HIGHSCHOOL FANTASY D×F   作:元気マックスssさん

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夜は嫌い。

あいつらが来るから。

憎いあいつらが。

来るから。

ノクトは夜道を怪訝な顔をして歩く。







第二話『オカルト研究部』

「……リアス・グレモリー」

 

目の前に出て来たのはノクトの通っている駒王学園でも『二大お姉様』として有名でその傍らであるリアス・グレモリーだった。

 

「えっと。何故、貴方がここにいるのかは後にした方がよさそうね」 

   

するとリアス・グレモリーが取り出したのは………。

 

「駒?」

 

チェスやなんかで使われる駒。

 

リアス・グレモリーはブツブツと何か言い始めたるとチェスの駒が紅色に発光し始めるとみるみるイッセーの体内へ入っていった。

 

「(そういえばタッカから聞いたことがある。大昔であった三種族の戦争で大量に死亡者が出た悪魔が人間を悪魔に転生させるシステムを完成させたとかなんとか)」

 

「ふぅ」

 

「もしかて……悪魔に転生させたのか?」

 

「えぇ。転生の事も知っているなんてね」

 

「知り合いから聞いたことがあるだけだ」

 

「色々と聞きたい事はあるけれど今日はもう遅いわ。また明日ね」

 

「あ、あぁ」

 

イッセーの事はあのリアス・グレモリーに任せておいて大丈夫だろうと安心したノクトはリアス・グレモリーと別れ自宅への帰り道を歩いてる時だった。

 

「使いを出すとかなんとか言ってたけど。ま、大丈夫だか」

 

キキキ。

 

キキキキキキ。

 

そんな笑い声が聞こえてきた。

 

「たくっ。これだから夜中に出歩くとか嫌なんだよ」

 

辺りに照明はない『ヤツら』が来るのもおかしくはないだろう。

 

その後、ゴォ!!という轟音がなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

月曜日はいつも以上にやる気がでない。

 

それはいつもの事なのだが今日は今までの月曜日より憂鬱だ。

 

そんな時だった。

 

「すみません。ノクト・ルシス・チェラム君はいますでしょうか」

 

「んぁ?」

 

教室のドアから出て来たのは『姫島 朱乃(ひめじまあけの)』だった。

 

彼女もこの学園で『二大お姉様』のもう一人だ。

 

辺りからはやれ何故ここに朱乃お姉様がいるのだやれ何故怠惰王(ダラダラキング)に用があるのだと。

 

そんな声が聞こえてくる。

 

「なに?」

 

「あら?貴方がノクト・ルシス・チェラム君ですか?」

 

「まぁな」

 

「私は使いでここに来たのですわ」

 

「あぁ、そういやそんなこと言ってたな」

 

数時間後。

 

ノクトと朱乃は学園の隣にある旧校舎にあるオカルト研究部という部室の前に着いた。

 

「(ここがオカルト研究部か)」

 

「さぁ。入ってください」

 

言われるがままにノクトはオカルト研究部へと足を踏み込んだ。

 

「あら。来たわね、そこに座って」

 

ノクトはソファーに座り込み周りをジロジロと見渡す。

 

「(オカルトというのは本当みてぇだな)」

 

部室には魔方陣やら怪しげな本(別にR18指定の物ではない)やらが置いてあり、極めてつけは。

 

「(暗ッ!)」

 

この部室はとてつもなく薄暗い、灯りはあるのだがとにかく暗い。

 

「さてと。急だけどまず貴方には色々と聞きたい事があるわ、と言いたい所だけど先ずは自己紹介が必要ね」

 

するとリアス・グレモリーは部員を紹介し始めた。

 

「『騎士』の木場裕斗よ」

 

「今。紹介にあずかりました、騎士の木場裕斗と申します」

 

金髪のイケメン。

 

「次に『戦車』の塔城小猫よ」

 

「…………………よろしくお願いします」

 

…………………。

 

「そしてうちの副部長で『女王』の姫島朱乃」

 

「はい…………」

 

ニコニコお姉さん。

 

それぞれ特徴が濃いな。

 

「そして『王』のリアス・グレモリーよ。よろしくね」

 

「ノクト・ルシス・チェラムだ」

 

「あら?それだけでいいのかしら?」

 

「それだけって。それしかねぇよ」

 

「それじゃあ何故、貴方から魔力を感じるのかしら?」

 

「魔力って、魔術師なら誰でもあるだろうが」

 

「いくら魔術師と言ってもね貴方みたいに膨大な魔力がある訳じゃないのよ」

 

「なんつったら良いのかわかんねんだけど元からそういう家なんだよ。『ルシス王家』っつーのはな」

 

「ルシス……『王家』?」

 

皆、頭の上に?マークを浮かばせる。

 

「もう何千年も前に滅んだ王家だよ。俺はその末裔」

 

「でも。滅んだとしても歴史にはそんな王家があったなんて聞いたこともないわよ?」

 

「さぁな。それは俺にもわかんねぇ」

 

「そう、あまり詮索しない方が良さそうね。それじゃあ次にあの場には堕天使もいたはずだけど、それはどうやって対処したのかしら?」

 

「んぁ?……まぁ口で言うよりは行動でっと」

 

とノクトは右手に正宗を召喚した。

 

その場にいる全員が驚いた。

 

「い、今のは神器!?」

 

「違う。これもうちの家だけが使える特殊能力って奴だ」

 

「ほ、他にできることはあるのかしら?」

 

「ん?あとはワープとか?」

 

「ワープ!?」

 

「あ、あぁ。召喚した武器を投げると剣が移動した場所までワープできんだ、あとはそれだけ(六神のことは伏せておいた方が良さそうだな)」

 

「そ、そう。それは本当に神器ではないのよね?」

 

「あぁ。実際俺の親父もやってたしな」

 

「…………。貴方神器の事を知ってるんだったらこっち側もある程度知ってるのよね?」

 

「まぁな」

 

「そう。それじゃあ次ね…………貴方、『悪魔』に「嫌だ」即答ね?何故かしら」

 

「めんどくさい」

 

「え?」

 

周りのみんなは頭に?を浮かべている。

 

「だから。めんどくさいからやだ」

 

するとリアス・グレモリーは頭を押さえため息をついた。

 

「ハァ。…………貴方のそのめんどくさがりはこの学園でも有名だからわかってたけど、まさかここまでとは」

 

「用ってそれだけか?」

 

「いや。まだあるわ…といってもこれが最後だから、貴方を悪魔に転生させるのは諦めるけど協力者にはなってもらうわ。貴方はもうあの堕天使に目を付けられてしまってるかもしれないし」

 

「おう」

 

こうしてノクトは『オカルト研究部』へと部員もとい協力者になったのであった。





夜は好き。

やつらが来るから。

俺のーーを。

叶えてくれるから。

赤髮の男は夜道を鼻唄まじりに歩く。



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