どーも、フェルデルトです。
本編ネタが思い浮かばないので企画行きます!
では、どうぞ。
ハロウィン。それはキリスト教におけるお盆みたいな物らしい。
もとは向こう側からやってくる異形達に襲われないように
異形達の格好をとったのが最初のハロウィンらしい。
相変わらずお兄ちゃんはそういう雑学に詳しい。
しかし、私は知るよしもなかった。
今日今この瞬間から、ハロウィンというものが始まっていたことを。
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朝6時半。お兄ちゃんが起きてる筈もない時間。
今日はブランお姉ちゃんも来てないし、久々に二人きりだ。
意気揚々と、まではいかなくても、私は上機嫌でお兄ちゃんの
部屋に向かってそして、目を疑うような光景を見た。
「やぁ、明。おはよう。」
お兄ちゃんがもう制服に着替えていて、私にもめったに見せない
笑顔をふんだんに振り撒けながら立っていたのだ。
正直、見とれてた。けど、違和感しかなかった。
「えっと、うん、おはよう、お兄ちゃん。」
その場はそれで逃げたけど、お兄ちゃんが、
あのお兄ちゃんが朝から笑顔のバーゲンセールなんて
ブランお姉ちゃんがいたら大変なことになってる、絶対。
だけど、絶対おかしい。何がおかしいって、全部おかしい。
...とりあえず、あかねぇかブランお姉ちゃんに相談しなきゃ...
「さて、今日は8時間連続レイドイベントだね...編成どうしよ。
ベールに相談すればどうにかなるかな。」
目の次に耳も疑う事になろうとは。まさかのお兄ちゃんの口から
ベールさんの名を聞くなんて。聞き間違えとかそういうレベルじゃない。
確実にお兄ちゃんはベールさんの名を出した。
「ふぇい!?」
自分でも頓狂だとは思った。けど、それ以上にお兄ちゃんは頓狂だった。
「どうしたんだい、明。具合でも悪いのかい?」
「お、お、お兄ちゃんこそ!」
絶対あり得ない。お兄ちゃんがベールさんの名を出す時はほぼ
100%あの人を全否定するときだけ...なんかとっても可哀想だけど
それでもお兄ちゃんの主義主張その他偏見や性癖とかを鑑みても
あの人を肯定的にとらえることはめったに、というか見たことがない。
「いや、僕はいたって普通だよ?」
「僕...?あぁ、お兄ちゃん、私やっぱり熱あるかも...
ちょっと体温計ちょうだい...」
一人称が違う時点で確信した。病院に行くべきはお兄ちゃんだ。
だから私はお兄ちゃんが体温計をとるために私に背中を向けた瞬間に
変身して、いつものお兄ちゃんなら絶対に防げると確信のある回し蹴り
をお兄ちゃんの脇腹に打ち込んで...防がれずにお兄ちゃんへ直撃したのだった。
「こんなのお兄ちゃんじゃない...まずはブランお姉ちゃんに相談しないと...」
早起きしておいて良かった。さて、ブランお姉ちゃんは...
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「あ"?あぁ?影の奴の様子がおかしい?私に聞くな、ベールに聞け。
それと、私はお前の姉じゃねぇぞ、あんなのとくっつけるか!」
性格が変わっているのはお兄ちゃんだけではなかったようだ。
ブランお姉ちゃんもまた性格の逆転が起こっていた。
(そんな感じはしないんだけどね。)
「え?いやでも昨日一回自分の寮に戻ったじゃない!とっても
名残惜しそうに!あんなにお兄ちゃんとべたべただったのに!?」
食い下がらずにはいられなかった。
わかってる。めっちゃ怒られる。それでもなんだろう、これだけは
絶対におかしい気がするんだ。
「...はぁ、貴女は誰のことを言ってるのかしら?
目障りだし耳障りよ。茜の知り合いでなければ酷い目に会わせていた
ところよ。ここは茜に免じて、消えなさい、とだけ言うわ。」
けど予想とは逆に、静かに、冷淡に私は否定された。
正直、神経まで凍ったかと思った。
ブランお姉ちゃんはそれを言ったきりどこかへ行ったけど、
私は全く全然動けなかった。
「こんなの、絶対おかしいよ...」
そうして、登校時間になったから、私は教室に向かったのだった。
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「うふふ、あら、明ちゃん、ごきげんよう。」
「あ、うん、おはようギアちゃん...」
ギアちゃんまでもがキャラ変が起こっていた。ということはきっと
ユニちゃんもその例に漏れず、きっとキャラが変わってるだろう。
「わ、あわわ、またやっちゃった...」
言わんこっちゃない。ユニちゃんは黒板のチョークを数本落として
折ってしまうほどのどじっ子になっていて、ギアちゃんは超お嬢様
キャラになっていた。
えぇ...これもう無法地帯...
授業中は延々とこの無法地帯で生き抜くことを考えてたけど、
きっとそれは無意味。ノワールさんはきっと素直になっただろう
から話しやすいと思うけど、その分友達も多いだろうからな...
ネプテューヌさんは...多分ヒッキーしてる。
困った、私はどうすればいい...あれか?もはや郷に入っては郷に従えと、
そういう事なのか?でも私自身私の性格がわかってなかったり...
「これは果たして何かのいたずらか果たして夢か...」
そんな風に悩み悩んでいたら、意識が飛んでいった。
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「ふぁぁぁ...あれ?」
気づいたら家だった。私のベッドだ。
そう思って起きようとすると、私の身体が重いことに気づいた。
そう、お兄ちゃんに抱きしめられていたのだ。
「どこから入ってきたの全く...ほらお兄ちゃん、起きて。」
「め~い~...そんなつれないこと言うなよ...あと数時間...」
「ふぇい!?」
また頓狂な声が出た。でも今度はお兄ちゃんがいつも通り。
それに寝ぼけている。行くしかない。
「お兄ちゃん!」
「ふぁい!?朝からどーした!?」
「お兄ちゃんの恋人は誰!?」
「ブランに決まってんだろ!?熱でもあんのか?」
良かった。ここまではっきりブランお姉ちゃんの名前を出すなら
お兄ちゃんはまとも極まりない。そう思って、私は首を横に振る。
「ううん、悪い夢を見てたの。」
「そうか...」
お兄ちゃんはそれだけ言ってまた私を抱き寄せた。
どうしようもないシスコンのお兄ちゃんで良かったと思ったのは、
きっと今までも何度かあったと思うけど、それでも今日が一番、
そう思った日だと思う。ありがと、お兄ちゃん。
「すぅ...すぅ...」
「あ!寝るな!起きろー!」
...いろいろ台無しだよ...
書き上がった...すいません、今ちょっとスランプ気味です。
それでもどうにか本編は4章を今年中に終わらせたいです。
では、もうしばらくお待ちください!