人間だけど私は魔化魍を育て、魔化魍の王になる。   作:創夜叉

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遅くなりなりました新話更新。
今回は、睡樹&蛇姫&南瓜VSローブの男(?)の戦いです。
この男の正体は察しの良い人は気付いてるのでしょうが、あるところからの刺客です。
今回はあるところにFateっぽいようなものを入れました。

2023年1月11日追加 悪魔魔化魍の能力に名前付けました。



記録玖拾参

SIDE蛇姫

 突如空間を歪めて現れ、『王を殺す』と言った謎の男の腕を掴み、私が持っていた予備の『転移の札』を使って睡樹と南瓜と共に王の居る場所からかなり離れた場所に転移した。

 

 転移してすぐに男を投げ飛ばし、空間倉庫から音撃管を4つ取り出す。

 蛇姫の四本の手に握られた音撃管から放たれた空気弾と南瓜の炎の塊は、目の前のローブを纏った人間に真っ直ぐ飛んでいく。

 だが–––

 

蛇姫

【なにっ!!】

 

 音撃管の空気弾に貫かれ、燃やされたのは男のローブだけで、穴だらけになったローブの破片と火の粉が地面にゆらゆらと落ちる。

 

【魔化魍が鬼の武器使うって、世も末っていうか、魔化魍としてどうなの?】

 

 声の聞こえたほうに蛇姫たちが顔を振り向けると一体の魔化魍が立っていた。

 その姿を分かりやすくいうのなら口元に猫科の髭を生やした鯰の姿をした人型魔化魍というべきだろう。

 馬の蹄に似た魚鱗を全身に覆うように生やし、天女の羽織る羽衣のようにひらひらする薄金色の薄い膜の鰭の両腕、龍宮の使いと同じ長い尾鰭を臀部から生やしている。

 そして、背後には数十個の人間の眼玉に似て、血管のような物をぶら下げているモノが宙に浮いている。

 

【僕はアロケル。ゴエティア72柱のひとりさ】

 

 名乗ったアロケルという魔化魍は宙に浮く眼玉を一つ手に持って、それを膜のような鰭の手でクニュクニュと弄る。

 

蛇姫

【前に戦ったオセの敵討ちか】

 

【違ーーうよー。だから言ったでしょ、僕は魔化魍の王を殺したいだけ】

  

南瓜

【あなた如きに王を殺させるわけがないでしょ】

 

睡樹

【それ……に僕た………ちが…さ…せ……ない】

 

 南瓜や睡樹の言う通り、そんなことをさせない。

 音撃管をアロケルに向ける。

 

【さっきも言ったけどさーーー。何で魔化魍が鬼の武器使ってのーー。おかしくない。っていうかそんな武器を家族と呼んでる魔化魍に使わせる普通。なんか今代の王は変だねーーー】

 

 私の向けた音撃管を指差しながら、文句を言うアロケル。

 確かに普通の魔化魍からすれば鬼の使う武器を使う魔化魍は普通は居ないだろう。だが、王は関係ない。

 そのことを反論する為に口を開こうとした瞬間。

 アロケルの持つ眼玉と目が合った。

 

蛇姫

【王はかんけ…………えっ】

 

 目の前にいたアロケルが消えた。いや、アロケルだけじゃない睡樹も南瓜もいない。

 しかも周りの景色も少し違う。どこか遠くへと転移した場所は何処にでもある平野。だが、周りは霧に包まれて昇っていた太陽の影も形も見えない。霧によって覆われた白世界。

 

蛇姫

【!!】

 

 何かの気配を感じ取った蛇姫はその方向に音撃管を撃った。

 どさりと何かが倒れる音が聞こえ、白い霧を散らしながら進んだ先には–––

 

蛇姫

【………えっ】

 

 そこにあったのは4つの音撃管で撃った空気弾によって身体中に穴の開いた幽冥の変わり果てた姿だった。

 

蛇姫

【嘘だ。嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ】

 

 なぜ、王が此処に?

 私は王を撃ってしまった? あああ、私はなんということを。

 王を間違ってこの地に飛ばしたどころか殺害するとは、私は王の家族として失格だ。せめて、この罪を。

 そう思った蛇姫は手に持つ音撃管の銃口を自身の頭に当て、引き金を引こうとした瞬間–––

 

蛇姫

【えっ?】

 

 目の前にあった霧と王の死体がいつの間にか消えていた。

 

南瓜

【何をしてるんですか!!】

 

 そんな声と共に頭に当てていた音撃管がはたき落とされる。

 

蛇姫

【南瓜? なんで、さっきまでそこに王の死体が?!】

 

睡樹

【王の……死…た…い? 何を…言って……いる…の? あれ…の…眼を…見て……から…へん…になった……から………あの…眼玉を……消し…た…ら………元…に戻った……の】

 

 どういうことだ。睡樹の今の話だと王は死体は消えたというよりなかったという風に聞こえる。

 南瓜や睡樹は私が王を殺した瞬間を見てなかったのか? 何故だ? 王を殺したのは間違いないはずだ。感触が残っている。何故?

 そんな疑問がどんどん浮かんでると–––

 

【あーーーああ。もう少しで、殺せたのに残念】

 

 心底、残念そうにいうアロケルが弄っていた眼玉を離す。

 

南瓜

【蛇姫に何をした】

 

【さあ、何だろうね? 知りたい? でも教えなーーーい! だって死人に口なしだし】

 

 アロケルが尾を振るうとそこから強風が吹き、蛇姫たちの動きを止め、さらにアロケルは自身の鱗を剥がしてそれを投げる。馬の蹄状の鱗はブーメランのようにくるくると不規則な動きで、私たちを襲う。

 アロケルの背に浮いていた眼玉はいつの間にか避けた先に移動し、蛇姫と南瓜は眼を合わせてしまった。つまり––––

 

【はーーーーい。残念でしたーーーー】

 

 そんな、アロケルの声とともに景色が変わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さっきと同じ景色だ。

 しかし、違う点がある王の死体のあった場所にアロケルが立っていた。

 

【……………】

 

 アロケルは鱗を手に持ち、私に向けて投げると同時に鱗を逆さまに持ってこちらに走ってくる。

 

【死ね!!】

 

蛇姫

【はっ!!】

 

 音撃管を握っていたはずの手には音撃弦があった。何故武器が違うのか気にせずに飛んできた鱗と飛びかかってくるアロケルに音撃弦を振るう。

 

「がふっ」

 

蛇姫

【……白?】

 

 アロケルだったものはその姿を白に変えた。

 白が死んだ。横に一刀両断された白の身体から臓物が溢れる。私の足元に落ちていく。白の内側から溢れ落ちた臓物の隣には先程殺した王の死体があった。

 

 二つの死体の目線が私を責めるように見つめる。

 何故、死なない。お前もこっちに来いと言わんばかりの睨みが私に刺さる。

 手に持つ音撃弦の刃を首に当て引きそうになった瞬間–––

 頬にとてつもない痛みが走る。

 

蛇姫、南瓜

【【はっ!!】】

 

 目の前に見えていたものや消えて、持っていたはずだと思った音撃弦は音撃管のままだった。そして、私と同じように頬を押さえる南瓜がいた。

 

シュルゥゥゥゥ

 

 声の方に向けば、ツタの腕を鞭のように振るって、二体の目を覚まさせた睡樹はアロケルをジッと睨む。

 

【ちっ。ひ弱そうだから殺さないようにと思ってたけど、もういいよ】

 

 舌打ちと共にアロケルは眼玉を動かす。

 今度はさっきとは違い、蛇姫と南瓜だけではなく睡樹を覆うように眼玉で隙間なく壁を作り、どこを向いても眼玉と視線が合うように配置された。

 

 ぐるぐると動く壁になった眼玉の視線を合わせないように眼を瞬間的に瞑ろうとする。しかし瞑ろうとした瞬間、アロケルから鱗が飛んで、眼玉からは光弾が発射されて、その攻撃を避ける為に眼を開けてしまい、蛇姫たちは再び、幻覚を掛けられる。

 

 三度目の光景に見慣れた私。

 そんな見慣れた光景の前には死んだ王や白、他にもたくさんの家族たちの死体があった。

 

「なんで生きてるの?」 「みんな死んだんだよ」 「早く楽になろう」 「どうして王を殺した」

 

「君なんて死ねばいい」 「助けて」 「死にたくない」 「返して」 「裏切り者」

 

「必要ない」 「消えて」 「王が死んだのはお前のせいだ」

 

 響く怨嗟や私を否定する声が頭の中に直接語りかけるように聞こえる。

 しかし、私は騙されない。

 

 すると、響いていた声が聞こえなくなる。

 

 死体は存在しない。王は死んでいない。王だけじゃない家族と呼ぶみんなも死んでいない。

 蛇姫、いや同じように幻覚を掛けられた蛇姫たちは顔を上げる。

 

蛇姫たち

【【【私(僕)をなめるな!!】】】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【馬鹿な!!】

 

 アロケルはその光景に目を疑う。

 さっきまでの遊びでもふざけでも無い本気で能力を使った。

 

 アロケルの能力『幻死の視線(ペルソナ・モルス・アイズ)』はアロケルの周りで宙に浮いている眼玉と目を合わせた者に親しいものが死ぬ幻覚を見せるという能力だ。蛇姫がみた幽冥の死体や白の死体もアロケルの能力で生み出された幻覚だ。

 それなのに目の前の三体の魔化魍は幻覚を見せていた己の周りに浮かぶ眼玉が次々と壊されていく。

 

 空間倉庫の術で仕舞い込んだ大きさの異なる音撃管を全ての手に持ち眼玉を撃ち落としてく蛇姫。

 

 植物である故に自身の腕を細く裂いて針のように眼玉に飛ばし腕を再生させるという荒技を繰り出す睡樹。

 

 溶岩のような粘性をもった炎を口から吹いて眼玉を燃やす南瓜。

 

 眼玉はどんどん数が減っていき、あっという間に最後の一つとなり、最後に宙に浮いていた眼玉が破壊される。

 その光景に狼狽るアロケルに睡樹と蛇姫、南瓜は動き出す。

 

【させるか!! なっ!!】

 

 動き出した睡樹と蛇姫に向けて、鱗を投げつけるが鱗は睡樹と蛇姫の傍から飛んできた溶岩にぶつかると弾けるように消える。

 

蛇姫

【はっ!!】

 

 お返しとばかりに蛇姫は右の手にある音撃管で撃ち、左の手で札を投げつける。

 アロケルは腕で音撃弾を防ぎ、尾で札を振り払った。だが、蛇姫も南瓜もニヤリと口を歪め、叫ぶ。

 

蛇姫、南瓜

【【睡樹!!】】

 

【な!!】

 

 二体の声によって気づいたアロケルが向いた先には、自身のツタの腕を幾重にも巻き付けた槍が握られていた。

 

睡樹

【これ…で…トド…メ!!】

 

 睡樹の手から風を切るように投擲されたツタの槍が宙に浮かぶアロケルの胸元に突き刺さる。

 

【こんなのに、怯む、ゴバアッ。かはっ。何、これ?】

 

 アロケルが自身の胸を見るとツタの槍はどんどん短く、いやアロケルの身体の中に侵入していく。

 

睡樹

【僕の…いま……出来る…技で………1番つ…よい技】

 

 睡樹の放ったツタの槍は勿論ただの槍ではない。

 彼女、睡樹は、妖世館では、畑を耕し野菜の栽培や、万年竹から貰った特製竹の育成などといった農業の真似事というより農業をやっている。

 しかし、それは王である幽冥が起きてる時に見ているもの。実は睡樹は王が眠った後に戦闘の鍛錬をしている。

 この鍛錬にはかつて、こことは違う『影の国』という場所で数多くの英雄たちを鍛え生み出した神霊に鍛えられ、同じ中距離攻撃を得意とし槍の腕は妖世館の家族内随一の実力を持つ常闇に師事してもらっている。

 

 この槍はそんな鍛錬の最中に偶然生み出した技だった。

 これを受けた常闇は、『その技を恐ろしい』と言った。

 

 何故ならば、常闇は全身を霧のように変えて自身の身体に刺さった武器を無効にする吸血鬼を体現させるような能力を持つ。

 しかし、この槍が刺さった箇所は霧に変えることが出来ず、更には槍が短くなるにつれてツタが体内に侵入し霧に変わっていた筈の身体をどんどん蝕んで、遂には常闇は身体を霧に変えることが出来なくなり、更にはツタが身体から突き出て命の危機というところだった。

 だが、睡樹が槍に止まれと思念で命じると、侵食は止まった。

 その後は、偶々居合わせた蛇姫に手伝ってもらう、何とか除去して傷を治療することに成功した。

 ただ暫くは、常闇は睡樹に罰として常闇の考案していた数々の槍技のサンドバックにされた。

 

 そして、この技を受けた常闇はそのツタの槍を自身の持つ偉大な師匠や兄弟子の槍と同じようアイルランド語(ゲール語)身を蝕み糧とする緑槍(グラスリィ・パラサイツ)と名付けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 胸元に突き刺さった身を蝕み糧とする緑槍(グラスリィ・パラサイツ)は柄の一部を残してアロケルの身体に侵入し、アロケルの血肉を糧としてツタは体内で根を張り血を吸い上げ、肉を貫きながらどんどん成長していく。

 

【ぐがあああああああああああ!!】

 

 胸元から全身に広がる痛みにアロケルは叫ぶ。

 肉をかき分け、血管に侵入し、神経に根を張り、張った根から生命を吸い上げて、ツタの成長エネルギーに変える。だが、成長が急に止まり、痛みが消えたアロケルはハッと自身の胸元を見る。そこには–––

 

【ぼ、僕の(心臓)!?】

 

 胸元に刺さった槍の穴が広がって出来た穴があり、そこからツタに絡まれて体外に出ても懸命に動かしているアロケルの(心臓)があった。

 アロケルの核に絡まるツタの一部が鋭く飛び出て、核を貫く。

 

【がはっ…あ、がぁ】

 

 どんな生物だろうと(心臓)を貫かれて無事な生物はいない。

 赤黒い塊のような血を吐き出し、宙に浮いていたアロケルの身体は重力に従って、そのまま落ちていく。落ちてくるアロケルに蛇姫は手に持つ全ての音撃管の照準をアロケルに合わせる。だが、不意に聞こえたアロケルの言葉にとどめを刺そうとした蛇姫と睡樹に届く。

 

【お母、さん】

 

 そんな声が敵から聞こえると同時に睡樹と蛇姫は動いていた。

 

SIDEアロケル

 羨ましかった。あの人間(魔化魍の王)が。

 

 羨ましかった。家族と一緒に居れるのが。

 

 羨ましかった。友達と一緒に遊べるのが。

 

 羨ましかった。自分のやりたいことを出来るのが。

 

 僕には何もない。家族も友達も夢も。

 そんな僕にある意味。ふさわしい最後………………でも、最後に、もう一度、もう一度、会いたかった。

 これが、終わったらまた会える……そう、思っていた。けど、もう無理。

 

【お母、さん】

 

 不意に呟かれたアロケルの声に下にいた二体の魔化魍は反応する。

 

睡樹、蛇姫

【【!!】】

 

 宙から真っ逆さまに落ちる僕を蛇女の魔化魍(蛇姫)は、持っていた音撃管を捨てて六本の腕を使って受け止めて、優しく身に寄せる。植物の魔化魍(睡樹)は僕の胸に刺した根を生やす槍を抜き捨てて、地面に垂れた僕の腕を掴み、その腕を優しく撫でた。

 

【何のつもり、て、きに、対しての情けのつもり】

 

睡樹&蛇姫

【【………】】

 

 アロケルの質問に二体は答えずにアロケルを濡れた赤子を優しくタオルで包み込むように扱う。

 

南瓜

【……………】

 

 二体の背後で溶岩を纏わせて巨大化させた腕を振り下ろそうとしていた南瓜頭の魔化魍(南瓜)は腕を元に戻し、二体の魔化魍から離れていった。

 

 この二体は何をするつもりなんだ。死の間際とはいえ。僕は二体を殺すために眼を作り出そうとしたが……………やめた。僕を殺すためにしているのかと思ったが、本当にただ撫でているだけ。意味がわからない。理解できない。

 

 でも、不思議だ。懐かしい感じがする。

 

 それも、さっきまで戦っていた敵から。

 敵なのに、さっきまで、殺し合っていたのにそれなのに何で?

 

睡樹

【ーーーーー♪】

 

 腕をそっと撫でる睡樹が唄う子守唄がアロケルの遥か昔の思い出が蘇る。

 

 お母さん?

 

 アロケルが思い出したのは、産まれてまだ少ししか経っていない幼体の頃。

 自身を産んだ母親が幼体だったアロケルを産衣に包み、まだ短かかったアロケルの鰭の腕を撫でながら子守唄を唄っていた。

 

 アレと交わした契約は失敗。おまけに僕はもうすぐ死ぬ。

 

 お母さんとはもう会えないのに…………何でだろう? あの時のお母さんの様な温かさがある。

 

 僕の求めていたモノが、だから、せめて、僕はこの魔化魍たちに言うべきだろう。

 

【ありがとう】

 

 その言葉を最後に止まっていた時間が進むようにアロケルの身体は崩壊は進んでいき、ボロボロと崩れていく。睡樹は崩れていくアロケルの腕を握り締めて、蛇姫は塵に変わる最後の瞬間までアロケルを抱きしめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡樹

【もし…も……彼が………悪魔……魔…化魍じゃ……なかっ……たら………僕は…あの魔化魍…の友人…になれた…のかも】

 

蛇姫

【そうですね】

 

 そう言う蛇姫の身体の上には崩れて塵と化したアロケルだったものがあり、睡樹の手には崩壊が止まるも短く残ったアロケルの腕が残っていた。

 

 睡樹はアロケルの腕を蛇姫の術で状態保存してもらってから仕舞ってもらい。蛇姫の身体の上に残ったアロケルだった塵は突如吹いた風で飛ばされる。

 

南瓜

【戻りましょう】

 

 飛んでいく塵を見ながら南瓜の言葉で三体は王の元へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アロケルが死んだ地から少し離れた場所。

 霧のような黒いもやが全身を覆って姿が見えないが、その手にはアロケルが回収した人間の魂が握られていた。

 

【…………死んだかアロケル。まあ、いい。魂は回収できた。次はもう少しマシなやつを送ってやろう。なあ、魔化魍の王】




如何でしたでしょうか?
今回登場した『ゴエティア72柱の悪魔魔化魍』はアロケルでした。
いつかの話に書いたと思いますが、本当はアロケルではなく別の『ゴエティア72柱の悪魔魔化魍』を出す予定でした。ですが、コロナという物が流行ってるのにウィルスを扱う奴を出すのはどうかと判断した結果、アロケルを出しました。
実際の悪魔のアロケルは立派な馬にまたがり燃えるような目を持つ真っ赤なライオンの頭を持った兵士という姿をして、その目を覗き込んだ者は自分の死に様が見せ、ショックでしばらく目が見えなくなると言われる。その話しぶりはしゃがれて大きい。天文学や教養学を教え、また優れた使い魔を与えてくれるという悪魔です。
ここでのアロケルは実際のアロケルの一部を容姿に散りばめています。
最後の人物は後々出てきます。ただし幽冥の家族にはなりません。
睡樹の持つツタの槍はFateの宝具っぽい感じで作ってみました。
グラスリィはアイルランド語で緑=グラスと槍=スリイを合わせて作った造語です。
こんな感じで幽冥の家族たちも宝具っぽい必殺技を作っていこうと思います。
次回の話のおまけに『身を蝕み糧とする緑槍』に宝具説明的な紹介を書こうと思います。
まあ、次回の話です。お楽しみに!


ーおまけー
迷家
【はいはーい。お待ちかねのおまけコーナーなんだけど、今回は睡樹と蛇姫と戦ったゴエティア72柱の悪魔魔化魍 アロケルの紹介だよ】

種族名:混合種 アロケル
属性:黒
スタイル:射
分類:中型
鳴き声:ジュルリ、ジュルリ
容姿:馬の蹄に似た魚の鱗を全身に生やし、龍宮の使いと同じ尾鰭を生やし、両腕がひらひ
   らした薄い膜のような薄金色の鰭で、背後に血管のような物をぶら下げた数十個の眼
   玉を周りに浮かし、口元に猫科の髭を生やした鯰の人型
能力:『幻死の視線(ペルソナ・モルス・アイズ)
   能力は、宙に浮かぶ眼玉に目を合わせた相手の親しい者や家族が死ぬ幻覚を見せる
   アロケルの周りに浮く眼玉と眼を合わせた相手に親しい者や家族の死ぬリアルな幻覚
   を見せる精神攻撃特化の能力。
   目を合わせた瞬間に能力が発動するので、眼を閉じれば能力は不発するが、眼を閉じ
   てる間の隙を利用して攻撃をしてくる為、否が応でも目を開けてしまい能力を受けて
   しまう為、非常に嫌な能力ともいえる。
   能力によって見せられた幻覚は眼玉を破壊するか、幻覚を見ている者に強い衝撃与え
   ることで解けるが、解けた瞬間に再び能力を仕掛けるために、現実と幻覚の境が分か
   らなくなり、相手を自殺に追い込むことが出来る。
   ただし、幻覚と理解している相手や凄まじい精神の持ち主に対しては能力の効果が半
   減する。
特徴:『ゴエティア72柱の悪魔魔化魍』に連なるもの。歪種。
   序列は52。階級は公爵。
   真名は『 他者を嘲笑い身を震わす大眼玉(Oculus magnus, qui alios deridet et se excutit)』。
   歴代の魔化魍の王に対しては興味を持っていないが、たくさんの家族に囲まれて幸せ
   そうな幽冥に対しては激しい憎悪をもつ。
   空気を読まずに喋り、場の空気を乱すが、本人に自覚はない。無数の瞳を生み出し長
   距離からの攻撃を行い、能力を使った精神攻撃を行う。だが能力に頼りきった攻撃が
   多いためか接近戦を苦手とする。
   オセの次に現れた『ゴエティア72柱の悪魔魔化魍』。九州地方において、佐賀支部
   跡地に漂っていた魂に契約をし、ある目的の為に集めていたが、魔化魍の王が現れた
   ことを知り、ゴエティアの代わりに『ゴエティア72柱の悪魔魔化魍』を束ねる者の
   指示で、幽冥たちに攻撃を仕掛ける。
   王の身辺警護をした睡樹たちによって別の場所に転移させられて、睡樹と蛇姫と南瓜
   と戦う。
   能力を駆使して睡樹たちを苦しめるも能力を自力で解かれて能力に使う眼玉を破壊さ
   れ、狼狽える。
   最後は睡樹の『身を蝕み糧とする緑槍(グラスリィ・パラサイツ)』受けて、産まれた時に少しの間しか共に過ご
   せなかった母親のこと思い出しながら睡樹と蛇姫に看取られながらボロボロと身体が
   崩れ塵と化した。残った鰭の腕を睡樹が回収した。
   だが、集めていた魂は何処かに消えた。
戦闘:尾を使った突風による行動阻害、鱗を使った中距離攻撃、
   浮遊する数十個の眼を使った遠距離攻撃と幻術
CV:平田裕美(ギョロロ)

迷家
【どうだったかなー? アロケルの紹介。本当は蛇姫に来てもらおうと思ったんだけど、今は一人にしてほしいって言って来なかったのー。
 睡樹も以前来てくれたから呼びづらいし、南瓜はいつの間にか居なくなっていたから。しょんぼり。
 まあ、次回も戦闘回ってやつらしいから楽しみに待っててね。じゃ、まった次回もよろしくねーー♪】
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