鎮守府は今日も平和にボケてます。   作:Isaac 1,92

3 / 4
登場人物
 叢雲
 陽炎
 〜


管理職

「・・・はぁ」

 

「なーにため息なんかついてんのよ!叢雲!あんたらしくないわね」

 

「!?陽炎!急に背中を叩くんじゃないわよ。びっくりしたわ」

 

「あは!ごめん。それでどったの?ため息なんか、なんか悩み?」

 

「別に、なんとなくよ」

 

「まー、確かに叢雲はそういうタイプじゃないわよねぇ」

 

「・・・どういう意味よ」

 

「そんな怖い顔しない!ため込まないって事よ。逆にあんたのとこの一番艦なんか悩みを溜めそうじゃない」

 

「吹雪?まぁ、別にあの子はいいんだけど」

 

「何?じゃぁ誰の事?」

 

「初雪がね・・・」

 

「ふーん、叢雲の悩みは初雪ちゃんかぁ」

 

「あっ!?アンタ!・・・酸素魚雷喰らわせるわよ!」

 

「地上でどうやって打ち出すつもりよ。それに今のは完全に叢雲の自爆よ!さぁ、話しちゃいなさい」

 

「はー、もうなんだっていいわ。・・・・あいつ、結構溜めるのよ」

 

「初雪ちゃんが?全然そんな感じに見えないけど、意外と多感な感じ?」

 

「悩みじゃないわよ。・・・宿題よ」

 

「あー・・・鹿島さんと神通さんのあれね?」

 

「そう、ちゃんとその日のうちにやれば余裕で終わるのに、明日明日って言いながらやらないし、挙句の果て、白状したと思ったら期限が次の日、なんて感じよ」

 

「あー、でもなんか気持ちわかるわぁ」

 

「なんでよ、陽炎ってそういうのはその日にするタイプじゃない」

 

「まぁね。うちの場合は不知火にばれたら鹿島さんどころじゃなく怖いし。・・・一回、黒潮がやらかした時には一日中布団の中で震えてたわよ」

 

「・・・それはそれでそうかと思うけど・・・。で、そんなアンタがなんで初雪の気持ちがわかるのよ」

 

「んー・・・吹雪型って努力型っていうか、真面目な子が多いじゃない。手伝いとか率先してやるようなさ」

 

「まぁ、確かにそうね。白雪とか、優等生だし」

 

「そんな子たちに宿題手伝って、って言ったらさ、むしろできるまで付き合ってあげる!って完徹で勉強会とか始めそうじゃない」

 

「実際、一回あったわよ」

 

「マジ?」

 

「私は敷波のとこに逃げたけど」

 

「そういうところよ、初雪ちゃんが叢雲を頼るのは」

 

「はぁ?」

 

「吹雪型の中じゃ、アンタが一番そういう手の抜き方をわかってるじゃない」

 

「そこはかとなく馬鹿にしてない?雷みたいに錨で殴ってもいいのよ?」

 

「アンタが言うと冗談じゃなくなるからやめて。雷ちゃんそんな事しないし。馬鹿にもしてないし。ま、とにかく初雪ちゃんがあんたを頼るのはそういうところよ」

 

「・・・とりあえず、帰ったら酸素魚雷喰らわせよう」

 

「うわぁ、叢雲、アンタ今の顔、今までで一番マジだったわよ」

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

「あ、あっちで演習してるわね、少し見てく?」

 

「そうね、どうせ暇だったしね。旗艦は・・・阿武隈かな?」

 

「叢雲、軽巡の先輩なんだからせめて敬称はつけなさいよ。全く」

 

・・・

 

「みなさーん!私の指示にした・・」

 

「いっちばーーーーーーん!!!!」

 

「待つぴょん!卯月が活躍するぴょん!!」

 

「白露ちゃん、卯月ちゃん!ちゃんと陣形を保って!!って島風ちゃんどこ行くの!?あーもーちゃんという事きいてよぉ!」

 

「阿武隈、そう慌てるな。この菊月だいる。共に行こう」

 

「うん、でもね菊月ちゃん、私が旗艦なの。そのセリフ、そっちかっていうと私のだよね・・・」

 

・・・

 

「阿武隈さんも大変ねぇ、あんなに癖の強い連中と組まされるなんて」

 

「軽巡として練度も高いし、改二なんだけど・・・。阿武隈は優しすぎるというか、叱り方をわかってない感じよね。見た目も幼いし」

 

「ちょっと叢雲。あんた言うようになったじゃない。駆逐艦が軽巡に向かって幼いとはね」

 

「別にそんなんじゃないわよ。ただ、五十鈴や神通と比べるとどうしてもね」

 

「あー、確かにあの二人はキッツいわぁ。笑顔でオニみたいな訓練を課してくるからね」

 

「・・・」

 

「叢雲?どしたの、急に黙って」

 

「いや、なんとなく、私はまだ初雪一人な分恵まれてるのかなぁって・・・。少なくとも、私に軽巡は無理だったわ」

 

「あぁ、まぁ、確かにあれは私でも無理だわ」

 

・・・

 

「皆さーん。しゅうご・・・」

 

「ねぇねぇ菊月、この前提督から間宮さん券もらったぴょん。一緒に行くぴょん」

 

「卯月・・・まだ訓練の・・・む?いま間宮さんといったか?それは黙っていられないな。すぐにでも行こう」

 

「ふっふっふっー!白露がまたしてもMVPだぁ!いっちばーん!」

 

「むー、島風だって負けないんだから。白露ちゃん。今度はかけっこで勝負だよ!」

 

 

 

「もーーー!!!みんな私のいう事をきいてくださーーーい!!!うえーーーん!!」

 

 




登場人物
 叢雲
 陽炎

 阿武隈
 白露
 卯月
 菊月
 島風


この鎮守府一番の苦労人の一人は間違いなく阿武隈です(笑)

 青葉「提督、そんな阿武隈さんに向けて一言お願いします」

 提督「いいぞ、卯月、もっとやれ」

 衣笠「憲兵さんコイツです」


本音コーナー

 作者は長良型推し。特に五十鈴の0π。

?「撃ってくれってこと?」(殺気)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。