知っている方はおひさしぶりでございます
ロードです。
ラブコメ・・・書きたかったんです・・・
ピンポーン
「・・・シカトしよ」
シカトだシカト。それを決め込んで二度寝を開始する。こんな朝早くから他人の家を尋ねるなって親に教わんなかったのかね
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
「だあああああああ!!うるっっせえええんだよテメエはああああああああ!!」
起き上がってから玄関へ行き、ドアを蹴飛ばす。それでも鳴り止まないチャイムに参ってドアを開ける。
「君が早く開けないのが悪い」
「こんな朝早くから訪ねてきた上に第一声がそれとかお前最早それは人としてどうなんだってレベルの話だぞオイ!?」
そこに立っていたのは案の定
「なーんで毎朝起こしに来るんですかねぇお前は!?」
毎朝俺の安眠を妨害する、幼馴染み。
「放っておいたら弘は学校こないからね。君の御両親にも頼まれているし」
「あいつら・・・」
俺、
それでも仕送りの金だけは大量に送ってきてくれるし、俺が生まれた当初中学に上がるまでは一緒に日本に居てくれた。俺が中学に上がって、もう一人でも大丈夫だって言っても心配して一日に二回は必ず電話をくれた。
両親が海外に行っていて、一人だと言うと親に愛された事が無いんじゃないかとか言われたりするが、俺は十二分に俺の両親は俺を愛してくれていると思っている。以上回想終了。
「ハァ・・・、まーだ朝七時半何ですけど・・・?」
「学校は九時からだし、今から準備して行けば八時半にはつくんだ。ボサッとしてないで着替えてきなよ。朝御飯くらいは作っててあげるから」
「へーいへい」
その後制服に着替えた俺は静韻の作った朝御飯を食べ、学校に向かう。が、ここで問題が発生する。
静韻は美人だ。クールで中性的かつ整った容姿をしている。何が言いたいかっつーとぶっちゃけモテる。まあつまりだ、
コイツと投稿すると高確率で他の男子が絡んでくる。つまり進めねえ。しかも静韻は律儀に取り合ってやるからまた面倒くせえ。話せると勘違いしたヤツが延々話をしていくからだ。
スゲエだろ?入学して一週間なんだぜコレ?
「ハァー・・・、先行くぞ」
聞こえてるかどうかもわからないほど男子にたかられていた静韻を置いて教室に入る。
「よー、弘。朝っぱらから大変だったな」
そう言って話しかけてくるチャラ男っぽい見た目のヤツ
「うっせーわ篠月。羨ましいんなら代わってやんぞ」
「いーややめとくわ、静韻さんの隣はお前以外ありえん」
「いい加減アイツも俺から離れてくれんかねェ・・・、嫌だろこんな不良に付き合うの」
俺も大概見た目が悪い。自分の顔なんざじっくり見ないからどうなのかは知らんが、目つきが悪いらしい、そのせいで怖いんだとか。
「ていうか困ってる人間をほっぽるっていうのはどうなのかな?」
その声に振り返ると静韻が立っていた。疲れたのか、少し肩で息をしている
「うっせーわドアホ、美少女の宿命。有名税ってヤツだ、甘んじて受け入れろ」
そう言うと少し顔が赤くなる静韻。
「そ、そんな事より!部活は決めたのかい?」
「あぁ、そう言えば部活は強制参加だったな」
「メンドクセェことにな」
うちの学校は部活への参加が絶対で、新入生は入学して一ヶ月経つまでに部活を決めなければならない。
「決まってないなら今日の放課後に一緒に見に行かないかい?」
「俺に異論は無ェよ。篠月、お前は?」
「俺もないな、せっかくだし三人で部活見学としゃれこみますか」
放課後の予定が決まった所でチャイムが鳴ったので全員が席に戻る。
それから放課後までは特に変わったことも無く、無事に一日が終了。
「そんじゃあ部活見学といきますかぁ!」
「なーんでそんなに一生懸命なんですかねぇ」
「そりゃお前!部活と言えば青春!青春と言えば恋!これぞ王道!」
「お前・・・」
呆れていると静韻ともう一人、なんか胸部装甲のデカイ人が来た。
「デカイな」
「・・・背が、な」
まあ勿論デカイものはデカイ。どこがとは言わないが。
活発そうな顔立ちにポニーテール。デカイ胸部装甲。また背も高い。俺が180cm、篠月が175cm、そして女子である静韻は160cm。静韻もデカい方なのかもしれないが、170はあるのかも知れない。
「っつーかそいつ誰?」
「私かな〜?私は
「スランガーかよ・・・。お前大概にするべきそうするべき、じゃないと病院で栄養食を食べるはめになる」
「は?私がいつスラング使ったって証拠だよ。そっちこそ大概にしないと親の結婚指輪のダイヤのネックレスを指にはめてぶん殴るよ?」
ここまでで俺と碧月はハイタッチして握手を交わす。
「藤椿弘だ、ヨロシク」
「よろすく〜」
わかりあった瞬間だった。
「そこまでにしないか?スラングで意気投合してる場合じゃないだろう?部活見学に行くんじゃなかったのか?」
「っとそうだったな、さっさと行かねえと」
何故か若干不機嫌な静韻の言葉で俺達は移動を開始する。
「つってもどこに行くんだよ、この学校部活多すぎて意味わかんねんだよ」
「剣道部行ってみようぜ、そこそこ強いらしい」
「汗臭いイメージしかない剣道部ね〜」
「辛辣だな」
そんな話をしながら剣道部を目指す。どうやらこの学校は体育館とは別に卓球場、剣道場、柔道場があるらしい。面倒臭い事この上ない。
目当ての剣道場にたどり着くと、ちょうど試合が終わったらしく、面を外す二人組がいて、片方がイケメンオーラを撒き散らしていた。
「おおう、イケメンがいるでござるよ弘氏」
「イケメン死ぬべき、慈悲はない。そういう事だな碧月=サン」
「・・・なんで初対面のはずのこの二人はこんなに息があってるんだろうね」
「いやそんな不機嫌オーラマックスで俺の方向かないで頼むから怖いから!?」
こんな感じでバカやりながら眺めていると、なんかイケメンにタオルを持っていったヤツがコチラを睨みつけるように見た後、叫ぶ。
「藤椿弘!!」
「なんだパシリ野郎」
「誰がパシリだ!いやそうじゃない。なんでお前が静韻さんと居るんだ!」
あーそういう類か、いわゆるアレか、何で不良と美女が一緒に居るんだっていうアレか
「居ちゃ悪いのか」
「当たり前だ!貴様程度が一緒に居ていい人じゃないんだよ!」
「まあまあそこまでにしよう。でも藤椿君。僕は君に話がある」
「コッチにゃねーよイケメン。誰だかしらねーが用があるんならまず名乗れや」
そう言うと少し引き攣ったような顔をしたが、すぐに元に戻る。
「失礼。僕は
「あっそ、それと安心しろ、クラスの人間なんて篠月と碧月と静韻以外誰の名前も覚えてねえ」
そう言うと更に引き攣ったような顔になるが、その続きをさっきのパシリが言ってくれる
「お前は今から新井さんと勝負しろ!新井さんが勝ったら、二度と如月さんに近づくんじゃない!」
「まあ、そういう事だね。人は相応しい人と一緒に居るべきだ。彼女の隣に相応しいのは君ではない」
「あっそ、剣道で勝負すんの?素人相手に?」
「勿論ハンデはつける。君は僕の面か籠手か胴、そのどれかに当てれたら君の勝ちでいい。僕は君の面、胴、籠手、全てに当てれれば勝ち、それでいいかい?」
そう言って微笑む新井。くっだらねえ勝負だが、
「ハァー・・・、静韻の隣どうこうはどーでもいいけどよ、売られた喧嘩は買わなきゃな」
そう言って竹刀を受け取る。防具を貸してもらえるとの事だったが、つけなくてもいいと言ってつけなかった。
「ちょっと待ってくれ、ボクの意志とは関係なしにボクの所有権を掛けないでもらえるかな!?
・・・・・・弘以外に所有される気は無いんだけど・・・・・・」
最後は小さくて聞こえなかったがなんかまあご立腹なのはわかった。
「あーハイハイ、まあ軽くブチのめしてくるからキレんなっつーの」
そう言って頭を撫でる。コイツは昔からコレをすると大体機嫌が直る。
「イチャついてるとこ悪いですが〜、実際勝てるの?弘氏」
「イチャついてねーよ?勝てるっつーの、黄金の鉄の塊であるナイトが皮装備のジョブに遅れをとるはずが無いってね」
それだけ言って試合の場に立つ。俺の後ろからは何あいつ調子乗ってるーとか向こう側からは新井様頑張ってーとか聞こえてくるが無視だ無視。
「防具はつけなくていいのかい・・・?」
「んーまあ邪魔だしな。怪我してもテメエのせいにはしねーから安心しろよイケメン」
「僕は新井なんだけどね、まあいいや。公開しないでねッ!」
その言葉とともに鋭い横薙ぎが飛んできて、俺の銅を打つ。
「先ずは胴!」
その掛け声と同時に新井が俺の右手を打つ。どうやらそこそこ強いらしく、かなり鋭い一撃だ。
「ヤバイでござるよ弘氏ィ!」
「弘!」
篠月と碧月が叫ぶ。
そして、
「コレで終わりだッ!」
イケメンが面を狙って振り下ろした竹刀を
「「「「「「「・・・・・・は?」」」」」」」
剣道場内の全員の声が同時に上がり、イケメンも一瞬放心する。
「ハッ、甘ぇんだよボケが!」
「ガブッ!?」
右手で掴んだ竹刀をそのままに、左手で持っていた自分の竹刀を思いっきり新井の頭に叩き付ける。
「審判、面入ったろこれ」
なんとも微妙な空気の中、俺の勝ちが決定した。
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