人間だけど私は魔化魍を育て、魔化魍の王になる。   作:創夜叉

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大変お待たせしました。
クロス編宴会の後編です。

前回はこの回で終わらせると言いましたが、もう1つ話を書いて、幕間の物語を書きます。


捌 宴会後編

 崩壊していく家、何かの爪痕でボロボロなアスファルト、途方も無い力で折れた電柱、火花を上げて炎上を始める自動車、そこらかしこに散らばる人間だった肉片の数々。

 

 そこは人が生活していた場所だった。

 

 近所の人々が挨拶をして、子供たちは公園で遊びまわっていた。

 

 だが、今ではそんなものは赤と青の炎に燃やされ、大量の包帯を巻いた人型が人々を襲う阿鼻叫喚な世界へと変わった。

 

「はあ、はあここまで来れば安心だろう」

 

「あ、貴方本当に大丈夫?」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

 崩れた家の瓦礫の隙間に隠れる夫婦。だが、そんなところに隠れても無駄だ。

 

アオオオオオン

 

「「ひい!!」」

 

 狼の嗅覚からは逃れられないのだから。

 

SIDE朧

 獲物(人間)の匂いのする方に行ってみたら、案の定いた。

 

「ぜ、絶対お前を守るぞ」

 

「貴方」

 

 男が背後の女を庇うように立つ姿に私は滑稽に思う。

 私はこの扉に入った後に獲物(人間)がどのようにしているか見たいという事で土門たちに待ってもらい影に潜んで、この街の様子を見て、私だけは1度扉から出て、土門たちには先に狩りを始めていいと言った。

 

 私は扉の外に居たクローズと呼ばれる者にある事を聞いた。

 それは………『転生者同士(・・・・・)』があの様に平和そうに暮らしているのか?

 

 薫さんの話によると屑転生者達は男ならハーレムを女なら逆ハーレムというものを目指してると聞いた。だが、あの扉の先にいる屑転生者とやらはそんな事をせずにただただ普通の人間と同じ日常を過ごしている。

 それに対して、クローズはこう答えた。

 

『あの扉の転生者たちは薫様に記憶を改竄されて転生者ではなく普通の人間と思っている』と答えた。

 

 今、私の前にいるのももちろん転生者だ。記憶を改竄されて自分たとが『偽の家族』として過ごしているということに気付かない哀れな役者。

 まあ、私にとっては獲物は獲物。そんな事を気にせずに喰らうだけ。

 そんな風に考えてたら男はそこに落ちていた廃材の棒を持って、私に向かってくる。

 

「うおおおおおお!!」

 

 相手にするのは本当にめんどくさいな。

 だから私は廃材が身体に当たる前に影に潜り込む。

 

「ど、何処だ!!」

 

 私の姿が見えず辺りを見渡す男。だけど貴方は大切なものを目の前で失ったら如何なるんでしょうね?

 そのまま私は女の影に移動して、その影に牙を喰い込ませる。

 

「ああああああああ!!」

 

「如何した?!」

 

 男の見た先には腹から中心に何かに喰い千切られた妻の姿だった。

 

「た、助けて…あ、貴…方」

 

 次々に身体が無くなっていく妻を見て、呆然とする男。

 やがて、妻の身体は無くなり、血に染まった地面から朧が姿を現わす。

 

【美味しかったですよ。貴方の奥さん】

 

 ペロリと舌で右前脚の先に着いた血を舐める朧。

 男は今の状況に理解できずに、ただ頭の中でグルグルとこれは夢だと決めつける。

 

【私も次の獲物を探したいので、貴方は私の腹の中で奥さんと再会してください】

 

 男が最後に見たのは自身をかみ砕こうとする朧の口だった。

 

SIDEOUT

 

 

SIDE暴炎

「ぎゃああああ………」

 

「止めろ、止め…あああああ!!」

 

 炎を灯した二足歩行の蜥蜴の魔化魍 ヒトリマの暴炎が放った炎の龍は男2人を一瞬にして呑み込み、身体を灰に変える。

 

 その灰から出る僅かな炎を暴炎は吸い込み、口を歪ませる。

 

飛火

【五位ごめんね。こんな事を手伝わせて】

 

五位

【別に構わねえよ。俺も灰を貰うしよ、手伝いくらいさせてくれよ】

 

 その背後からは、赤い2本の尾を持つ狐の魔化魍 キツネビの飛火と両翼に青い光を灯した鷺の魔化魍 アオサギビの五位が暴炎の作った灰を掻き集めながら話をしていた。

 

 飛火と五位は人間を燃やした際に出る灰を好んで喰らう魔化魍で、炎を使って人間を燃やした時に出る僅かに残った炎を喰らう暴炎に着いていき灰を貰っていた。

 

五位

【しかし、いい腕だな暴炎】

 

暴炎

【その褒め言葉、感謝する】

 

五位

【そうだな感謝は素直に受け取っておくべきだ、彼奴なんか感謝されるのが嫌いつうかー】

 

飛火

【彼奴って?】

 

五位

【昇布だよ】

 

飛火

【昇布が、如何して?】

 

五位

【彼奴、昔からああ何だよ、自分の欲を出さねつうかー何つうかー】

 

飛火

【へえ〜……五位って、何だかんだ言って心配してるんだね】

 

五位

【なっ!!】

 

 図星なのか分からないが、両翼の炎が少しだけ大きくなる。

 

五位

【俺は心配してるだけだ、それに俺には…………】

 

 炎は大きくなるが、声は小さくなる五位を放っておいて、飛火は灰を再び集め始める。

 

SIDEOUT

 

 

SIDE睡樹

 ある1つの家に複数のツタに覆われていた。

 

 それは家を少しずつ変形させて、中にある全てを押し潰そうとしていた。

 

 そして、それを行なっているのは縦に開いたハエトリグサの頭を持つ植物の人型魔化魍 コロポックルの睡樹だ。

 睡樹がこのような事をしている理由は、ツタに覆われている家にいる存在が理由である。

 

 睡樹がこの家を見つけたのは偶々である。獲物になる人間1人でも充分だと探していた時にある家の中から匂うあるものに気付き、家の中に入った。

 まず最初に睡樹が見たのは、首を横にザックリと切られた男。

 その次に見たのは、何回も何回も背中に刺されて死んでいた女だった。

 睡樹はその2つの死体に鋭利な根で突き刺して血を少し吸い、死体を根で覆った後に部屋の奥に入った。

 

 最後にそこで見たのは、下半身が半裸の男がひな位の全裸の女の子に覆い被さり、女の子に腰を振りながら狂気な笑みを浮かべている姿だった。

 それを見た睡樹はツタの腕で男を殴る。男は床に頭を叩きつけられて気絶する。

 

 睡樹は女の子の方に向かうが、女の子は首の骨を折られていて既に死んでいた。

 その目元にある恐怖で泣いた涙の痕を見て、睡樹は女の子を自身の根で丁寧に包み込む。それと同時に男をツタの腕を使って、四肢を固定して部屋の中央に置いて放置する。

 

 睡樹は根で覆った家族の死体を外に持ち出して寄り添わせるように一緒に置く。

 死体を置くと、睡樹は家全体をツタで覆い始めて、男を固定したツタと繋げる。

 

 睡樹がツタを引くと、家全体が軋み始めどんどん崩れていく。

 そして–––

 

「いぎゃあああああああああ!!」

 

 崩れていく家の中から男の悲鳴が響く。睡樹が引っ張るツタは部屋で男の四肢を拘束しているツタに繋がっている。ツタを引っ張り、家を崩す力が伝って男の四肢に向かう。

 

 そんな力で引っ張られ続ければ結果は言わずとも、男の四肢は千切れると同時に家は崩壊する。

 睡樹は崩れる家を一瞥して後に3人の死体を持って何処かに行った。

 

SIDEOUT

 

 

SIDE屍王

 アスファルトの地面を突き抜けて現れる屍王の分体達。

 しかも、某ハザードな映画のゾンビのようにミイラ達は異様に足が速く、逃げ惑う人々の首を鷲掴んで地面に転がす。

 

「いやああああ!!」 

 

「に、逃げ、R、お………」 

 

 地面に転がされた人間はミイラの分体によってその身体を喰われる。臓物や血が喰い散らばるが、心臓や目玉、または子宮などの臓器は喰らわずに彼らの主人である屍王に持っていく。

 

屍王

【フフフ、ハハハハハハハ!! 良い良いではないか。無様に逃げ惑う者よ全て我らの糧となれ】

 

 長杖を振るって、分体によって必要な物がなくなった死体に熱線を浴びせて焼き払う。

 分体たちはその手に持ったものを屍王に供物を捧げるように渡す。

 

屍王

【これは儀式用に、これは我が『臣下(・・)』の土産とするか】

 

 分体たちに渡される物を選別していく中である言葉を言ったが、その話は別の機会に話すとしよう。

 

 屍王は仮姿を解いて、本来の姿に戻り分体の持つ目玉を1つ取って、それを口に放り込んで喰らう。

 プチュ、プチュと柔らかいものを潰して咀嚼する音が響く。

 

屍王

【今日は貴様らも喰らうがいい。いい働きをした褒美だ】

 

 そう言って、五体が無事な死んでいる人間を分体たちの前に投げる。分体の身体から『黒いなにか』が溢れ出て、死体に群がる。

 群がられて姿の見えない所からブチッと千切れる音やブシャッと飛び散る音が聞こえるが、屍王は気にせずに立っていた。

 

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SIDE常闇

 紅い血の槍が乱雑に地面から生え、老若男女問わずにその槍に貫かれていた。槍に貫かれた死体からは血が流れ出て、死体をミイラに変える。流れ出た血は地面に垂れること無く常闇の頭の上の紅い球に集まっていく。

 

常闇

【案外しぶといな、転生者というものは】

 

「ハアー……ハアー………クソ!」

 

 常闇の前に転がっているのは、何故か記憶を取り戻した転生者だった。

 初めは血を奪うつもりだった。だが、その転生者の持っていた物が、転生特典が彼女の怒りに触れた。

 

 人間から魔化魍に生まれ変わった時に無力さを感じていたある時に常闇が出会った女性。その女性に亡霊と魔獣が蔓延る世界に強制的に連れてこられ、そこで常闇は修行をして強くなった。

 その名はスカサハ。影の国の女王であり、門番でもあり、『光の御子』と呼ばれる英雄クー・フーリンや数多くの英雄を生んだケルト神話に登場するスパルタ師匠である。

 彼女はそんなスパルタの師匠に鍛えられたお陰で美岬の所にいた時はNo.3の実力者になっていた。

 

 話を戻すが、彼女の怒りに触れたのは転生者の転生特典のとある魔槍だ。

 原典は北欧の主神が持つ槍で『破裂する槍』、『雷の投擲』とも呼ばれるその槍は彼女の兄弟子ともいうクー・フーリンにスカサハが授けたもの。その名は『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)』。

 これが彼女の怒りの原因である。

 

常闇

【まともなケルト式鍛錬もしていない者が師匠の兄弟子の武器を使うな!】

 

 頭上に浮く紅い球から血を少し抜き出し、槍に変える。

 

「ガハッ………」

 

 槍は転生者の腕を貫き、肉を抉り、臓物を散らし、骨を砕く。

 

常闇

【この槍は貴様程度では宝の持ち腐れ】

 

 常闇は死んだ転生者の握られた手から刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)を奪い、スカサハから教えられたルーン魔術で身体の中に仕舞う。

 常闇は苛立ちを消すためにさらに槍を造って死体に放つ。

 死体は最早、原形を留めない肉塊に変わり、常闇は空へ飛ぶ。

 

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SIDE荒夜

 激しい剣戟が響く。その地面にはいくつもの武具が斬り落とされていた。

 

 そこに居るのは、いつも通りに2人一緒で行動する荒夜と狂姫と白と黒の夫婦剣を持った黒い鎧のような服と赤い外套を纏った褐色肌の白髪の青年だった。

 

荒夜

【なかなかやりますね。自称、正義の味方】

 

狂姫

【はい。荒夜様とここまで打ち合えるとは】

 

「俺は自称じゃねえ! 俺は正義の味方だ!!」

 

 青年の正体は屑転生者とは違う意味でタチの悪い転生者で、貰った特典で誰でも救うと願い一方的に自分の正義を振りかざす転生者である。

 この青年の望んだ特典は見たものを魔力で具現化する魔術 投影を得意とする『無銘の英雄』エミヤの宝具 『無限の剣製(アンミリテッドブレイドワークス)』である。

 だが、行動に移す前に陽太郎に倒された。

 

 青年はその場から離れて、白と黒の夫婦剣を捨てて、弓矢を投影して荒夜に向けるが狂姫の放った矢が弓矢を破壊する。

 

狂姫

【そんな事はさせません】

 

 青年は再び、弓矢を投影するがその前に荒夜が接近して青年の腕を斬り裂く。

 青年は利き腕を斬られるが、矢を放つ。

 

 矢は真っ直ぐに荒夜ではなく狂姫に向かう。

 

狂姫

【!?】

 

 自分の方に向かう矢を見て、矢を番えようとするが矢は既に狂姫の前に–––

 

狂姫

【………? ………荒夜様!!】

 

 目を閉じるが、矢はいつまで経っても刺さらず目を開けた前にいるのは自分の代わりに矢の攻撃を受けた荒夜だった。

 

「ははは、所詮悪は正義に勝てないんだ!!」

 

 青年は攻撃を当てて荒夜が死んだと思ったのか、そんなことを言うが荒夜の身体に矢が貫いたのは彼の左腕だ。

 居合をするにあたって致命的だがその程度で荒夜は戦えないわけがない。

 さらに言えば、彼は触れてはいけない『龍の逆鱗』に触れたのだ。

 

荒夜

【貴様………】

 

「なに………!?」

 

荒夜

【姫にその矢を向けたな】

 

「それがどうした貴様らは悪だ!! 悪なら正義に殺さろ!!」

 

荒夜

【その口を閉じろ痴れ者!!】

 

 荒夜は左腕の矢を抜き取った後に、青年の方まで駆ける。

 青年は再び、矢を番えるがその前に移動した荒夜が弓矢ごと青年の身体を流れる川の様に斬り裂く。

 

荒夜

閃居合流 壮麗

 

 青年の身体の斬られた箇所から血が吹き出る。血は荒夜に掛かり、その姿を赤く染める。

 狂姫はその光景を美しく思いながら、荒夜の元に空間を操作して移動する。

 

狂姫

【荒夜様大丈夫ですか?】

 

荒夜

【問題ありません】

 

【流石だな。荒夜】

 

荒夜

【……? 常闇か】

 

 声のする上を見上げるとそこには血の球を浮かべ、蝙蝠の翼で羽ばたく常闇がいた。

 

常闇

【お主ら何も喰らってないだろう。これをやる】

 

 そう言って常闇は、荒夜達の前に切り分けられた肉を投げ渡す。

 

荒夜

【かたじけない………姫、先に召し上がってください】

 

狂姫

【いえ先に荒夜様が私はその後に……】

 

荒夜

【いえ姫から】

 

狂姫

【いいえ荒夜様から】

 

常闇

【(また始めたか。まあ良い)】

 

 常闇は2人の会話を聞きながら血の球から血を抜き出して、何処からか出したワイングラスに入れて飲み始める。

 

SIDEOUT

 

 

SIDE土門

 住宅街の外れにある家の中。

 

 その家の中に居るのは肝試しのように怖いもの見たさで入った5人の人間。まだ明るく、幽霊なんて出ないだろうと笑いながら入った5人はそれを後悔する。

 

 家に入って数分で5人のうち2人は急に姿を消した。

 姿を消した2人を探す3人が見たのは、喰い散らかされた姿で発見された2人だった。

 

 既に2人は土門の腹の中に収まり、残りの3人の獲物を術で小さくした身体で密かに狙う。

 

「おい。無事か」

 

「無事じゃねえよ亮太。智子も優希も死んだんだぞ」

 

「でも、死んだ人は生き返らないんだよこう太」

 

「だけどよ……………おいかよ子。お前の肩のそれ何だ?」

 

「え? 肩に何か、ぐううううううう」

 

 肩に何かがついてると言われ、かよ子は見ようとした瞬間に首に白い糸が巻き付き、かよ子は天井に連れていかれる。

 

 グチュグチュ、ボリボリと上から聞こえる咀嚼音に残りの2人は顔を青褪めて、その場から逃げようと扉に向かう。

 

 ドアノブの手をかけようとした瞬間に上から落ちてきたものに2人の視線は向く。

 それはかや子の喰い千切られた腕だった。

 

 そして、腕が落ちてきた先を見ると、赤い6つの複眼で2人を見る虎縞模様の黄金蜘蛛の魔化魍 ツチグモの土門がいた。

 

「「うわああああああああああ!」」

 

 急いで扉で部屋から飛び出すが、こう太の足に糸が巻きついており、部屋の中に連れていかれそうになるが亮太がこう太の腕を掴み、扉の縁を掴んで引き摺り込まれない様にするが、徐々に力は強まる。

 

「亮太、逃げろ!」

 

 こう太は亮太を手で押して部屋の外に押し飛ばす。

 

「こう太。こう太!!」

 

 だが、部屋から聞こえるのは肉が引き裂かれる音と咀嚼音で亮太はその場から走って逃げる。

 

 そして、この家に入った扉を見つけた亮太は扉に目掛けて走るが、扉の届く少し手前で彼の身体には糸が絡まり、その場で動きを止める。

 

グルルルルルル

 

 いつの間にか後ろには土門が佇み、亮太の身体全体に糸を巻きつけてそのまま口に運ぶ。

 

土門

【かなり喰べたな。そろそろ王の元に戻るか】

 

 土門がその様なことを言った同時刻。

 人間を喰らった魔化魍達は各々の王の待つパーティ会場に向かって行った。

 

SIDEOUT

 

 美味しかった。

 ひなは満腹のせいか目を擦り眠そうにしている。

 春詠お姉ちゃんと月村さんは酒を呑んでたのか少し顔が赤い。

 怪人組は3人集まって何かを話している。

 

「ヒトカラゲ。デザートをお願い」

 

「デザート、食べる」

 

「ひな。デザートハ明日ニシロ。薫様ソノデザートヲ持チ帰レルヨウニシテモラッテ宜シイデショウカ?」

 

「良いですよ。ヒトカラゲ、1つだけ袋に入れてあげなさい」

 

 薫さんの声で後ろに控えていたヒトカラゲは全員のデザートを持って来る。

 デザートと聞いて、食べようと思ってるが、それでも眠気のせいか頭をフラフラさせるが黒に抱かれて、ひなを寝かしつける。

 黒はその後に薫にお願いしてひなのデザートを持ち帰れる様にしてもらった。

 

 宴会はそろそろ終わりを迎える。




如何でしたでしょうか?
お気付きの方はいたかもしれませんが常闇の槍の師匠はFateのスカサハでした。
後々の物語に安倍家対ケルト英雄を書いてみるかもしれません。

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