英雄王と七つの大罪(仮)   作:シャイニングピッグEX

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補足回です。ほぼ物語無いです。第三作者は型月キャラを出すためについにトンデモ設定を使っているが気にしてはいけない。途中無茶苦茶飛びますが道中は特に言うことないし七つの大罪との関わりは任務とかで出来るからです。

そして途中の神様は分かる人には分かるオリキャラです。(完全オリキャラですよ?)


第一話・英雄王、現世へ降り立つ。

その身に纏うは黄金の鎧、その目は人間にあるまじき強い神性を示し、底を見せない赤色の瞳。顔立ちは整っており、美男子というほかない、豪華絢爛とした英雄---

そう、七つの大罪はほかでもないギルガメッシュを召喚することに成功し、そして王国へ戻った----のだが、その前にギルガメッシュに憑依した人間について言及しておくべきだろう。

実際ほぼテンプレである上、さして重要なことでもない、と思うかもしれないが・・・

???(後の偽ギル)side

「・・・はっ!?」

そこはなにもない空間だった。と言えども、あくまでそれは感覚的な表現であり、なにかあったが気がつかなかったのかもしれないし、そもそも空間さえ無かったのかもしれない。まあ、いずれにせよ---

「・・・もしかして、俺は、もう---」

死んでいる。その事実は覆しようがない。そして、それを理解したとたんに体が震える。だが、無理もない。死を恐れる人間などいない。いたとすれば、それは体は人間でもおよそ人間として完成していない存在だ。しかし、彼はそのような者とはほど遠い、まともな感性をしていた。

「・・・あー、いや、すまないね、現実に眼を向けるには早すぎるような段階で声を掛けてしまって。けど残念なことに、仕事柄、ずっと君を放置しておく訳にもいかないんだ」

 

それは、若い男だった。赤がかった色の髪に、同じく赤色の瞳。どこか人を惹き付ける笑顔に整った顔立ち。体格はいいが、それにしては痩せて引き締まっている。

「・・・貴方は?」

「まあ名も無き神様だよ。君だけど・・・なんというか、すごいよく分からない死にかたをしたんだよね」

よく分からない、と一言で言うが、神様すら分からないことなどが人間にわかるのだろうか?

「別に、分かることだってあるだろうさ、適材適所というものさ」

ナチュラルに心を読まれた・・・神様というのは皆こういうものなのか、と少々不安になるが死人に口なし、というものだ。ここは黙って・・・

「いやいや、そういうわけにもいかないのさ。ねえ君---」

転生してみる気はないかい?そんな突拍子も無いことを言われ、心が動いてしまった。

「何なら、君の願いを一つだけ叶えてしまったっていい。」

今から考えると、自分がその時言おうとした言葉はとてもありふれたものだが、自分はきっと来世でもこの願いを持ち続けるだろうと、何となくそう思った。きっと、そういうものなのだ。

ただ、何の感情もなく、ごく自然に口から一つ言葉が零れ落ちたのを覚えている。

「よし。君の願いは、今叶えた。---ああ、そうだ。一ついっておくと、英雄王の強靭な意思のせいで君の言うことは少し訂正される。さらにさらに、君という人間が入ったせいで世界線がズレて俗に言う型月キャラがいるかもね。それでは、気を付けるよう。・・・まあ、サポーターくらいはつけておこうか」

その一言を最後に、自分は見知らぬ場所に送られた。予想外だったのは、自分が子ギルになったこと、そしてサポーター(翻訳機)だったこと。それからは、自分は英雄王となり為すべきことを為した。---自分のヘタレ精神を削りながら。

 

偽ギルside

「---む。」

「どうしたギル?」

メリオダスが自分が気を抜いていたのを不思議に思ったのか、声を掛けてくる。ちなみに今は他の七つの大罪は「妙な異変」を見に行くために外に向かっていて、奥に留まっているのは二人のみだ。

「ふむ、少し昔を思い出していてな。それより、少々聞かせてもらうぞ」

うん、相変わらずの英雄王フィルターだ。尊大な発言しかできない。仮にも直前にマスターとなってもらった仲相手に、このような発言をしてしまうあたり、不自由極まりない。

今から聞こうとしているのは、簡単なことだ。

「なぜ我の触媒と成りうる鍵剣がこのような代わり映えのない洞窟にあると分かったのだ?この場を見つけ出すのは相当な幸運の持ち主か、はたまた根っからの変わり者か、あるいは類を見ない切れ者かと思ったのだがな。まあ、十中八九貴様らは変わり者であろうが。」

 

そう。自分は生前、この鍵剣を悪用されぬよう、文字通り「何もない只の洞窟」に隠したのだ。それをいとも簡単に見つけ出した、というのに偶然だというのは信じられない。とすれば千里眼の持ち主でもいたのだろうか?千里眼、花の魔術師、ウルクの教育係・・・うっ、頭が・・・

「ああ、それはバルトラの魔力だな。千里眼(ヴィジョン)って言うんだ。それ以外に手がかりはなくてよ、本当にギルガメッシュってのは実在するのかって疑った程さ」

にも関わらず信じてのこのことやってくるあたり、中々に面白い男だ、と思った。英雄王のマスターになるという時点で一癖、もしくは一芸なければつとまらないのだが。

 

「ほう、奇しくも我の能力と似ているではないか。・・ああそうだ、せっかくだし我のステータスを開示するぞ」

(偽)ギルガメッシュ クラス・セイヴァー

属性 (英雄王としては)秩序・中庸

(本質的には)中立・善

武力1000?、魔力3000?、気力不明 闘級4000~?

筋力B,耐久A,敏捷B+,魔力A+++,幸運A+,宝具Ex

スキル・千里眼Ex 本家ギルガメッシュと同じ。本家に比べると予知夢等が多く、「見えたが何か分からない」ということが起こりうる。

黄金率A 本家と違い任意でマスターにも作用させることが可能。ただしその場合C相当に下がるためやらない。

カリスマA+ 現代人の知識とか組み合わせてのカリスマ。が、本家とは互角だったよ・・・

道具作成A 本家とは違い、「正真正銘本物の魔術であり、神代最高クラスの魔術師」であるが故のスキル。本来ならA+ランクだがキャスターで無いためランクダウン。宝具も作れる。

陣地作成A 上と同じく。下手すると固有結界や同等の異界を作り上げる。が、本人の気分次第でまるで出来が変わる。これは道具作成も同様である。

高速神言A 上と同じく。本人は体感的に一番修得が辛かった。

召喚術Ex 英霊を呼び出すことが可能なほどの精度を誇る召喚術。というか英霊召喚にしか使わない。ただし触媒を用意しようがなんだろうがランダム召喚である。

冠位の資格(術) Ex 千里眼と魔術師として極めて高い腕前をもつがゆえに本来のギルガメッシュとは違い体現したスキル。キャスターとして召喚された際、本体と同等のステータスで現界する。キャスター以外の場合、本来はキャスターで召喚された場合にしか持ち得ないスキルをワンランク下げて取得して召喚される。(道具作成・陣地作成・召喚術・高速神言)

神性 A(A+) 本ギル程神を恨んでいない。が、それでも嫌いなのかランクが下がっている。

単独顕現 E+++ 詳細不明。マスターがいなくとも王の財宝の中に魔力を回復する宝具もある偽ギルは半永久的に現界していられる。

クラス適正はその他にセイバー・アーチャー・キャスター・ルーラーが存在する。本来のギルに比べて努力を惜しまないからである。が、それでも本体のギルガメッシュとそこまで大きな差はないどころか、五分五分である。

「・・と、言った感じか?(作者が忘れていたら追加される。宝具が無いのは仕様)」

「ほうほうほーう。そんじゃ、もうすぐ洞窟の入り口だ。皆は先に待ってるだろうしな、急ごうぜ」

メリオダスは人懐っこい笑顔を浮かべてそう言うと、進んでいく。自分もそれを追いかけ、今度の外はどうなっているのだろうか---と過去の景色を思い巡らせる。そして、洞窟を出ると七つの大罪と相対していたのは----

「・・・ああ、久し振り、ギル」

緑色の髪、中性的な見た目、そしておよそ人間のものとは思えない神秘的な白い衣に身を包んだ者。(本人の意図に沿うならば、物と呼んでもよいかもしれないが)

一瞬だが、小さく笑みを浮かべ、かつての朋友に目を向ける。・・ああ、最初にいっていた妙な異変、というのは朋友のことか。

「---エルキドゥか。正しく、我が最初の戦いに相応しい・・・」

「・・・感動の再会のところ申し訳ないが」(しかしエルキドゥは武力2500、魔力2500、気力2000の闘級7000か。少々妙な感覚がするが)

と、空気を読まずにマーリンが発言し、その場にいる全員の注目を集める。ここで英雄王とエルキドゥが戦闘を行えば、いずれにしても遅かれ早かれとんでもないことになる(かなり控えめな表現)ので仕方無いのだが。

「エルキドゥ殿、先程の提案を聞かせていただけないだろうか?」

以前から思っていたが、この魔術師やっぱりお花が好きな教育係さんと同じ思考回路しているのかもしれないな、とふと浮かぶ。それは兎も角、提案とはなんのことだろうか?あのDQN・・・じゃなかった少々過激な性格をしているエルキドゥが穏便な提案をするわけないのd「あ?」いやなんでもないなんでもない。

「うん、選択は二つに一つ。今ここでギルガメッシュ以外が死ぬか、それとも僕を仲間にするか。」

まったく、性格が悪い。・・・お前がいなきゃ、俺の翻訳してくれるやつがいないじゃあないか!(えっ、そこかい?)あーあーキコエナイキコエナイ。結論として、その提案を承諾することにして、エルキドゥが同行することになった。

まあ、そんなこんなで。王国に着きました。

そしてギルガメッシュの騎士への任命は内密かつ厳粛に行われた。七つの大罪に任務を命じたバルトラでさえもギルガメッシュが実在するかどうかは五分五分だと踏んでいた、という問題があるが。

(まさか本当に「絶対魔神戦線バビロニア」が実在したとはな・・・・)

「リオネス王国第十一国王バルトラ・リオネスは英雄王ギルガメッシュを七つの大罪の補佐騎士団の団長を任ずる!」

「戯け。真に王たりえるものは天上天下に我ただ一人。有象無象の雑種の指示など受けぬわ。・・・と、普段なら言うところであるが、その不敬を許そうではないか。拝命しよう。」

(さて、僕の翻訳によると・・・自分が英雄王という存在である以上、そう簡単に言うことを聞くわけにはいかないけれど、少しくらい融通するから許してください、かな?)

(やはり英雄王の扱いは難しそうだな・・・)

「騎士団には7、8名の団員が必要だ。英雄王程の人物が指定する者ならば、素性は問わない。」

「この我に団員を任せようとは、中々に肝が据わっているようだな。まあ、そのくらいでなければ我の雇い主とは認めん。」

(自分に任せるなんて、ホワイトな王国で有り難う。しかし、初対面の人物に簡単にそんなのを任せるなんて、大胆なんだなあ、雇い主に相応しい。感心するよ。・・って感じかな?)

「どうするギル、僕たちの子供二人でも連れてくる?」

「・・・え、ギルガメッシュとエルキドゥは結婚している・・・?」

そういうと二人は顔を見合わせて笑った。バルトラの胃は悲鳴を上げた。




次回に続く!・・・勘違いものになるかなぁ、これ。初挑戦なので不安ばかりです。しかし毎回夜遅くにあげてしまう。Fate go のバレンタインはうまく引けないというかゴルゴーンが二枚来た。・・・微妙?

今回の一言・一家(ギルガメッシュ)に一台翻訳機(エルキドゥ)
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