落第騎士の師匠《グランドマスター》   作:Wbook

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侍道楽

「いやぁ……美味でござるなぁ……。流石は本場と言ったところか」

「おう、そうやろ兄ちゃん! 大阪のたこ焼きは世界一やで!」

「いやいや全く。感服いたした、親父殿のたこ焼きは正しく世界一であろう」

「かかかっ! 何言うとんのや、そんな当たり前のこと言うても何もでぇへんで!」

 

 

 現代を生きる侍、大阪へ降り立つ。ちなみに和服は置いてきた。

 

 新大阪まで徒歩三十分、バス三十分、電車一時間、新幹線二時間の計四時間の道のりである。

 もっとも最初の徒歩に関しては、額面上に限って言えば人類史上最速たる大英雄に匹敵する敏捷ステータスを有する彼にとっての“三十分”であるため、大してアテにはならないが。

 

 宣言通り、小次郎は七星剣武祭の会場たるここ大阪を訪れていた。

 

 何の教えも授けてない以上、弟子だなどとは到底言えないが、それでも根無し草の自分を師と呼んで慕う少年を無視できるほど薄情でもいられなかった。

 可能ならば極意の一つでもくれてやりたいところだが、我流たるこの身ではそれも叶わない。ならば、せめて見届けてやるのが人情というものだ。

 

 そうでなくとも、たまには世捨て人気分を捨てて山を降りなければ、そのまま森の一部になりかねない。

 縁や巡り合わせは大事にしなければ。

 

 

「なぁ、兄ちゃんも、七星剣武祭の観戦に来たんやろ?」

「うむ。その通りだ、親父殿。弟子が出るのでな」

「なんや、兄ちゃんも伐刀者(ブレイザー)か! しかしまあ残念やったのぉ、今年も優勝は大阪の諸星雄大で決まりやで!」

 

 

 《七星剣王(セブンスワン)》、《浪速の星》諸星雄大。小次郎も当然知っている。

 

 事故による再起不能の大負傷から復活し、七星剣武祭を制した不屈の男。

 《巌流》の名に相応しいと殻を与えられた小次郎から見れば荒削りもいいところだが、その槍捌きは潜在能力の高さを感じさせる素晴らしいものであった。

 

 

「確かに諸星雄大は素晴らしい槍使いだが……我が弟子も捨てたものではないぞ。アレは良い剣士だ」

 

 

 未だ道半ばではあるが、一輝はあの年齢で至れる最上に近い技量を持っている。

 確かに魔力では劣るのだろう。落ちこぼれというのは妥当な評価なのだろう。

 しかし、積み重ねた鍛錬は決して自分を見放さない。

 

 一念鬼神に通じる。小次郎は身を以てソレを知っていた。

 

 死の瞬間まで磨き上げた技量は——人類を超越した、最高峰の英雄達にすら通用したのだから。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 七星剣武祭参加選手を集めたパーティの翌日。

 待ち合わせていたホテルの入り口で、一輝は諸星に尋ねた。

 

 

『あの……諸星さん。夕食の件なんですが……』

『なんや、心配せんでも世界一のお好み焼きを食わせたるで?』

『それは疑ってないんですけど、出来ればもう一人招きたい人が居るんですけど……その人、選手じゃなくて……』

『あ〜、そんなことか。構わん構わん! オールオーケーや、遠慮はいらんで!』

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「で、黒鉄。これから来るっちゅう客人は誰のことなんや? 選手やないってことは《紅蓮の皇女》ではないんやろ?」

 

 

 お好み焼き屋、『一番星』。諸星の実家にして本日、一輝たちが招かれた“世界一のお好み焼き屋”だ。

 招く立場にいる諸星からすれば、当然の疑問と言えるだろう。

 一輝がメールで諸星から指定された住所を送信すると、自力で行くから気にするなとの返答が返ってきたため、彼はまだ一輝が招きたい人物に会えていないのだから。

 

 

「ええ、ステラではないですよ。今日は、七星剣武祭の開催に合わせて大阪まで足を運んでいる師匠を呼ばせて頂きました」

「なぁんや黒鉄の師匠かぁ、それならそうと……って、はぁぁ!? 《無冠の剣王(アナザーワン)》の師匠やとぉ!??!」

 

 

 何も、この驚愕は諸星だけのものではなかった。

 

 

「お兄様!? 師匠が居るなんて私そんな話聞いたことないですけど?!」

 

 

 珠雫が知らない以上、当然ながら有栖院も知らない。

 これには張本人である一輝も悪いと思ったが、別段隠していた訳でもなかった……とも、言い切れない。

 何をどう言い繕っても師匠である佐々木小次郎は未登録にして正体不明、出自不明の伐刀者だ。

 一輝自身、無意識に話題に出さなかったのではないかと思わないでもない。

 

 

「ああ……いや……師匠と言っても、お互いに我流だから何か技術を教わった訳でもなくてね。僕が勝手に呼んでいるだけって面もあるから…」

 

 

 一輝の言い訳に、ジトっとした目を向けて来る実妹を意図して視界から外しつつ。

 

 

「し、しかし……師匠か……。勝手に弟子入りしたくなるくらい強いんか、その人?」

「もちろんですよ。初めて会った時も立ち合って頂いたんですが……僕の剣は歯牙にもかけられませんでした」

 

 

 技量において常に他者を戦慄させてきた《無冠の剣王(アナザーワン)》。

 

 その彼をして歯牙にもかけられないと言わせるほどの剣豪の存在に、一同は息を呑む。

 諸星など、口元に凶暴そうな笑みを浮かべており、どのような魑魅魍魎が現れるのか、好奇心を隠せずにいた。

 

 一方の珠雫はといえば、何処かで見たような釈然としない顔をしている。まるで何処かの国のお姫様のようだ。

 

 

「《無冠の剣王(アナザーワン)》黒鉄一輝の師匠か……一体どんなお人なんやろうなぁ……!」

「——こんな人でござるよ」

 

 

 自身の隣に突然現れた気配に、諸星は思わず飛び退いた。臨戦態勢である。

 珠雫や有栖院にしても同じこと。

 この場の誰一人として悟らせることなく間合いの内側に出現した得体の知れない存在に、最大限の警戒を示したのだ。

 

 そう——やせいの こじろう が あらわれた。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「ふむ。どうやら……ファーストコンタクトは失敗したようだな。いや、失敬。どうにも若者たちに噂されるのはこそばゆくてな。つい、要らぬちょっかいを掛けてしまった」

 

 

 一見するならば、ソレは単なる長髪の優男。

 しかし、実態は遥かに異なる。

 敵意もなければ殺気も無い。笑顔すら見せているこの男がどれほど異質かなど、戦場に身を置き、頂を目指す才気溢るる彼らには容易く看破できた。

 

 黒鉄家の才女たる《深海の魔女(ローレライ)》が。

 

 隠密に特化した《黒の茨(ブラックソニア)》が。

 

 絶対的な間合いを誇る《浪速の星》が。

 

 いずれも優れた伐刀者(ブレイザー)である彼らが、間合いの内側に入られるまで誰一人として感知できなかった。

 恐らくは、自ら気配を現さなければ対応する間も無く首を断つことすら可能であっただろう。

 

 

「お疲れ様です、師匠」

 

 

 張り詰めた緊張の糸を解いたのは、この場で唯一平然とした様子を見せる《無冠の剣王(アナザーワン)》。

 彼の一言により、一同は落ち着きを取り戻し、状況を正しく把握する。

 

 

「……なるほど……ハンパやないな。アンタが《無冠の剣王(アナザーワン)》のお師匠様っちゅう訳か」

 

 

 挑戦的に口元を歪める諸星だが、背中を伝う冷たい汗に内心では激しく動じていた。

 目の前の人物は、まさしく“絶対強者”というべき存在であると認識してしまったが故に。

 

 

「やれやれ、ほんの少し脅かすだけのつもりだったのだが……少々やり過ぎてしまったようだ」

「師匠の隠密技術は人外的なんですから、気をつけて下さいよ」

「いやいや、拙者の隠密など明鏡止水からの派生……単なる透化に過ぎんと申したであろう。本物のアサシンであるなら、極まれば言葉を交わせる程の間近であっても尚、簡単には気配は悟らせぬであろうよ」

「ソレどんな化け物アサシンよ……」

 

 

 サラッと口にした明鏡止水などという極みに居ることを無視しても、暗殺者という存在を高く見過ぎだろうと有栖院は項垂れる。

 

 まさか彼女も暗殺者の語源たる歴代の“山の翁”達を例に挙げられているとは思いもよらなかったが。

 

 

「へっ、まあええわ。ふざけた兄ちゃんやけど、実力は期待しとった以上みたいやしな。ワイは諸星雄大言うもんですわ、よろしゅう頼みます」

「有栖院凪です、よろしくお願いします。それにしてもお師匠様も良い男なのねぇ」

「……黒鉄珠雫です」

 

 

 当然、小次郎は彼らの名前を心得ていた。

 今はまだ雛であれど、いつの日かはあの日の“燕”に匹敵する猛者となるやも知れない若鳥達だ。

 

 未来のことは、少なくとも小次郎には見通せない。故に、才能ある者に目をつけるのは必然であった。

 

 

「丁寧な挨拶、痛み入る。こちらも名乗らぬ訳にはいかぬな。私は佐々木小次郎。肩書きなど特には無いが、よろしく頼むぞ、若人達よ」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 小次郎の名乗りに、まず珠雫がブチ切れた。

 

 小次郎からすれば筋違い……とも言い切れないか。

 ともかく不当な怒りでない訳でもないのだが、現代日本人に「私は佐々木小次郎です」などと名乗れば、大概ふざけていると思われるだろう。

 百歩譲って何かの間違いで本名だったとしても、たった今見せつけた技量の高さを加味するとタチの悪さが跳ね上がるというもの。

 

 諸星と有栖院は気にせず声を上げて笑っていたが。

 

 

「そうは言われても某は間違いなく佐々木小次郎、まごう事なき事実でござる」

 

 

 ……とも言い切れないが。

 

 小次郎のそんな心の声が聞こえたのか、珠雫はますます目尻を釣り上げる。

 

 

「……ともかく……少なくとも佐々木小次郎という名以外に私には名乗る名など無いのでな。そうであるものと納得してもらわねば……」

 

 

 懐かない、近づかない、それでいて視線は外さない。そんな子猫を目の前に置かれたような気分で、なんだか参ってきた小次郎。

 そんな場面を苦笑気味に見物していた一輝の肩を後ろから押すような形で。

 

 

「皆の者、某の名前などさしたる問題では無い。それ以外に名乗らないなら本名も同じ、これにて解決よ。さあ、お好み焼きとビールが待っているでござる!」

 

 

 一輝をお好み焼きに押し込みながら、自身もそそくさと退散するのであった。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「おお……昨日食べたたこ焼きも美味であったがコレも中々……。いや、酒が進む進む。女将、生中もう一杯!」

「兄ちゃん、顔がええだけやないで飲みっぷりも中々やな! おばちゃん気に入ったで!」

 

 

 生前は農家に生まれ、娯楽の類に傾倒することの無かった小次郎にとって、消費社会である現代日本は興味の尽きない代物であった。

 こうして美食に興じ、思う様に酒を飲むような日が来るとは思いもよらなかった。

 

 無論、剣の道を疎かにするつもりはないが、独りひたすらに剣を振るい続ける日々は一生涯やり通した。

 第二の生は、人生を謳歌するとともに、強敵と腕を競い、高め合うことに捧げよう。

 

 こうと決めた以上、小次郎の道は逸れることはない。

 ともかく、今はこのお好み焼きに舌鼓を打ちつむ、命の源たるビールを楽しむのみだ。

 

 

「師匠、飲み過ぎじゃないですか……」

「何を言うでござる、我が弟子よ。拙者酔ってなどござらん、ござらんでござる。まだまだこれからでござるよ」

「うわぁ……」

 

 

 途中、《白衣の騎士》薬師キリコや武曲学園新聞部の八心と合流するというハプニングもあったが、“その時間帯”の小次郎はまだ冷静さを保っており、連盟に周囲を探られることを煩わしく思い、八心に自身の記事を書かせないよう上手く誘導していた。

 

 しかし、いかな神域の達人と言えど、受肉した身で胃袋に次から次へとアルコールを注ぎ続ければ、酔っ払うのが道理である。

 

 なんとこの男、前日から飲み歩いていたようで。

 

 来る前に多少の仮眠は取ったようだが、アルコールは抜けきっておらず、ビールが呼び水となったようだ。

 それでいて技の冴えには然程大きな影響は出ない辺り、自制が効かなくなっているという点では危険物にも等しい。

 

 仮にも弟子を名乗っている一輝には重々承知されており。

 

 

「ほら師匠、もう人も少なくなってきましたし。そのうちまた来ればいいじゃないですか。今日のところは……」

 

 

 万が一にも帰り道で私闘に躊躇いのない喧嘩っ早い伐刀者などに絡まれては敵わない。

 そうでなくとも、今の大阪は危険だ。七星剣武祭を目的に、プロや裏世界の強者たる伐刀者(ブレイザー)が集まっている。

 そう、大変に危険なのだ。

 

 主に、相手の命が……。

 

 故に一輝も割りと本気である。

 翌朝になると、大阪の街に首を落とされた惨殺死体が転がっている……という事にならないためにも。

 

 

「む……。まあ、良かろう。確かにそろそろ良い時間だ。明日はお主の試合もある。これ以上長々と付き合わせるのも忍びなし……か」

 

 

 酔って自制心が破綻しているとはいえ、そこは小次郎。淀みない動きで椅子から立ち上がると、財布から金を出して、カウンターに置いていく。

 

 

「兄ちゃん、ウチのバカ息子に無理に引っ張ってこられたんやろ。お代なんか気にせんときや!」

「いやいや、そういうわけにもいかぬ。これだけ飲んで食っておいてただで帰るのは私としても居心地が悪いのだ、女将よ。次もまた美味いお好み焼きを出して貰えればそれで良い」

 

 

 ひらひらと手を振って諸星の母に断りを入れると、厨房から自分たちを見送りに出てきた諸星に。

 

 

「諸星よ、今日は良い店を紹介してくれたな。礼を言おう。私に興味があるなら、七星剣武祭の後にでも挑むがいい」

「ほぉ、ええんでっか? 言質もらいましたで?」

「無論、お主の五体が満足であればの話だがな。怪我人など相手にはせぬぞ?」

 

 

 諸星の眼光が、獲物を追う猛虎のモノへと変貌する。

 張り付いたような凶暴な嗤い。並みの人間であればそれだけで指一本動かせないだろう。

 

 

「心配は無用や。《七星剣王(セブンスワン)》のままアンタに挑ませて頂きますわ」

 

 

 とはいえ、コレは明らかな挑発である。

 当然それを向けられたのは、高みから見下ろす天剣などでは無く、目先の好敵手。

 

 

「だ、そうだぞ。どうだ、一輝よ?」

「どうだ、と言われても——望むところですよ」

 

 

 それでこそ、というのが一輝の正直な感想だ。

 降って湧いた頂の達人ではなく、諸星が常に狙い澄ましていたのは立ちはだかる《無冠の剣王(アナザーワン)》であった。

 

 光栄という思いとともに、確かな戦意の向上を、一輝は胸に抱いていた。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「《落第騎士(ワーストワン)》。一つ聞きたいことがあったんやけど……」

「なんですか、改まって?」

 

 

 一輝たち一同とともに『一番星』を出たキリコと八心。

 その八心が、思い出したように一輝に尋ねたのだ。

 

 

「あんな……突拍子も無い噂なんやけど……裏はとっておきとうてな。その……アンタが《比翼》と戦って勝った……言う話はホンマなん?」

「——ッ」

 

 

 一体どこから漏れ出した情報なのか、突然のことに一輝は動揺を露わにした。

 《比翼》のエーデルワイスとの決闘は、無人の校庭にて行われたもの。誰かにそれを聞かれるとは思いもよらなかったからだ。

 

 

「え、ちょ……まさかホンマにホンマなん?!」

「いやいや! 落ち着いてください! 確かに彼女とは剣を交えましたけど——」

「ホンマか!?」

「だから落ち着いて下さいって!」

 

 

 興奮気味の彼女を落ち着かせて、一輝は改める。

 

 

「確かに戦いましたが、正しいのはそこまでです。勝ってはいません。戦いの途中で気絶して、目覚めると病院のベッドにいました。つまり、情けをかけられて生き残ったんですよ。……あ、記憶が曖昧になるほどの惨敗で、ボロボロにされたことくらいしかお話しできませんから記事にもなりませんよ?」

 

 

 二の句を繋げないように、釘も打っておくことにした。

 何せ覚えていないものは聞かれても答えられない。それに、負けたというだけの情報では彼女のお眼鏡にも叶わないだろう。

 

 

「……妄想で補完すればワンチャン……」

「無いです」

「うー、ケチー」

 

 

 ならば、と彼女が問うたのは何とも日が悪いという言葉に尽きる一言で。

 

 

「なら、これだけ教えて! 記事にはせんけど知的好奇心ってヤツ! ——《比翼》とお師匠さんって、《落第騎士(ワーストワン)》から見てどっちが強いん?」

 

 

 本当になんてことを聞いてくれるのか。

 

 

「ほう……それは私としても興味がある。遠慮せずに断じて良いぞ、一輝よ。私よりも強いというならそれはそれで楽しみが増えるというもの……」

 

 

 どうやら例によって火がついてしまったようだ。

 もし仮に会場にエーデルワイスが現れたのなら、天下分け目の決戦が始まるであろう。

 湾岸ドーム周辺は一刀と二刀の新たな伝説の舞台となる。具体的に言うと曰くつきの廃墟となる。

 

 

「……その、どちらも本領を見た訳ではないので何とも言えませんが……“互角”と思って良いかと……」

「おおっ!」

「ふっ……」

 

 

 期待と興奮の入り混じるような八心の声の裏で、意味深な笑みを浮かべた小次郎に対して不吉なものを感じてしまった一輝。

 帰らぬ帰らぬとゴネていたのがどういう訳か、素直にホテルに戻るという。

 

 気が気でないと思いつつ、自身の“用事”を済ませるために、徒歩での帰路につく一輝であった。


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