ご了承ください
憑苦のスキル
言葉が実現するスキル『有言実行』(ネクストオネスト)
生物に関すること以外は基本的になんでもできる
しかし使うと全力疾走を3秒間したような疲労に襲われる
使いすぎるとたおれる
ネタバレ、正直この能力は物語の最中に消えます
チートすぎた
あと【苦労人】は「くろうと」と読みます
我々の作戦会議を始る時間
「その凄い人に、君は含まれていた。ということですよ」
と、キメ顔で言ってくるのが腹立つが其れは置いておこう
宇宙人ってなんぞや
まずそこからだと思う
百歩譲って宇宙人との戦闘は良しとしよう
宇宙帝国軍って絶対にやばいやつやん
絶対死ぬやん
母さん父さん僕を産んでくれてありがとう
先立つ息子をお許し下さい
などと現実逃避をしている僕に"かなり強め"にチョップをかましてくる【死神】さん
「落ち着いて下さい。今回の依頼は私たちだけではないですからね。優秀な人たちが揃ってます」
「いたた……強く叩きすぎですよぉ。脳の細胞が死んじゃう!」
「殺し屋なので問題ないです」
ごもっともです……
「て、そうじゃなくて、僕たちだけじゃないってどういうことですか?」
今回の依頼の内容を「行けばわかる」で済まされてしまったため憑苦は頭に?を浮かべる
「当たり前でしょう。宇宙人の大群を相手に2人だけで行くとお思いですか?あさはかなり」
「う、そこまで言わなくても(泣)だって今回の依頼は内容を教えてもらって無いんですもん。着いたらわかるって言われて…」
今思えばちゃんと聞いておけばよかったと後悔の念が押し寄せてくる
「それで誰がくるんですか?」
【死神】はそそくさと自分のバッグに手を伸ばし中からプリントの束を取り出した
「殺し屋の資料です。目を通しておいてください。まぁ、意味はないでしょうが」
渡される前に言われたことが少々きになるがとりあえず資料を見る
そこに乗っていた名前は
リーダー
死神
メンバー
ロヴロ
レッドアイ
苦労人
死神の弟子一号
烏間
ん?
「めっちゃ見覚えある名前が………でも烏間さんは殺し屋ではないのでは?」
「彼は防衛省から進んで志願して来たんですよ。人手は多いほうがいいですからね。それに今回は暗殺ではなく………人間と宇宙人の全面戦争になりそうですしね」
what?
戦争ナニソレオイシイノ?
「ちょ、ちょっと待ってください!戦争ってどういうことですか!戦争にしては人数が絶望的ですよ!死にに行くんですか!?」
普通なら絶望的な依頼だ
遂行できるはずがない
だがこの人の顔は
笑顔に満ちていた
「少数精鋭です。使えない人はいらないので。それに死ぬ気はありませんよ。殺す気はありますが」
この人の顔は絶対に成功する未来しか見えていない人の顔だ
この人は、狂っている
そう思ってしまった
だが、そんなことはどうでもいい!!!
この人が狂ってようがなかろうが僕の周りにはキチガイしかいない!!!
いまさらなことを思ってしまったよ
僕のしりあいに普通の人はいないのだろうか…
はっ!?
いま友達がいない事実に気づいてしまった……
そんなこんなでメソメソしてると
「そろそろ行きますよ。みなさん待ってるでしょうし」
そう言って首元を掴まれ引きずられながら自分の中家を後にした
着いたところはそこらへんにありそうなファミリーレストラン
もうメンバーのみなさんは揃っていた
「やっと来たのか。【死神】と【苦労人】。ひさしぶりだな」
手始めに挨拶をして来たのが最年長のロヴロさん
「えぇ、すみません。【苦労人】が駄々をこねてまして」
「そんなことしてな……………申し訳ありませんでした」
自分の行動を冷静に振り返って判断した
僕が依頼の内容を聞いてないのが悪いんです(しくしく
「資料にのってなかったのですがイリーナさんはどうしんたんですか?」
確かロヴロさんの弟子だったはず
ハニトラの使い手だけど
【死神】さんの弟子もいるんだからロヴロさんに着いて来てくると思ったのだが
「あぁイリーナはハニートラップ使いだからな。未知の生物相手には危険だと判断して連れてこなかった。本人はついてくる気があったようだがな」
なんて正しい判断
この師匠(死神)より師匠してそう
「おいおい俺もいるのを忘れてもらっちゃ困るなぁ。憑苦、両親は元気か?」
次に来たのが【レッドアイ】さん
【レッドアイ】さんは両親に恩がありすごく慕っている
よく殴り合うが
母さんはよく弄りの対象にしているが結構仲がいい
たまに父さんが嫉妬してドアの隙間から覗いてた時は引いたけど
「元気すぎるほど元気です。また、いつでも遊びに来てくださいね」
「おうよ!次こそはお前の家の罠を全て回避してやる!」
そして我が家に来て1番罠にかかるのが彼である
アーメン
「君と会うのはこれで2度目だな。あの時は急に蹴りを入れてすまなかった」
3人目は防衛省の烏間さん
また蹴られるのではと内心ドキドキしていたがその心配はないらしい
「お久しぶりです。大丈夫ですよ!鍛えられてますから!」
「……わかった。お互いに頑張ろう!」
じょ、常識人だ……常識人がいるぞ!
初めてあった時は戦闘狂かとおもったが……この人はきっと僕と同じで胃に穴が開くタイプだ
御愁傷様です
それで最後に残っているのが兄弟子の……名前はまだない
「久しぶりだね憑苦くん。きみも成長しているだろうけど僕も成長してるからね!一緒に頑張ろう!」
「久しぶり、兄さん。僕だって死ぬ気は無いからね。殺れるだけやるよ」
【死神】さんの弟子さんは名前がないから僕は兄さんと呼ばせてもらっている
この人信頼はしてるんだけど信用は出来ないんだよねぇー
多分思い過ごしなんだろうけど
ここから名前を付けて会話します
ロヴローーロ「」
死神ーー死「」
烏間ーー烏「」
兄弟子ーー兄「」
憑苦ーー憑「」
レッドアイーーレ「」
死「それでは対宇宙人暗殺隊の会議を始めましょうか」
兄「対宇宙人暗殺隊?」
レ「なにそれかっけぇ!」
死「せっかくですしモチベーションをあげようと思いまして」
ロ「で、【死神】よ。相手は膨大。こっちは少数。なにか策があるんだろう?」
一斉に全員が雰囲気を変え真剣に仕事の話に入る
死「もちろんです。まずはこれを見てください」
バッグから取り出したのは一枚の写真
レ「これ、アメリカの近くの無人島じゃねーか。ここが今回の戦場ってことだな」
鮮明に隅々まで映し出されていたのは無人島の、写真だった
だが1番皆が注目したのは真ん中にある"馬鹿でかい城"だろう
憑「【死神】さん……これは?」
死「それは奴らの拠点です。地球を支配するつもりのようで姿を見られたところで気にはしていないのでしょう」
兄「地球を支配……ですか」
死「ちなみにいま私が喋っている情報はなじみさんから教えてもらったことです」
烏「信用性はあるのか?」
死「言わずもがな、です」
次に取り出したのがその城の見取り図
ん?見取り図?見取り図!?
憑「ちょっとまったー!!何でそんなものがあるんですか!?馬鹿なんですか!?もう全部母さんがやればいいんじゃないんですか!?」
さすがにこれはやり過ぎである
死「使えるものは使う主義なので。あとお店の人に迷惑がかかるので静かにしてください。なじみさんと禊さんも誘ったのですが「お前らがいれば大丈夫じゃないかな。あとめんどくさい」とのことで。お願いしても息子の"あなたが死にかけでも"しないかぎり来ないでしょうね」
それ絶対後者が本音だよ!
あと変なフラグを立てないで!死んじゃう!
死「話を戻しますよ。見取り図を見れば分かりますが、この城……正面以外に入口や入れそうな場所がありません。なので、正面を突き破ってから二手に分かれて親玉を叩きたいと思います」
ロ「勝算は?」
死「手軽に敵を1人締めてきましたが、雑魚だったので問題はないかと。」
なにしてんだよこの人は!!
絶対むこうの人は警戒してるよ!
警戒度マックスだよ!!
死「敵の武装は腕に付いているビーム砲と手から放つエネルギー弾ですね。1つ1つの威力はロケラン並みですが、当たらなければどうということはないでしょう。力も強い、とはいっても岩を砕く程度ですが」
レ「エネルギー弾か。銃を持たずして弾を飛ばす。厄介だな」
ロ「力もその程度か。宇宙人も弱いのだな」
兄「親玉はどんなやつなんでしょうか?」
死「そこは教えてくれませんでした。「全部教えてたらつまらないだろ」とのことで」
見取り図まで渡してくれたんだからそれくらいはいいんじゃないかと思う
死「ですが、私が倒した雑魚の何倍……いや何億倍もの強さでしょう。城を直接見てきましたが、遠くからでも分かるほどの威圧でした」
烏「二手に分かれた後はどうするんだ?」
死「1番奥の部屋に向かいます。おそらくここに敵の大将がいます」
兄「話し合いでの解決は…」
憑「無理だろうね。【死神】さんが手を出しちゃいましたし、なにより侵略しにきて平和に解決はできないでしょうね」
死「決行は明後日。装備を整えておいてください。それでは解散とします」
その言葉で全員が立ち上がり会計を済ませ店を出る
僕は【死神】さんに物資の調達場所を聞いてその場所に向かう
暗がりの人の寄り付かなさそうなところにその店はあった
看板には《エギルの店》と書いてあった
扉を開け中に入る
レジにいるのがおそらく店主のエギルさんだろう
肌が黒くスキンヘッドの顎髭
身長は2mはありそうだ
「ここによく切れるワイヤーとそのワイヤーに耐えられる靴はないだろうか?」
エギルさんは一度こっちを見てから
「あぁ、あるよ。ちょうど1つ。さっき誰かが売りにきたのがな」
と、にっこりしながら店の奥に消えていった
戻ってきた時には手にスニーカーとワイヤーがあった
それをせっせと袋に詰めてくれる
「………聞かないんですね」
エギルさんはレジをうちながらこういった
「俺は長いことこの店を経営してきた。だからお前が普通でないことくらいわかるさ。全部で3820円だ」
「?円でいいのか?」
「見た所日本人だろ。近々そっちに行く用事があるんでな。わざわざ変えてもらうのがめんどくさい」
「理由はわかりましたが安くありませんか?万札払わされると思ってたんですが」
「いいんだよ。靴のサイズも君にぴったりだし、ワイヤーだって使う人はそういない」
それでいいならと思い渋々お金を払う
「また、寄ってってくれよな」
「はい。ありがとうございました!」
店を後にした
家に帰ると玄関には見覚えのある複数の靴が
リビングに行くとそこには
夕飯を作っている兄さんと【レッドアイ】さん
ソファーには【死神】さんとロヴロさんが
風呂場には烏間さんらしき人影が
「なんで皆さんいるんですか!?」
それに対して
「「「「「家がないから」」」」」
全員が真顔で返答
いや、本人に許可くらいとろうよ……
まとめ
行くぞ!地球の未来を掛けた戦いだ!
実はこの対宇宙人暗殺隊は全員が飲みに行くほど仲がいい
次回は潜入もとい戦闘ですかね
不定期更新ですから速い更新は期待しないでください