これもまた時間軸の間の話。
「お兄ちゃーん。遊園地行こー。」
「なんでだよ。」
「ロムちゃんとラムちゃんが行きたいって。ブランお姉ちゃんも良いって言ってたよ?」
「仕方ないなぁ、ならば行こうか。」
「うん...!」
「というわけで一番大規模な遊園地にとうちゃーく。」
「影、はりきり過ぎよ...」
「チケットも1日フリーパスなんて...」
「おにーちゃんすごい!」
「すごい...(にこにこ)」
「さしずめ、流石ですお兄様と言ったところかしら...」
「ふははー。楽しむだけ楽しめー。まぁ、まとまって行動するけどね。」
「「「はーい。」」」
まずは、メリーゴーランドに行くことになった。
「いやっほー!」
「くるくるまわる...」
「あはは、たのしー!」
「随分元気ね...でも影、なんで二人乗りのをロムラムに譲らなかったのよ。」
「落下の危険性がある。それにこうして二人でいるのも久々だろ?」
「まぁ、そうだけど...」
次はコーヒーカップ。
「わー、ぐるぐるくるくる、目が回るー!?」
「そうだね、めいおねえちゃん...(ぐるぐる)」
「おにーちゃんとかおねえちゃんはよくへーきだよねー。」
「影、この瞬間ばかりは貴方の眼帯が羨ましいわ...!」
「そうでもないぞ?結構回るぞ...!?」
そして次は巨大迷路。
「おにーちゃん、こっち?」
「こっち...かな...」
「えー、こっちじゃないのー?」
「...そうね...壁を伝って行くのが正攻法かしら...」
「...出入口以外閉鎖されてるからな、気流でわかる。こっちだ。」
そしてベンチで一休み。
「あー楽しい...」
「うん、たのしい...!(にこにこ)」
「もっとあそぼ!次は...あれよ!」
「あれって...げ。」
「跳ね上がり落下するアイツか...行こうか。」
「影、私は席を長く外すから後を頼むわ。」
「おう。わかった。」
そんなわけでこのアトラクション。
んっと、名前は«昇天堕天»
「痛々しいネーミングだ。どうせならルビでClosed heavenとでも
追加して欲しいな...」
「お兄ちゃん、それも痛い...」
「明!?怪我か!?何処だ!?」
「いや、どこも怪我してないよ...」
「はやくいこ...?」
「そろそろ順番くるわよー!」
「うーい。」
ガシャン。[stand by...]
「「「きゃぁぁぁぁ!?」」」
「っく、まさかここまでの高度まで一気に行くとは...」
[complete.]
「「「きゃぁぁぁぁ!?」」」
「ぬおあぁぁ!?」
「随分聞こえるわね...悪いが私はあんなので気絶しない自信はないぜ...」
...うーん、どうにか失神は免れたようだ。
「明、ロム、ラム、無事か?」
「私は平気...」
「おにーちゃん、こわかったよ...(ぶるぶる)」
「で、言い出しっぺのラムが拍子抜けて失神とな。」
「どうするおにーちゃん。ロムちゃんも結構ふらふらだよ?」
「二人とも運ぶよ...まずは...ロム、肩車してやるよ。」
「いいの...?やった...♪」
「よいしょ...で、これでラムとロムの脚を抱き抱えればっと。」
「凄いお兄ちゃん。安定してる...」
「いやー、改めて抱えると大きくなったなぁ、可愛いなぁ...」
「聞いちゃいない...まぁいいんだけど...」
「影、最早兄を通り越してそれは父親スタイルよ。」
「俺はまだ若いぞ!?そりゃないよ...」
「冗談よ。それよりも、ラムはどうしたの?大方あのアトラクションで
気絶したようだけど...」
「ご明察。ともかく、まずは目を覚ますまで待たなきゃな...ロム、下ろすぞ。」
「うん...」(影から降りる
「ラムは私が見てるわ。」
「よし、なら明、アイス買ってやろう。」
「え、いいの?」
「もちろんいいぞ。お兄ちゃんだからな。」
「やったー!」
「アイス...ロムはいる?」
「ううん、いらない...」
「よし、じゃあ行こうか。」
「うん!」
「ねぇ、ロム。影といて楽しい?」
「うん、たのしいよ。おにーちゃんやさしいし、かっこいいし。」
「格好いい、ね...」
「...?おねえちゃん?」
「何でもないわ。ちょっと悔しいだけよ。」
「くやしい...?(きょとん)」
「貴女に言っても仕方のないことなんだけどね。」
「あうぅ...」
「あ、ラム、目が覚めた?」
「おねえちゃん...?」
「そうよ。しかし...随分と長く意識が飛んでたわね...」
「戻ったぞー。」
「はむ...おいしー...!」
「あ、影、ちょうど今ラムが起きたわ。」
「何!?ラム、どこか打って気絶した訳じゃないよな!?怪我してないよな!?」
「だ、だいじょーぶよおにーちゃん...」
「なら良かった...良かった...」
「もう、ほんともうシスコンね...厳密には貴方の妹ではないのよ?」
「何を言う、彼女の妹は暫定的でも俺の妹に等しい!」
「わ、お兄ちゃん際どい発言だね。」
「...それもまぁ、そうね...」
「ほれ、〆に観覧車行くぞ。」
「おー、行こー!」
観覧車に5人纏まって乗り、外を眺め、纏まって降り、
疲れ果て、家路につき小屋に戻るや否や、妹3人は寝室のベッドにダイブ。
「やれやれ、せめて着替えろよ...」
「まぁでも仕方ないわ。あれだけはしゃいだら眠くもなるわよ。」
「だな...どーするブラン、俺らも寝るか。二人で。」
「随分と積極的な案ね。けど寝る場所がないわ。」
「え?こいつら...五人普通に寝れる横幅のベッドを横断して
寝ていやがるのか...」
「仕方がないから、このソファーにしましょうか...」
「だな。」
互いの指を交差させて手を繋ぎ、肩を寄せ二人もまた眠りについた。
後日明が写真を撮りネプギアとユニに見せたのは余談である。