微妙な戦闘描写かもしれませんが楽しんで読んでください。
SIDE悪鬼
「クソ、何なんだよ!」
関東地方千葉支部からの命令で魔化魍を連れているガキの保護と魔化魍の抹殺が任務でこの山に来たが、来てみたら待ち伏せの如く魔化魍たちが襲って来た。
魔化魍………両親の仇。
魔化魍………殺すべき敵。
今の俺はガキの頃とは違って力がある。魔化魍を殺すための力が–––
「当たれ、クソっ!」
音撃弦 悪楽を振るも魔化魍たちには当たらない。
ツチグモがちまちまと口から毒針を吐き、木の上からはヤマビコが毒音波を出して、こちらの動きを封じようとしている。
イッタンモメンは翼から突風を出してオトロシはその突風に乗って、突進を掛けてくる。
悪楽をオトロシに突き刺そうと構えるも、その瞬間を狙ってかツチグモとヤマビコが毒針と毒音波を放って来て構えも出来ない。
ちまちまとした攻撃に俺は苛立つ。
「
苛立つ俺は動き続けるオトロシがいる足元に向かって音撃を放つ。
この音撃は魔化魍にではなく、魔化魍が移動する足元に音撃を放ち対象の魔化魍の足を土で固定してまたは足に清めの音を叩き込んで動きを封じ、そのまま魔化魍に近付き、とどめを刺す。
そして、思惑通りにオトロシは土に拘束されて身動きが取れない。そのまま近付き、オトロシに向けて悪楽を突き刺さる。
SIDEOUT
SIDE慧鬼
この魔化魍たち………なかなかの連携が取れた動きをする。
カラララララ
六つ目のコウモリの魔化魍が蜘蛛の脚を模した翼から風を切るように苦無を私に向けて飛ばしてくる。
そして、背中を見せればハエトリソウの魔化魍が再び、ツタを絡み付かせようとツタの腕を伸ばす。だがツタの上を見るとオオアリが乗っており、口から蟻酸を吹き出す。
「!!」
それに気付き、躱すと後ろの樹に当たる。当たった樹を見ると、毒々しい煙を上げながら爛れるように樹皮が溶けていく。オオアリの蟻酸は人間を溶かすことが出来るがそれは成体の時の話だ。幼体の時からこの威力は普通可笑しい。
だが、樹を見てる場合ではない、上から火の玉が落ちてくる。転がるように躱すと、私のいた所が燃える。樹の上を見ると狐の魔化魍がこちらを見て、火の玉を吹いた。
私に向かって来る火の玉を慧射で撃ち落とす。
「厄介ですね」
コォォォォォン
樹の上にいた狐の魔化魍は私の目の前に降りて来て、尻尾がゆらゆら動いてると狐の魔化魍の周りに青い火の玉が浮かぶ。
青い火の玉に気を取られてると私の周りにツタの網が形成されていく、よく見ると狐の魔化魍の後ろにハエトリソウの魔化魍が地面に腕を突き刺していた。それに気付いた私は慧射を構えて、清めの音を吹く。
「
慧鬼はツタの網に向かって
「うああああああ」
自身の放った音撃は跳ね返り、さらに追い討ち掛けるように飛火は青い火の玉を慧鬼に飛ばす。
「きゃあああああ!!!」
青い火の玉は慧鬼の右足に当たり、動きを止めて、ツタの網からツタが伸びていき、慧鬼の身体に巻き付く。
さらに地面から顔を出した顎が粘着質な唾液を軽く混ぜた土を慧鬼の両腕に拘束するように付けて、ダメ出しのように唐傘が口から糸を吐き慧鬼の両足を縛る。
「ヨクヤッタナ顎、睡樹、飛火、唐傘」
ツタの網の空いてる穴から入って来た黒が労いの言葉を掛ける。
そして、慧鬼の首に手刀を当て気絶させる。
「うっ」
「サア、主ノ所ニ戻ルゾ」
黒は拘束された慧鬼を持ち上げ、自分たちを待つ王の所に戻った。
SIDEOUT
SIDE白
まったく、崩には少しお仕置きが必要みたいですね。
「き、貴様ーーー!!」
白は崩に突き刺さりそうになった悪楽の刃を掴み、悪鬼の攻撃を防いでいた。
「崩、王は無事に戻って来ることがことが望みです。この様な鬼に殺されるのは許しません」
「許さねえって、てめら魔化魍は俺が全部殺すんだ」
はあーーー。
おそらく我ら魔化魍に家族か恋人を殺されて、復讐心を抱えたって所でしょう。ですが–––
「それが何ですか?」
「何?」
「貴方の家族か恋人が死のうと私たちには関係ないでしょ」
白は悪楽を持つ悪鬼ごと持ち上げ、遠くに投げる。
「がっ」
グルルルルルル ウォォォォォォォ
鬼を投げ飛ばした私の肩を踏み台にした土門はその脚で鬼の両目を突き刺し、羅殴は毒音波を使って鼓膜を破壊する。
「がああああああああああaaaaaaaa!!!」
目と耳からは血がダラダラと流れ、悪鬼は悪楽を手から落とし、目と耳を抑える。目と耳を抑える悪鬼の背後から鳴風と崩が迫る。
崩は回転する身体で悪鬼に突撃する。
「ぐあああああああ」
目も見えず耳も聞こえない悪鬼は崩に撥ねられて無防備な空中に飛ばされる。そこに鳴風は尻尾を悪鬼の心臓に目掛けて突き出す。
勢いよく突き出された尻尾は悪鬼の心臓を貫く。
SIDEOUT
SIDE悪鬼
目は見えねえ、耳も聞こえねえ。そして、今ので心臓を貫かれた。
はっ……………調子に乗った挙句の結果がこれか。
笑えねえなー。両親を殺され、復讐心で猛士に入って鬼になる為に修行して鬼になった。そして、その力を使って復讐の為に魔化魍を殺し続けた。俺の両親を殺した魔化魍は当時の鬼が既に倒していた。
仇のいねえ俺は復讐相手のいない苛立ちで魔化魍を殺し続けた。そして、その実力を認められて千葉支部の代理支部長になった。
だが、慢心しきってた俺はこの様だ。
悔いはねえと思っていたが–––
「ははっ。さ………最後にあいつに別れを………」
意識……が遠のい………ていく。もう会……えねえのか……し……ぐれ………
悪鬼は空中から落ち、赤い花が地面に咲いた。
SIDEOUT
SIDE白
はあーーー。結局は殺してしまったか、王にはなんと説明すれば良いのだろうか?
「まあ、よくやりました土門、鳴風、崩、羅殴」
さて、王の所に戻りますか。崩のお仕置きの内容を考えながら。
ノォォン!!
この時、崩は例えようのない悪寒に襲われたらしい。
如何でしたでしょうか?
今回はこの様な感じになりました。あと何話かしたら平成仮面ライダーの敵キャラ何名かをだして、家族にする話を考えています。
是非、お楽しみに