みんなで叶える「鬼の」物語   作:ベイシア太郎

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二之巻、完成しました。


二之巻:渦巻く心

「海未ちゃんが?」

「そうです、厳密に言えば、真姫だって猛士の一員です」

「園田さん!」

「理事長、貴女はすべてを話す責任があると、そう言っていました。私も当事者であることを伝えた以上、説明する権利はあるはずです」

 

 穂乃果が怒る理由は、もっともだと思った。家族を失うかもしれない、という焦りや不安はそう簡単に共感出来るものではない。不安定な精神状態の中、やれ妖怪だ、音撃だなどと言われても納得しろという方が無理な話である。理事長の言っていることになにも間違いは無かった。しかしこれで引き下がるほど、穂乃果は単純ではないことを海未は知っている。

 

「穂乃果、ことり。どうか私の話を聞いてください」

「海未ちゃん…」

「海未ちゃんと真姫ちゃんは、ことりたちをずっと騙してたの?」

「隠し事をしていたという点では、騙していたのかもしれません」

 

 騙す、なんて人聞きの悪いことをと思うかもしれないが、今の彼女たちにそう見えてしまうのも無理はない。現にこの嘘が、彼女たちの心を深く傷つけてしまっている。

 

「今から話すことも、全て噓のように聞こえてしまうかもしれませんね」

 

海未が音撃戦士になった理由の1つは、園田家が代々「猛士」の中核を担ってきた家系だったからである。魔化魍の存在は、小さいころから母親に常々教えられてきた。そして婿養子だった父親は、母方の父、つまり海未の祖父の弟子として鬼の修業をしている身で、祖父が鬼を引退した時には、すでに最前線で魔化魍と戦うようになっていた。

 

「時たま、父も大怪我をして帰ってくることがありました。まだ鬼についてよく理解できなかった私は、ただ泣いて縋ることしか出来ませんでしたよ」

 

海未の父は、海未に『お前は、お前らしく生きなさい』と言って、無理矢理に鬼の修業をさせようとはしなかった。園田家は日舞の家元として知られていたし、何より自分の娘をこのような、常に死と隣り合わせの戦いに巻き込みたくなかったからである。しかし海未自身は、いつからか自然と鬼を志すようになっていた。

 

「貴女のように強くなりたいと思ったからですよ、穂乃果」

 

 遠い昔の思い出。ある日突然に出会った少女、海未と同い年くらいであろうその少女は、自分にはない輝きを放っていた。そして、自分もこの少女のような勇敢な心、挑戦する勇気を手に入れたいと思った。

 

「その方法が…鬼になることだったってこと?」

「私にとっては、ですがね」

 

 鬼になりたいと父に告げる海未。突然のことに戸惑った父は長い葛藤の末、海未を弟子として認め、鬼にするべく修業の日々を送ることとなった。

 

「私が正式に鬼として認められたのは、16の時でした。しかしまだ私も高校生でしたし、父親は私を魔化魍退治に連れていくことはあまりありませんでした。父には、最強の助っ人がいつも付いていましたから」

「…お父さん?」

「…とても強かったですよ。父や私など足元にも及ばないくらい」

 

 穂乃果の父親は、独学で鬼になる力を身に着けた、まさに『奇跡』の人であったそうだ。母親とは、屋久島で魔化魍から命を救った縁で結婚し、実家であった穂むらを猛士の関東支部として構えるようにしたらしい。

 

「関東で活動する鬼が減っていく反面、魔化魍の活動は活発化していきました。私も少しずつですが魔化魍退治に参加せざるを得ない厳しい状況でした。そんな時ちょうど音ノ木坂でも、廃校の噂が流れ始めるようになりました」

 

 海未は悩んでいた。どちらも自分の大切な日常であることに変わりはなく、そしてどちらかを捨てなければいけないという矛盾をはらんだ選択であることはわかっていたからだ。

 

「しかし私は、穂乃果やことりを見捨てることは出来ませんでした」

 

海未の両親は、厳しくも優しい人であった。だから親友である穂乃果とことりが、廃校を阻止しようと模索しているという話をした時も、ただ一言、協力してあげなさい、と告げたのであった。

 

「そんな両親からの助言もあって、私はこの一年間鬼を捨て、スクールアイドルとして過ごしてきたのです。私の父や真姫の両親、そして穂乃果のお父さんが、そんな私たちの日常を、陰ながら支えてくれていたのです。」

 

穂乃果の知らなかった世界が、穂乃果の知っていたはずの世界を侵していく。

 

「真姫ちゃんは、どうしてあんなに怒ってくれたの?」

「西木野さんのお父さんは、西木野総合病院の院長とともに、あなたのお父さんの担当医でもありました。そして、最近の診断の結果が芳しくないことを上層部に逐一報告していました。しかし鬼の成り手が極端に減ってしまった今、策を練る時間も余裕もありませんでしたし、そして何より、高坂さんのお父さんが魔化魍に敗北するとは思ってもいませんでした。私達は、実力のある鬼の方々に、慢心していたのだと思います…本当にごめんなさい」

「穂乃果、今までこんな大切なことを親友の貴女に隠していたことは謝ります。私だけじゃありません、色んな人が穂乃果を騙していたということになります。しかしそれは」

「もういいよ海未ちゃん」

 

 今まで静かに聞いていた穂乃果が、突如口を開いた。

 

「お父さんの怪我の理由は分かった、それだけでもかなり安心出来たよ。みんなが嘘をついていたことも、きっと私を巻き込みたくないからだって言うのは何となく予想できるもん」

「穂乃果」

「でもね海未ちゃん。みんながいくら反省したって、謝ったって、お父さんが帰ってくるとは限らないんだよ」

 

 不安という壁に覆われていた怒りが徐々に意識の中に姿を現す。穂乃果自身も、自分がこれ以上怒っても、恨んでも、そんなことしたところで父親が帰ってくるとは限らないことは分かっていた。しかし、しかしここで私が怒らなければ、父親があまりに報われないじゃないか。今の穂乃果には、父親が都合のいい手駒として扱われていたとしか考えられなかった。

 

「それは」

「全然知らなかったよ、海未ちゃんやお父さんたちが正義のヒーローだったなんて。そんな時私は何も知らないまま、廃校を阻止して、ラブライブで優勝して」

「しかし高坂さん、あなた方の活動によって、この音ノ木坂が廃校から免れたことは事実ですし、そのおかげで今年度も、たくさんの新入生を迎えることが出来たのです。私自身、そのことに関しては感謝しても感謝しきれないと思っています」

「でもそのせいで海未ちゃんは魔化魍退治に参加しなくなったし、真姫ちゃんだって、お手伝いが出来なくなっちゃったんでしょ?魔化魍の活動が活発化して、どんどん忙しくなって、行方不明の人や死んじゃった人も増えて、そんなことも知らずに、私はみんなを振り回しちゃって…じゃあ結局お父さんが怪我したのも、穂乃果のせいなのかなって」

「穂乃果!」

 

 『その言葉』を聞くことの無いように、私たちは頑張ってきたのに。

 

「穂乃果なんて、いない方がよかったのかな」

 

 穂乃果は理事長室を出て行った。大きな瞳には、悲しみと失意があふれ、流れ落ちる。

 

「穂乃果ちゃん!」

 

 ことりも駆け出す。空は、そんな彼女たちに同情するかのような、淀んだ闇に覆われ始めていた。

 

 どうやら真姫たちが、担任に事情を説明してくれていたようで、その後は何事もなく下校となった。しかしいつもの通学路に浮かぶはずの3つの影は、今日は1つだけ。

 

「…私は間違っていたのでしょうか」

 

 孤独に満ちた空に、帰ってくるはずもない質問を繰り返し問い続ける。黙ってしまったら、きっと泣いてしまうから。悲しいときには、平気、大丈夫と強がりを言える仲間がいつもいた。そして壊れそうなときには手を差し伸べてくれる仲間がいた。しかし今、そんなかけがえのないはずだった仲間は、いない。自分で、失くしてしまったから。もう、あの日々は2度と帰ってこない。

 

「…いけません。泣いて、は、いけません…っ」

 

 彼女の頬を伝う、一筋の涙。17歳の少女に課せられたものは、あまりにも大きすぎた。

 

 

 穂乃果は走った。走り続けた。もう何も考えたくなかった。私のわがままで、たくさんの人が不幸になった。自分の友人、後輩、そして父親でさえも。そう思うと、今まで精一杯つくりあげてきた自分ですら、とても矮小な存在に思える。

 

「…神田明神」

 

 もうそこまで走ってしまったのか。数々の始まりが詰まったこの場所が、今となってはただただ胸を締め付ける。

 

「穂乃果ちゃん!」

 

 聞き覚えのある声に、思わず振り返る。

 

「…ことりちゃん」

 

辺りは闇に包まれ、街灯の明かりだけがことりの顔を照らし続ける。まだかすかに涙の跡を残した眼が、穂乃果を見つめる。

 

「どうして追いかけてきてくれたの?」

「…ことりは嫌だから」

「え?」

「ことりは、このままみんな離れ離れになるのは嫌だから!」

 

 穂乃果に抱き着くその肩は震えていた。少し冷静になった思考が、過去の記憶を呼び覚ます。今まで自分の見ていた世界は、確かにとても小さいものだった。しかしそんな世界も、ここに存在していた一つの世界なのだ。

 

「…私は、楽しかったよ」

 

 例えどんなに小さな世界であったとしても、そこで過ごした時間は、幸せに満ちていた。それに偽りはないはずだ。

 

「みんなは、穂乃果との、μ'sとの毎日は、楽しかったのかなぁ」

「聞かなきゃ、ちゃんと。もう一度会って、話さなきゃ」

 

 ちょっと酷いこと言っちゃったかな。少し反省した。

 

その背後から忍び寄る死神に二人が気づくのは、そのすぐ後のことであった。

 

 

どれくらい時間が経ったのだろう、携帯の着信で我に返る。

 

「…穂乃果」

 

 まだ夢を見ているのだろうか、失ってしまったはずの友人からの着信。夢でなら、正直になれるかな。そんなことを考えながら、通話に切り替える。

 

「もしもし?」

『海未ちゃん、助けて!』

 

 直感が叫んだ。

 

「どうしたのですか!」

『ば、化け物が穂乃果たちを!ことりちゃんも一緒…』

 

 これは、夢じゃない。

 

「…穂乃果?穂乃果!!」

 

 穂乃果とことりが何かに襲われている。その事実が、頭よりも先に身体が覚醒を促した。駆け出そうとすると、足元にすり寄る、見慣れた何か…ディスクアニマルがあった。

 

「…ルリオオカミ?」

「心当たりもないのに一人で探し回るつもり?」

 

 暗闇から聞き覚えのある声。

 

「…真姫」

「凛と花陽には、私から話しておいたわ。不思議そうに聞いてたけど、最後は許してくれたし、興味も持ってくれたわ。このままだと彼女たちも…猛士の一員になるかも」

「二人とも、優しいのですね」

「…その言い方、そっちはうまくいかなかったみたいね」

 

 もう一人の協力者、西木野真姫。両親は猛士において「銀」の役職を与えられている。音撃武器、そしてこのルリオオカミのような探索ツールであるディスクアニマルの開発、修理の担当、鬼を診察する医師などがこの称号を与えられる。西木野総合病院の真の姿は、猛士直属の、鬼の治療に特化した病院であり、穂乃果の父もその技術のおかげで一命をとりとめた。

 

「結果的に私は、彼女たちを裏切ってしまいましたから」

「あんなこと、いきなり納得しろって言う方が無理だと思うわよ」

「そうですよね」

 

 だったら、自分に出来ることはたった一つ。

 

「納得してもらうために、必ず救います」

「…頼んだわよ」

 

 鞄から、1年ぶりに取り出す鉄塊。ちょうど2年前の今頃、猛士から支給された変身鬼笛・音笛。そこに、ディスク状になったルリオオカミをセットし、読み込む。

 

「場所は…神田明神よ」

「…サトリですか」

「穂乃果のパパを倒した個体よ。1年のブランクがあるあなたには、少し厳しいかしら」

 

 伝説の鬼と評された、穂乃果の父をも倒した魔化魍。当然自信も策も無い、が。

 

「それでも、私はやらなくてはいけませんから」

「待ってるわ。私たち3人で」

 

 息を吐く。気持ちが、少しだけ軽くなった気がした。

 

「真姫」

「何?」

「ありがとう」

「…3人揃ったらその言葉、もう一度聞かせなさいよね」

 

 折りたたまれた角が手首のスナップで展開され、鬼の面が露わになると、懐かしくも感じるこの待機音に、さらに心が研ぎ澄まされる。必ずあの日々を取り戻す、その覚悟とともに、息を、吹き込む。響き渡る、涼しく清らかな音。

 

「…穂乃果」

 

音笛を掲げ、鬼の面が額に浮かぶ。そして眼前の闇を切り裂き現れる、青い、青い渦潮。それが海未の全身を覆い尽くし、黒き衣を身に纏わせる。その姿はまさしく『鬼』。

 

「…ことり」

 

 一度は捨てた力だった。捨ててもいいと思えるくらい、μ'sとして過ごした日々は、満ち足りた時間であった。まだ彼女たちが、私を信じてこうして助けを求めてきたくれたのならば、私は、何度でも

 

「今参ります」

 

心の波に攫われよう。

 

 

これは報いなのだろうか。穂乃果とことりは、目の前の脅威にただただ怯えるばかりであった。そんな自分たちの考えを読み取るかのように、化け物は笑い、咆哮する。

 

「ことりちゃん」

「…?」

「ここに、ことりちゃんがいてくれて本当によかったよ」

 

 こんな怖いことに、海未ちゃんや真姫ちゃんは挫けずに立ち向かっていたのか。こんな押しつぶされそうな緊張の中を、お父さんはたった一人で、何年も戦い続けていたのか。

 

「みんな、穂乃果なんかよりよっぽど強いよ…」

 

 きっと、無力な自分は、何も出来ずにここで殺されちゃうんだ。心ではそう思っていても、不思議と死への恐怖は沸いてなかった。

 

「諦めちゃダメだよ!また、三人で…!」

 

 穂乃果の意思を悟ったのか、化け物の右の腕が高く上がっていく。その先には、夜空に鈍く光る、幅広の刃を持つ刀があった。刀身に、ただ立ち尽くす自分の姿が映る。

 

「…海未ちゃん」

 

 脳裏に浮かぶ、いつかの記憶。

 

『穂乃果には昔からずっと迷惑かけられっぱなしですよ』

『穂乃果は連れていってくれるんです。私やことりでは、勇気が無くていけないようなすごい所に』

『穂乃果に振り回されるのはもう慣れっこなんです、だからその代わりに連れて行って下さい、私たちの知らない世界へ』

 

 あの時のお礼、言いそびれちゃってたな。もう一度会って、謝りたかったな。後悔ばかりが胸に募り、枯れたはずの涙が溢れ出す。

 

「…ごめんね、海未ちゃん」

「穂乃果ちゃん!逃げて!!」

 

『あなたがそんな人だとは思いませんでした…最低です…あなたは…あなたは最低です!』

 

 背後でことりの声が聞こえる。せっかちだな神様は。ちゃんと一人一人に、ごめんねって言ってから消えたかった。

 

「最後まで、迷惑とわがままばっかりで」

 

 歪んだ笑みを浮かべた死神の鎌が、少女の首元めがけ躊躇なく振り下ろされた。

 

「私と一緒ですよ」

 

 が、その刃が穂乃果の命を刈ることは無かった。穂乃果の目の前に突然現れた何かが、化け物の振り下ろされかけた右腕をつかんでいる。月明かりに照らされた美しい黒髪が、それが一体誰なのかを物語っていた。

 

「…海未、ちゃん?」

「ことり、穂乃果を連れて遠くに逃げてください」

 

 いつもそばにいたはずのその声は、今はとても懐かしく感じられた。

 

「う、海未ちゃんは?」

「私は大丈夫です。また明日、学校で会いましょう」

「…約束だよ。海未ちゃん」

「もちろんです。穂乃果」

 

 こんな姿になっても、そうやって私の名前を呼んでくれるのですね。

 

「必ず、必ず帰ります!」

 

 海未の覚悟に呼応するように、サトリの掴まれていない左腕が、海未を薙ぎ払おうと迫る。単純に避けようとすれば、その隙に右腕のガードは外され、至近距離での斬撃を可能にしてしまう。あの刀をダイレクトに食らえば、穂乃果父の二の舞を演じることになるだろう。

 

「だったら…っ!」

 

 守りを捨て飛び上がり、両足を揃え蹴りつける。

 

「やあっ!!」

 

普段の海未からは想像もできない、荒々しい「ドロップキック」が、サトリのがら空きの胸部にクリーンヒットする。逆の至近でのカウンターを食らったサトリはバランスが崩れ膝をついた。海未は勢いを利用して真後ろに逃げ、宙返りで体勢を元に戻す。

 

「グルアァァァァァ!!」

 

 サトリが牙を剥き出しにして、刀を振りかぶる。しかし、先ほどの蹴りで自分の「間合い」に入ることに成功した海未には、もう勝利のヴィジョンが見えていた。

 

「今こそ、またすべてをやり直す時」

 

 腰に巻かれたベルトの後ろから、トランペットのような形をした銃を取り出す。園田家に代々伝わる音撃武器、音撃管・綿津見である。海未はこれまで数々の武術を学んできた。その中でも弓道や剣道は、部活に所属するほど熱心に取り組んだ。その成果が、今発揮されようとしている。

 

「さぁ、来なさい!」

 

 再び咆哮し、サトリが飛び掛かる。そこに生じた一瞬の隙を、海未の眼は見逃さなかった。

 

「撃ち抜きます」

 

 トリガーを引く。放たれた清めの音はサトリに弾かれることなく、全身に撃ち込まれたが、サトリの突進は止まらない。それでも海未は落ち着いていた。綿津見の後部にマウスピースを装着し、ベルトのバックルを外してベルの部分を作る。大丈夫、いける、できる、今までもそうやって頑張ってきた。できると思えばなんだってやってこられた、大丈夫。そう自分に言い聞かせながら。

 

…そして、大きく息を吸った。

 

「音撃射・海角天涯!」

 

 軽快ながら勇ましい音色が響く。「海角天涯」とは、空と海、二つの地がきわめて離れていること。園田家一子相伝のこの技は、清めの音を「音波の刃」へと変換させることで、眼前の魔化魍は、まさに永遠に重なることのない空と海のように―

 

「グァァァァァァ!!」

 

 切り裂かれるのである。

 

「終わりです」

 

 長い一日だった。夢も希望もない、苦さだけの残る幕開けであった。




一応海未の変身体には「渦磨鬼」という名前を付けていますが、作中に出ることはあまりないと思います。

次回、三之巻「目覚める琴」
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