の行動を監視しているようで気に食わないが。奴らの置かれている現状をみればやむなしといったところか)」
SPW財団職員「承太郎さん?」
ジョジョ「ああ、わかった。依頼を受けると伝えてくれ。あと車の手配を頼む」
SPW財団職員「わかりました」
---裏舞台---
ジョジョ「これで終わりでいいのか」
GM「いいよ。登場フェイズは魔獣討伐を決意するシーンだから」
GM「決意したロールさえ行えばOKだから、十分だよ」
翔太郎「へえ、俺はシーンの描写を全部GMに丸投げしていたけど、こんな風に自分で指定してもいいんだな」
GM「今回は元ネタありのキャラをつかっているけど、本来はオリジナルPCを使っているから、一番、そのPCの設定のことを知っているのは、当然、PLになる」
GM「だから、冒頭だけでも、自分で小説風に書いたほうが、そのPCらいしシチュエーションになるんじゃないかな」
翔太郎「だけど、面倒だな」
GM「だから、オリジナリティはかける普通の展開になっちゃうのでもいいのなら、すべてGMに任せてもいいんだよ」
太宰「逆に、私みたいに全て書いて、小説風にするのもありということだね」
GM「ああ、そうすれば完全にPLの想定通りの導入になるからね。ただ、TRPGの楽しみにはロールのやりとりってのもあるから、その楽しみはなくなっちゃうけどね」
太宰「それはしょうがないさ、でも、ロールのやりとりは、そのあとでじっくり楽しむ予定だから問題ないよ」