HIGHSCHOOL FANTASY D×F 作:元気マックスssさん
数日後、……イッセーが襲われた。犯人は『はぐれ
これにより、リアス・グレモリーとその眷族たちはより周囲に警戒をしている状態になった。
傷をおったイッセーは学校を休んだ。
「たくっ。…………な~んか静かだよな」
「(それだけアイツが騒がしいってことだよな)」
放課後。ノクトは他の部員たちがどうしてるかと思い部室へと向かった。
ガチャッと扉を開けた瞬間、バチンと乾いた音が部室でなった。
「何度言えばわかるの?ダメなものはダメよ……貴方はグレモリー家の眷族なんだから」
「なら俺をその眷族からはずしてください」
「お黙りなさい!」
イッセーはリアスに怒られていた。ノクトは小声で小猫に何かあったのかを聞いた。
なんでも堕天使に拐われたシスターを助けたいとリアスにしつこく頼んでいたようだ。
「イッセー。……貴方は兵士の駒は一番弱いと思っているでしょ」
兵士の駒の特性。これはけっこう有名な話なのでノクトも知っていた。
その特性の名は『プロモーション』王が敵陣地と認めた場所でなら兵士は王以外の駒の特性を扱えるという何ともチート臭い特性だ。
長々とした話も終わりリアスと姫島は何処かへ行ってしまった。
「行くのか?イッセー」
「えぇ。俺を止めても無駄ッスよ先輩」
「でもはっきり言って無謀だね」
「うるせぇ。イケメン!!」
その時だった。
「僕も行くよ」
木場はいつの間にか剣を腰に携えていた。
「なっ。……いいのか」
「私も行きます」
「小猫ちゃんも」
「二人が心配なだけです」
「ありがとう。二人とも」
けっこう面倒くさい事になってしまった。
「はぁ。……しゃあねぇな、はっきり言って面倒くさいだけど。……ほら行くぞ」
「先輩!」
「まっ。先輩だからな」
そして四人は教会へと向かった。
教会を囲むようにして森ある。その森にある茂みの中で四人は構えていた。
「すげぇ殺気だ」
「こりゃ相手ももう気づいてるだろうな。……ここで様子見てても拐われたシスターとやらが先に死ぬだけだけだからな。……行くぞ」
その時だった。
「まーってよ」
あの時、いやあの時以上の悪寒が体を走った。
「お前はっ!!」
「やぁ。……元気してた?」
「知り合いですか?ノクト先輩」
と木場は明らかに警戒心MAXで剣を構えていた。
「う~ん。ちょっとね」
「お前らは先に行け!」
「でも先輩!」
「木場、小猫。……イッセーを頼んだぞ」
「「はい!」」
「イッセー!絶対に助けろよ」
「ッ!………ありがとうございます!終わったらなんか奢ります!!」
三人は教会の内部へと侵入していった。
「いいの?後輩だけ行かせて。……中ぁけっこう危ないよ?」
「うっせ。……つか本性現したな、お前も堕天使だったのかよ」
「違う違う。……俺、ただの人間。ただ協力してるだけだよ。………今日はさ単に王子の実力が知りたいだけだよ」
すると胡散臭いというより謎の男の周りからアイツらが現れた。
キキー!キキキーー!!
「んな!マジかよ!」
ノクトは急いで片手剣『エンジンブレード』を召喚した。
「キーキー。うっせんだよ!!」
ノクトはエンジンブレードを使い敵を切りつけていく。
「ふーん。けっこうやるね」
「ふっざけ!んな!!」
だがノクトもそう簡単にはやられない、昔から剣などの鍛練を欠かさず行ってきたからだ。
二体、三体、四体、五体とノクトは敵を切り伏せていく。
「ふぅ。……もういいかな」
「はぁ……はぁ、くっそ!」
すると謎の男はスタスタとノクトの横を歩く。
「王子の後輩たち。……どうなってるかなぁ、もう死んでるのかなぁ」
「ッ!……くそったれ」
ノクトは教会の方へ向かっていった。
が、突然謎の男がノクトを呼び止める。
「あぁ、あの教会にさみんなも喜ぶサプライズプレゼントを用意してるんだよねぇ。……ほぉら、早く行きなよ。じゃないと」
謎の男はノクトに近づき耳元でこう言った。
「皆。死ぬよ?」
その時だった。教会の内部が紅く光始めた。そしてノクトは教会へと走っていった。
数分後。ノクトは教会にてリアスたちと合流することが出来た。ノクトが皆と合流した時、金髪の女の子が戸惑いながら泣いているイッセーを見つめていた。
「助かったんだな」
「あら?遅かったわね」
「先輩!無事だったんスか!?」
「お、おう。つかイッセーお前顔凄いぞ」
ノクトは内心、安心していた。
「(皆無事じゃねぇか)」
だがふとあの時の事が頭をよぎる。
『皆。死ぬよ?』
「ッ!……さっ。もう事は済んだようだし遅くならねぇうちに帰るぞ」
帰ろう。そう切り出した時だった。
ズー、ズー。ヂャリンと重い鎖を引きずる音が教会の奥から聞こえてきた。
「なに?この音」
アイツの言っていた事はこう言う意味かとノクトは察した。
教会の奥から現れたのはとてつもなく醜い姿になったあの堕天使の女だった。
「なっ!……レイナーレ!!」
「嘘!確かに消したはずよ!……それにあの姿は」
それに最も驚いたのはレイナーレという堕天使の姿である。
左半身は黒い何かがこびりついていて、こびりついている黒い何かは筋肉質な腕を構成している。
そして頭の左側には角のような物が生えている。
「マジかよ!……おい教会から出るぞ!」
ひとまずノクトたちは教会から走って出ていった。
「くそ。……こんな事になるなんて、あの野郎の仕業かよ!」
「貴方はあれが何かを知っているの?」
気づけば皆の視線はノクトへと向いていた。
「あれの名は【シガイ】」
「ッ!…………シガイですって、シガイってあの古代の魔物の事?」
「シガイ?……部長も知ってるんスか?」
「えぇ。子供の頃、とても古い絵本で読んだ事があるわ。……今からとても古い時代。まだこの人間界には剣と魔法が盛んだった時代。その時代の真夜中に現れる魔物の事だったはず……でもてっきりおとぎ話に出てくる架空の存在だと思っていたのだけれど」
「何故。シガイが今の時代に出てこないのかって事か?理由は簡単だ」
「理由?」
「シガイにはある弱点があるんだ」
「あれに弱点があるの?」
「あぁ、シガイの弱点は『光』だ」
「光?そんなのが弱点なの?」
「今の時代、どこにでも外灯やらなにやらで常に光があるからアイツらは出てこなかったけど。こういう光のない森のなかでは湧き放題って訳なんだよ」
その時だった。ズドン!!という轟音がなり。
『うぅぅうあああぁぁぁぁぁあぁぁぁあああ!!!!』
という雄叫びが聞こえてきた。
「チッ!………ここまでか」
「ここまでって諦めるんスか!?」
「馬鹿か?戦うに決まってんだろうが」
「そうね。架空の存在だと思ってたシガイが出てきたのは驚いたけどこれ以上、この町で暴れ回るのはこの町の管理者として見過ごせないわ」
その直後、目の前が爆発するとその場には先程と少し違いあの醜い体に炎を纏っていたレイナーレがいた。
「アーシアは下がっててくれ」
「は、はい!」
「行くわよ!…私の下僕たち!!」
そしてノクトは息を飲み込み。こう言った。
「ここで消してやる!」
ーーーファントムソード発動ーーー