女神科高校の回帰生、混沌領域   作:Feldelt

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企画:reason of his hate

「突然ですがお兄ちゃん。なんでぱふぱふ、ぼいんが苦手なのですか?」

 

...頭を抱えたい。それは凍月 影という個人の闇に相応するからだ。

 

「確かに...それは気になりますわね、影さん。」

 

「なんでですか...?」

 

そしてこの俺が忌み嫌うものを持つ二人の追撃。

 

「説明しなきゃダメですかねぇ...」

 

「冷や汗かいてるわね...トラウマでもあるの?」

 

「Yes,I do. I have a story. It is very scary.」

 

「ねぷっ!?わたしが最も苦手な教科の英語!?翻訳して!こんにゃくあげるから!」

 

「この程度の英文くらい自分で訳しなさいよ!」

 

「えっと、訳すと、とっても怖い話があるみたいだよ。」

 

「おー、さすがネプギアだねー!」

 

「はぁ、なんでもネプギアに投げないの。で、本題はどうなのよ。」

 

「では話しますか、トラウマみたいなものもあるけど...」

 

「そしてまた私を膝上に乗せるのね...まぁいいけど。」

 

「こうしていないと精神異常をきたしそうだからさ...」

 

「それほどまでなのね...」

 

 

----------

 

 

さて、どこから話すかな。

 

俺が茜を失ってから別の担当に変わったんだが、そいつが

だいたいコンパ並みでなぁ、当時は大丈夫だったんだけど...

 

茜の話をするたびに、思い出す度に涙してたが...

 

あるとき延々と泣きじゃくってだな、俺の顔にある

通気口を全てあの忌々しき脂肪の塊に塞がれてだな...

 

気づいたら目の前に茜がいてな...

 

「って、それって、死にかけてるわね...」

 

あぁ、実際一回心肺停止までいったぽい。

 

「え、それマジ?」

 

マジマジ。じゃなくて、そこで茜に言われたのさ。

 

『うわー、えい君幸せな死に際だねー』

 

って。いやいや、俺は死にたくない、こんなのは幸せじゃない!

 

『だろうね、せっかく私が張った命も無駄にはされたくないし。』

 

そんな三途の川での会話のお陰もあって、どうにか生還することは出来たが...

 

「精神に深いトラウマが植え付けられた、というわけね。」

 

そ、気づいたら80くらいから上は駄目になってたのさ...

 

 

----------

 

「って、それ、私も駄目なんじゃないの!?」

 

「ノワールはある程度昔から知ってるから平気なのだと思われる。」

 

「そう思うとまぁ、納得してあげてもいいけど...」

 

「よかったねー、ノワール。友達いたねー。」

 

「あの程度の英文が読めない貴女には言われたく無いわよ!」

 

「うるさいよ...この話は心が疲れるんだ...」

 

「それよりも、影。もう立ち上がっていいかしら...?」

 

「特に急用がなければこのままでいてください...」

 

「はぁ、わかったわ、影。もう少しだけいてあげるわ。」

 

「ありがとう...」

 

死にかけた思い出というものは苦しいものだな。

 

「それが、理由ですか...」

 

「腑に落ちましたわ。しかし、もう少し柔和に対応していただきたいですわね。」

 

「嫌です。」

 

「んなっ...即答ですの...!?」

 

「そ。80以上に慈悲はない。」

 

「ベール、現実というものは残酷よ。」

 

「This is reason of my hate.」

 

「hateで、あっているんでしょうか...」

 

それを言わないでくれよ、ギア。

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