Nogame God only knows 作:榛猫(筆休め中)
三年ぶりに...続いちゃいました...
side桂馬
ボクの名前は桂g...おっと、間違えた。今の僕はただの桂馬だったな......。
好きなものはゲーム女子、嫌いなものは...
まあ、ボクは元々ゲームのセカイの人間だから、元から
だが、何の因果か、ボクは今ゲームのセカイにいる!!夢にまで見て帰りたかったボクのセカイだ!!
「待って待って...!!ここは
......チッ、煩いのが出てきてしまった......
「煩いって言った!?ボクに向かって煩いって言った!?」
静かにしろ、ボクはな、ゲームをする時は、誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ......。独りで静かで豊かで......
「え、えっと...?なんか凄い何かを悟ったような顔で何を言ってるの...?」
さて、ゲームするかな......
「無視...!?ねぇねぇ...無視しないでよ...ボク唯一神だよ?ここで偉いんだよ...?」
............ ピコピコッ
「遂に返事すらしてくれなくなった!?...ってヤバ!?」
......ん?急に消えたな、なんだ?
「おーい、桂馬、街に繰り出すぞー」
この声は...空か。
「何しに行くんだ?というか、何故街になんかいく...ん...だ...」
そこでボクの口が止まる。更には思考も止まっていた。
そうなってしまうのも無理はない...なぜならそこには......
「ううぅ...ケーマ、お願いですからそんな目で見ないでくださいですわ......」
妹の白に首輪とヒモを付けられ、垂れた犬耳とチワワのような尻尾を付けたステファニー・ドーラこと、ステフの姿があったのだから......
「......一応聞くが、これはどっちの趣味だ?」
「......もち、ろん...にぃ...だ、よ?」
「ちょっちょっと白さん!?あなたも案外ノリノリでいらっしゃいませんでしたか!?」
なるほど、大体想像出来たが、やはりか......
「空、ステフで遊ぶのはいいが程々にしとけよ...?見苦しいから」
「待ってくださいまし!!何故
一々やかましい奴らだ...何故ボクの周りの奴らこうも騒がしい奴らばかりなんだ......
『それはもう、キミがそういう星の元に生まれたからしかないんじゃない?』
うるさいぞバグ神...会話に割り込んでくるな......
そうして、仕方なく、誠に不本意だが、ボクは同行することにした
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「......でっか......」
王宮から街へ繰り出すこと数時間、ボク達は、馬車に揺られながらエルキア都心から少し離れた郊外にある、とある建物へとやってきていた。
そんな郊外にやってきた理由は、エルキアの有して
空がそういうのも無理はない......
何せ目の前にある建物はワンシントンDCにあるアメリカ議会図書館のような巨大な建物なのだから。
何故こんな図書館の前に来ているかと問われると、時は街に繰り出した頃まで遡らなければならない......。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
外に出て、街へ繰り出したのはいいが、空達がしていたのはゲームでしかなかった。
何故かステフが
さすがに下着すらも取られた時は白の容赦の無さに戦慄を覚えた程だ......。
姿を消して着いてくるバグ神『唯一神だってば!!』と、そんな光景を見せられ、引きながらも後を着いていっていた時だった。
上空に、地殻を抉りとったかのような──巨大な岩盤が漂っていた。
空が思わずネタに走ってしまうくらいには非現実的な光景がそこにはあった......
空の話ではあの漂う岩盤の島には、
空はその
そんな時だ、ステフの口からとんでもない言葉が飛び出した。
「
・・・・・・なんだと?
これにはさすがの空も固まっていた。
ステフの話を聞いたところによれば、五年ほど前、国内最大の図書館だった『国立エルキア大図書館』に
いや、何をしているんだ......
これを聞いて空は大激怒...。何故唯一の武器を賭け皿に出したのかとそれを仕出かした輩の頭は大丈夫かと心配ずらし始めた......。
そんな空を落ち着かせ、理由を聞けば、やったのは前任の国王、つまりはステフの祖父だったらしい。
その時の対価を聞けば、
どうやらそれは、空もやろうとしていたことだったらしい......。
その考えは悪くない...悪くはないが、それで持ち得る知識を奪われていては元も子もないが......
その後、ステフからの情報で、
それを聞いた空はその場でこれからの予定を決めていた。
空が入力したスケジューラーには、こう書かれていた。
【
そしてその下に......
【
なるほど、これは中々面白くなってきたじゃないか
書くつもりがなかったので一話は長いのですがこちらは短めです......
少しずつ続けていきますので良ければお付き合いください...