大人の夜、再開の時間 作:威菜
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「ったぁっ!」
部屋についたかと思えばベットに投げられ、強く頭を打った。ベットが大きく軋み、”ごんっ”と鈍い音も同時に鳴り響いた。
「あら、会わないうちに脆くなったのかい?」
と、ケラケラ笑い乍外套を脱ぎ、机に放り投げる。「ねぇ、中也ぁ」と先ほど同様に笑い乍近づいてくる。
「うるせぇ…あー…いってぇ…」
もろに後頭部を打ち、頭を抑える。あー、疲れてるのにプラス此れとか…。
俺は太宰を睨みつける。
「あ、中也のことは嫌いだけど、そういう顔は好きだよ?」
なーんて馬鹿げたことを言い放ちベットに座ってきた。どすっとベットに座るもんだから、軋む音が先刻の倍に聞こえた。
「んなことより…俺はもう眠いんだ…、さっさと帰れ帰れ…」
すでに体力がギリギリな為、布団に潜り手だけを出して虫を追い払う様に太宰を追い払う。
「やだよって、めんどくさいしー…、それに…」
一度立ち上がり、帰るのかと思えば眠いと言っている俺に馬乗りをしてきた。
そして、
「これからは、大人の時間だからね……?」
と、口角を上げ、ニッコリと微笑んだ。
~太宰Side~(一話へ戻る)
久し振りのポートマフィアだけど…全然変わってないねー…。
探偵社で寝ていたところ、先輩でありパートナーの国木田君に追い出されてしまって、することがないからってポートマフィアに潜入したはいーけど…。
「こんなに簡単に入れちゃうなんて…、警備もまだまだだねぇ。」
私の苦労は何処へ行ったんだか。なんて考えながら薄暗いポートマフィアの廊下を歩く。何処かに良い情報はないものか、と人に見つからない程度に館内を歩き回る。
「はぁ―……、ん、ここは…」
見つけたのは医療室のような場所。あぁ、ここは梶井がいつもいた部屋だったね…。何か面白うものはないかなと部屋の中に入る。
「いろいろな薬があるのだねぇ…。……おや、これは…」
小さな瓶に入ったピンク色の液体、その裏側にははっきりと『媚薬』と書かれていた。
「……」
ま、まぁ、どこかで使おう。と外套の懐に忍ばせ、その場を後にした。
「さぁて…あれ、この先は何があったっけなぁ…」
何せ四年も前のことだから、と思いつつ廊下を奥へと進んでいく。たまーに通る警備員にバレないように影や物置に隠れる。
「本当に…今のポートマフィアは温いねぇ…これなら、私たち探偵社でも勝てそうだよ…」
と、ニヤリとしながら警備の後姿を眺める。バーン、なんてジェスチャーをし、再び足を動かす。
「はぁ―…暇だ…。さっき仕掛けてきた中也の爆弾、何時爆発させようかなぁ…」
侵入経路は一番警備の少ない職員の駐車場から入る際に、ポートマフィア時代、相棒だった中原中也の車に爆弾を仕掛けたままだった。これ、本人の部屋に置いといて、なんだ?ってボタン押させるのとか楽しそうだな…と笑みを浮かべる。中也のことは大嫌いだ。煩いし小さい、私の方が優秀だ。友達関係としては全く好きではない。むしろ大嫌いだ。でも、友達でなければ……。
「なーんてね…、さぁて、此処には何処かに言い自殺場所はないかなぁー…」
気を一瞬緩めてしまい、声を上げて廊下を歩く。その所為、前から歩いて来る人陰には全く気が付かなかった。
「…、あ」
私たち二人は似た様な声を上げた。目の前に立っているのは、先ほども思った元相棒。t中原中也だった。
「…はぁ…、だから嫌な予感がしたんだ…。」
今日一番の溜息が自然と出た。
太宰SideEND
はい、今回は太宰Sideも入れました!この話はとりあえず中也目線を主にするので、ここらで太宰sのターンは終了します!w
次回は遂にRへと進んでいくので、楽しみにしていてくださいね!