HIGHSCHOOL FANTASY D×F   作:元気マックスssさん

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かつて。

その身に赤き龍を宿す少年がいた。

かつて。

六人の神々の力を宿す一人の王がいた。

龍を宿す少年と神の力を宿す王は。

世界を。

宇宙を舞う星々を。

闇という病から救った。




CHAPTER 01『始まり』
第一話『こうしてかつての物語は始まった』


休日。

 

いつもダラけた生活をしているノクトにとってこういう日はいつも以上にダラけてしまう。

 

そんなこんなで何もやる事もなく暇なので、ノクトは外に出た。

 

「うわ。まっぶ」

 

いきなり外に出たせいか日の光が強すぎて目が眩んでしまう。

 

「つってもな~。何もやる事ねぇから」

 

と考え込んでいたらグゥーという音が腹部から鳴った。

 

「とりあえず飯行くか」

 

近くにある知り合いがやっているレストランに行く事にしたノクトは歩き始めた。

 

~数分後~

 

チャリンと店のドアの音が鳴りそこには。

 

「お、おぉ。……ノクトか」

 

「おう、タッカ」

 

このレストランの店長である『タッカ・ブレイダム』はレストランの他に世界の裏事情を知っており困った時は情報を提供してくれる……がとても臆病な性格をしている。

 

「いつものハンバーガー。頼むわ」

 

「……あぁ」

 

偏食家であるノクトがリクエストした野菜なしのハンバーガー、とてもカロリーが高い。

 

「そ、そういえば」

 

「ん?」

 

「最近、この町に。だ、堕天使が住み着いてるらしいんだ」

 

「……へぇ」 

 

「そんで……その堕天使を狩ってきてくれないか?クエストって奴だ」 

 

「わかった。んで?その堕天使はどこにいんだ?」

 

「それがそ、その堕天使がとても秘密主義でな。まったく情報が無いんだ………でも、そのほったらかしてると……怖いだろ?」

 

「あぁ、OK。いいぞ」

 

「あぁ、頼む。報酬は出す」

 

『夜の町に潜む者』を受注しました。

 

「フゥー。もう食ったし俺は行くわ」

 

「あ、あぁ。またな」

 

店を後にしたノクトは件の堕天使の事を考えながら町を歩きだした。

 

そして数分後、時刻は夕方になった。

 

「そろそろ帰らねぇと夜になって『アイツら』が来てもどう対処できっかわかんねぇからな」

 

すると近くの公園で物音が聞こえた。

 

「ん?……あれは。イッセーか?」

 

公園にいたのはイッセーと見知らぬ美少女だった。

 

「そういえばアイツ言ってたっけ?彼女がどうのこうのって」  

 

振り向き家に帰ろうとした時。

 

ザシュッ。

 

ととてつもなく鈍い音が鳴り響いた。

 

急いで振り返えるとそこには腹部から血を垂れ流すイッセーと先程の服装とは別のきわどい服装をし背中の肩甲骨あたり黒い翼を生やすイッセーの彼女がいた。

 

「だ、堕天使」

 

そう呟いた瞬間。

 

「あら?…おかしいわね。結界を張ったはずなんだけど」

 

「チッ。気づきやがった!!」

 

堕天使がノクトに気づき、片手に光の槍を生成し始める

と段々と距離を詰めてくる。

 

「まぁいいわ。見たのなら………死になさい!!」

 

堕天使の女は光の槍を飛ばすと同時にノクトは。

 

「クッソ!」

 

とノクトの持つ技の1つ『シフト』を使い避ける。

 

『シフト』とはノクトの持つ武器を投擲し飛ばした剣の位置まで瞬間移動するという技でそれと同時に攻撃も出来たりするという応用性のある技である。

 

「なっ!神器(セイクリッドギア)ですって!?」

 

「ちげーよ!!」

 

と次にノクトは堕天使に『シフトブレイク』を決めるが

堕天使は間一髪避けてしまう。

 

「チッ。避けんなよ」

 

「この町にまだ神器使いがいたなんて。今日の所はここまでね、次会ったときは貴方の最後よ」

 

と言って堕天使は去っていった。

 

「どんだけベタなセリフはいてんだよ」

 

そしてノクトは急いでイッセーに近づく。

 

「イッセー!起きろ!」

 

「…か。……せ、ぱい…?」

 

「ッ!おいイッセー!!しっかりしろ!!」

 

その直後、周りが紅一色に染まった。

 

「…これは」

 

魔方陣から出て来たのは駒王学園にて同じ三年生である『リアス・グレモリー』だった。

 

「リアス・グレモリー………?」

 

「あら?貴方は確か……『ノクト・ルシス・チェラム』だったわね」

 

こうして。

 

かつての物語が始まった。

 

 

 




かつて。

一人の紅き姫とその身に赤き龍を宿す少年がいた。

一人の王はその二人を戦を共にする戦友と言い讃えた。
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