幻影理想郷   作:fulldrive

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Bigining Stage Show

Liebe Hass mehr Verständnis als die Wut, edel als Krieg Frieden

――ヘルマン・ヘッセ

 

 

 

 

愛って何?

 

 

ヒトを愛するってよく言うけど、

 

 

愛する、という行為?感情?が私には理解できない。

 

だって私、ヒトをバラバラにした事しかないんだもん。

 

楽しいよ?刃物で切り裂くときのあの感触、相手の悲鳴、肉が切れる音。

 

銃で四肢を吹き飛ばすときのあの快感。

 

ねぇ、これって『愛』なのかな?

 

じゃあ、アナタも私が愛してあげるっ♪

 

お兄ちゃんっ♪私の愛を受け止めてねっ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャッ

 

 

 

 

「おい、何してんだ断罪人。ケーキが勿体ねぇだろうが」

「うるせー、手が滑ったんだよ」

我ながら意味の分からない返答である。

 

やれやれ、

せっかくこの目の前にいる男――西山 誠良から貰った美味しそうなプチケーキにやっとありつけるかと思ったらこのざまである。

 

ほんと世の中末だ。

 

「で?話ってなんだ。糞野郎」

「糞野郎言うな!殺人鬼。もう少し待て今食い終わるから...!」

モゴモゴと口の中にケーキを突っ込んでやがる...!

汚ぇ。

 

「ふぅ、食った食った...!」

「早く言え」

「わかったからそんな怖い顔すんな。折角のイケ面が台無しだそ」

 

うっせ、茶化すな

 

「で、依頼だが...」

「...」

 

...間が長い!早く言え!

「俺の弟(首相)の殺害だ」

 

こいつ遂に弟まで闇に葬る気か!

(こいつの両親は既に死去、というかこいつが実の両親の悪事暴いて社会で生きていけないようにしやがった)

 

 

「え?いいのか?実弟だろ?」

「愚弟だ。あんな身勝手なやつ死んで当たり前だ」

 

...マジかよ、あんないい人そうなのにな

 

「わかった。引き受けてやる」

「おう、任せた」

 

いつも通りのはずの街並みが、今日は何故か違って見える。

空は曇っていて何やら不穏な雰囲気だった。

 

が、社は特に気にすることもないと思い彼女(弟子)が待つ自分のアパートへ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

都内某地下室

 

 

 

「相変わらず汚いねぇニィさんは...」

クスクスと笑う

 

「ま、刺客が来たところで返り討ちにしてやるだけだがな」

 

彼は笑う。

 

これから起こる悲劇を

 

そして、これから始まる喜劇を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲鳴もあげれず、奴は絶命した。

 

 

 

当たり前だ、頭をぶち抜いたんだから

 

「...ID頂くぜ?」

 

こいつがあればヤツの場所に辿り着くことができる。

 

左手にはデザートイーグル(DE)、右手にはFN Five Seven、

 

人1人殺すのには十分過ぎる装備だ。

 

だから(トオル)

 

(とおる)の代わりに澄が!

 

新妻透(オリジナル)を殺してみせる。

 

 

 

 

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