結構、がばがばになっていますが……
今更ながら、自分は艦これを未プレイ勢です。
知識も、アニメとニコニコのプレイ動画程度ですので「いや、違うからWW」なんてことがあるかもしれません。
北極の絶海にて繰り広げられる超兵器同士の戦い。
方や異形な神の双胴戦艦――フィンブルヴィンテル。
方や神を倒すために神の力を宿した戦艦――アマテラス。
飛び交う砲弾とミサイルの雨、閃光を放つ光学兵器と重力電磁障壁の輝き。
両者の攻防は熾烈を極めていたが、その均衡は徐々に傾く。
「流石はマザーシップか……」
自身の損害状況を確認しながらアマテラスは砲撃を継続、フィンブルヴィンテルの左舷に回り込み、最大船速で直進する。
両者の距離は約7000。
61㎝砲の咆哮が轟く。
だが、前部砲塔は二番しかないため、高出力の超重力電磁障壁に三門の砲弾は安易に阻まれてしまう。
フィンブルヴィンテルの船体上部が砲塔のように旋回し、アマテラスに向けられる。
埋め込まれている球体はまるで目玉のようにうごめき、赤色の熱線を浴びせる。
超重力電磁障壁に守られている船体が集中放射を受け、装甲板が飴細工のように溶解していく。
その時、船首回転衝角――巨大ドリルが高速で回転を始めた。
苛烈な砲撃を潜り抜け、フィンブルヴィンテルの左舷船体に巨大ドリルが衝突した。
ギィイイイイイイガガガガガァアアア!!
ドリルは装甲に深々と突き刺さり、内部を抉り破壊、そして――懐に入ったアマテラスの全兵装の砲身が咆哮した。
ズドォオオオン!
ダンダンダン!
バラララララッ!
ブシュンッブシュンッ!
主砲が、速射砲が、SIWSが、PAMが――生存する兵装がゼロ距離でフィンブルヴィンテルの船体に叩き込まれた。
収まることのない爆音と爆炎、アマテラスは砲身が焼け尽きるか、弾が尽きるまで撃ち続ける。
フィンブルヴィンテルの装甲は重力電磁障壁がなくとも強固、至近距離のはずなのに皮をはがす程度の損傷。
やがて、アマテラスの兵装は沈黙した。
「ダメか……」
破損したフィンブルヴィンテルの装甲内は筋肉に用に肉厚で、配線は脈打つように駆動している。
そして徐々に、ナノマシンによる自己修復で破損個所がふさがっていく。
最早は生物に近い兵器だ。
あの様子では――やはり、自爆するしかない。
そこからのアマテラスの行動は迅速だった。
船体を取り巻く障壁エネルギーを全て超兵器機関に留める。
黄金色の光は船体の中心部に収縮、
あとは……船尾VLS内部の特殊弾頭ミサイルを自爆されば――その時、フィンブルヴィンテルから不気味な光が溢れ出す。
これは……なんだ?
――ワレカラウマレシハラカラヨ、ナニユエ、ニンゲンゴトキノセカイノタメニ、オノレハワレニイドム――
流れ込んでくる恫喝的な声。
それはフィンブルヴィンテルの意志なのだとアマテラスはすぐに理解した。
――コタエヨ……アノヨウナゼイジャクデ、オロカナセイブツノタメニ、オノレハワレニイドム、コタエヨハラカラヨ――
「確かに……人間は愚かだ。私や多くの兄妹を造り出し、悦に浸り、破壊を繰り返し、苦しみや悲しみをまき散らした。だが、私が守りたい人たちは、同胞が犯した過ちを償い、失ったものを取り返すように尽力した。だから、私は全ての可能性を、未来を消し去ろうとするお前と戦う! この命がある限り!」
――リカイデキヌ。ジンルイハ、アラソイヲナクスタメニ、ワレトイウ〝カミ〟ヲウミダシタ。ナラバワレハ、ソレニシタガウノミ。ゼンジンルイヲ、コノチジョウカラケシサルノミ――
再び始動したフィンブルヴィンテル。上部の球体が、灼熱の光を溜める、だが、
「だから……お前はここで私が沈める――人類の為に!」
直後、特殊弾頭ミサイルを内部で爆破、臨界に達した超兵器機関も同時に自壊を始める。
強大な光はフィンブルヴィンテルとアマテラスを飲み込み、両者の船体は徐々にその形を消失していく。
…………ワレハ……ホロビヌ…………ナンドデモ……ヨ……ミガ……エ……ワレ……〝カミ〟……ナ……リ……………
溶けて無くなる中、フィンブルヴィンテルの断末魔をアマテラスは確かに聞いた。
――ソシテ、オマエノナカニモ……ワレハイル。
「・・・・・・マ・・・・・・テラ……」
暗闇の中に響く声に、アマテラスの意識が覚醒していく。
だれだ? 私を呼び起こすのは……
「アマテラス殿、起きてください。アマテラス殿!」
「……ん……?」
瞼を開けたが、そこには誰もいない。
目に入るこの場所に、アマテラスは身に覚えがあった。
ここは艦橋内?
それに何で天井が視界に入る?
それに……この感覚は、まさか!
「肉体……なのか!?」
意識を集中――確かに四方向に、四肢と呼ばれる箇所が重たい。
視界を動かすのにも前方しか確認できない。
慣れないながらも上半身を動かし、起き上がる。
「あ、やっと起きてくださいましたね。死んでいるかと思いましたよ、アマテラス殿」
先ほどから掛けられるなぞの声。
しかし、その声の主をアマテラスは視界に捕らえることができない。
「どこにいる? 姿を見せろ」
「ここですよ! ここ!」
突然、目の前を何かが掠めた。
「……うわ?!」
見ればそれは腹部で飛び跳ねていた。
頭が大きく、それに比例して体は小さい。
海兵の軍服に似せたセーラー服、頭に帽子を纏った全長5,6cmの人形のような生き物にアマテラスは驚きの声を漏らした。
「君は誰だ?」
「自分はアマテラス殿の艤装水兵妖精であります!」
小さな人形――艤装水兵妖精は嬉々として敬礼した。
「艤装……艤装水兵妖精?」
「はい、そうですアマテラス殿!」
「その……アマテラス殿というのは私のことか?」
「え? あなたと自分以外に誰かこの場にいますか?」
「……居ないな」
彼女の言うとおり、艦橋内には誰もいない。
「それに貴方が〝アマテラス〟殿で間違いないのでありますよね?」
「ああ、そうだが」
「なら、そう言うことのなのであります!」
まてまてまて。話が全然見えてこない。
「いや、それはどういうことか? 私には話が全く見えてこないだが……そもそも私は艦だ……その……」
「体があり、奇妙に感じられますか?」
「……ああ。それになぜ、私は肉体を得ているのだ?」
「自分にも詳しいことはわかりません。しかし、この世界には前世で艦であった者たちが多く存在しています。そして彼女たちは……今も戦っているのであります」
「彼女たち?」
「はい、前世の艦の魂魄とも言うものが具現化し、アマテラス殿と同様に肉体と船体――艤装と呼ばれるものと共に現世に転生した、艦娘と呼ばれる存在です」
艦娘、にわかに信じがたいが彼女の眼差しは嘘を言っているようには思えない。それよりも、一度は沈み、兵器の役割を全うするが、転生してまで戦い続けていることにアマテラスは、自分たちの、兵器としての性からは逃れなれないと、悲観的な心境になる。
「戦っている…………それは同じ艦娘同士か?」
艦の敵は同じ艦、と一番初めに思いついたことを、彼女に訪ねる。
「いえ、違います!」
しかし、艤装水兵妖精は強く否定した。
「では……何と戦っている……まさか、超兵器か?!」
アマテラスが次に浮かぶ、敵。
水兵妖精の話が正しいのなら、艦の魂魄が具現するならありえないことはない。
「ちょうへいき? それはなんだかはわかりませんが、彼女たちの敵は、深海棲艦と呼ばれるものです」
「深海棲艦?」
「はい……深海棲艦は艦娘同時期に出現し、人類に敵対的な集団です。人類側の攻撃が一切利かなく、艦娘の艤装による攻撃にしか効果がない為、彼女たちは必然的に戦場に赴いています」
水兵妖精の説明に、アマテラスは胸をなでおろす。
超常兵器級――超兵器はこの世界に転生は果たしていない。
――自分を除いて。
「そうか、詳しい説明をありがとう。助かったよ」
「いえ、これくらいは艤装水兵妖精の誰もが知っている常識でありますから、誇れるものではありません!」
そう言いつつも胸を張る水兵妖精にアマテラスは苦笑して、立ち上がる。
「では、確認する。本艦の現在位置はどこか?」
「はい! 現在我が艦は……北極圏、東シベリア海と思わしき海域に存在します」
アマテラスの問いに、艤装船員妖精は不思議がりながらも報告した。
「あの、なぜこのような海域に居られるのか聞いてもよろしいでしょうか?」
「……聞きたいか?」
只ならぬ気配に気づいた彼女は、地雷を踏んだと悟った。
「い、いえ、失礼いたしました。ただ艦娘は基本、建造か、敵が潜伏している海域にしか現れぬものですので……」
アマテラスの表情が驚愕に変わった。
今、建造といったか? まさか?!
そして血気迫る勢いで艤装水兵妖精に迫り、両手で掴みあげる。
鋭い双眸に睨まれる水兵妖精は蛇に睨まれた蛙のごとく縮こまる。
「建造?! 我々を造ることができるのか?!」
キリキリと掴まえた手は閉まる。
圧迫感と威圧的な視線が、水兵妖精の恐怖を肥大化させた。
「ひ、ひぃいいいっ!!」
「どうなのだ!!」
あまりの凄みの声音に悲鳴が自然と口から漏れる。
その状況は、最早脅迫現場に等しかった。
「答えろ、艤装水兵妖精!」
「は、はぃいいいいっ! 先ほどは申しませんでしたが、燃料、弾薬、鋼材、ボーキサイトを特殊な装置――建造機で調合することで、か、艦娘をけ、けけけ、建造することができますであります、はい!!」
「それは艦種に関係なくか!」
「そ、そうであります! 調合率さえ正しければ駆逐艦、巡洋艦、戦艦、空母、潜水艦の他に装備兵装、航空機、電子機器に至る物まで幅広く、ななな、なんでもであります! で、ですが建造機は、き、規模によりますがそれなりの施設の軍港にしかなく、調合に失敗すれば建材ごとガラクタになってしまいます。資材も大量に必要なため、た、大量生産をすることは事実上不可能でありますぅううう!! だから殺さないでくださいぃいいいい!!」
叫ぶように言い切る船員妖精。掌の中でプルプルと震え、両目に涙を浮かべている。
「そうか……ほかに言ってないことはないか?」
「はぃいいいいい! もう何もありません!! だからどうかご容赦ください、アマテラスどのぉおおお! うわぁああああんっ!!」
最後の最後、恐怖は船員妖精の瞼の水門を決壊させた。
大粒の涙を流しながら、船員妖精は泣き叫ぶ。
流石に、まずかったかと、アマテラスは手の握りを緩め、掴み上げた彼女を下した。
「その……冷静を欠いてしまった、許してくれ」
「い、いえ……ひっく……自分も……ぐずっ…………アマテラス殿を怒らせて…………申し……うぐっ……ありませんでした」
尚も泣いている彼女に、心苦しくなった。
「その、ただ知りたかったんだ……私と同じような〝もの〟が――いや、怖い思いをさせてしまい本当にすまない!」
深々と頭を下げる。何を言っても言い訳にしか聞こえないと思ったからだ。
「あ、頭を上げてください! アマテラスに怒るようなことをした自分が悪いのでありますから……後、不愉快になるかもしれませんが、お伝えしておきたいことがあります」
「それはなんだい?」
「自分たち妖精についてです。アマテラス殿は不思議だと思いませんか? 自分のような者が、なぜこの世界の情報を持っていることが」
確かに、彼女はどこでこの世界の情報を知ったのか。その疑問を失念していた。
「どこで知ったんだ?」
「〝知った〟ではなく、〝知っている〟のです。自分たち妖精は艦娘が操る艤装の副産物として生まれます。艦娘と共に知識を、経験を積みます。が、何らかの要因で活動が停止――平たく言えば死んだりすると消えるのです、跡形もなく」
「それがどうして情報を知っていることになるんだ?」
「…………死んだ妖精は生まれ変わり、別の艦娘の艤装に蘇ります。知識と経験を引き継いで」
それは驚くべきことでもあるが、ある種、納得のいくものだった。
「つまり君は……私が初めてではない?」
「……おそらくは」
「おそらく?」
「過去の記憶がないのです。誰の下で戦い、どうして死んだのか、覚えていないのです」
「そうなのか」
「……ですから……その、失礼を承知で申し上げます。自分はこのような巨大な艦を――艤装を見たことも聞いたこともありませし、男性の艦娘が誕生したこともおそらく、初めてであります……ですから」
「私のような者は居ないと」
はい、か細い声で彼女は言い終わると俯いた。先の自分の言いかけた言動で何かを感じたので、自身のことを踏まえ、話してくれたのだとアマテラスは思った。
片膝を屈し、彼は優しく微笑んだ。
「顔を上げてくれ。私は君の事柄に怒っても、悲しんだりもしていない。逆に安心しているよ」
「……安心、でありますか」
ああ、とアマテラスは頷く。
「私は過去に、前世で多くの艦を沈めてきた。中には兄妹と呼ばれるものも容赦情けなく、立ちはだかるもの全てを沈めた。私は大切な人たちの理念と理想を勝ち取る為に、共に戦った。もし、その艦の艦娘に再び相対すれば戦闘は避けられない」
「……生まれ変わってもですか?」
「ああ、残念だが断言できる。奴らは人類にとっては災厄に近い存在だ――私も含め」
「……え? それはどういう……っ!」
彼女はアマテラスのあまりにも悲しい表情に、言葉を失う。
「だから私は永遠に海底の底で眠っていれば――生まれて来なければよかった」
「っ!!」
自身にも備え付けられた超兵器機関部。それは争いの火種になる。
本当は峰底で静かに眠っているほうがいいのかもしれない。
だが、ここにそれを否定するものがいた。
「そんなことを……言わないでください!!」
ペチンッ!
頬に伝わる小さな痛みに流石のアマテラスも面食らった。
「過去に……何があったかは存じませんが、そんなこと言わないでください! こうやって生まれたのには理由が、いいえ、なくても生きてください!!」
肩を震わせながら水兵妖精は続けた。
「少なくとも、私は貴方に、アマテラス殿に生きていてほしいです……それではだめですか?」
涙腺に涙をためながら彼女の問いに、アマテラスは、ただただ見つめることしかできなかった。
ああ、なんて優しい娘だ。他人の為に泣き、怒ることができる。
ましてや、私のようなものの為に。
「……いいや」
水兵妖精を見つめながら立ち上がる。
「貴官のいう通りだ。先ほどの発言は不謹慎であった、許してくれ。そして、ありがとう」
彼は心からの謝罪と敬意を込めて、彼女に敬礼した。
「い、いえ、そう頂けるのなら自分としても……安心したかというか、うれしいというか」
頬を緩ませたが束の間、今度は血の気が引き青くなる。
「あ、ああああ! こちらこそ自分の主に対して、平手打ち嚙ましてしまい申し訳ありませんでした!!」
真面目故に、船員妖精はプルプルと震えながら謝罪する。
「…………」
「…………」
しばらく沈黙して、
「お互い様だな」
「そうでありますね」
自然と二人は笑みを漏らした。
「では、そろそろこんな極寒の海域から、温かい海域に行こうとしようか」
「はい、自分も寒くて凍り付きそうです。」
そうは言ったものの、艦を、艤装をどう動かすのかがアマテラスは判らなかった。
「その、恥ずかしながら、どうやって艤装を動かせばいいのだ?」
「それはですね、意識を集中すればいいのであります。艤装とは、もともと艦娘の体の一部でありますから」
水兵妖精に言われたように、瞼を閉じて意識を集中する。
すると、莫大な量の情報が脳内を駆け巡る――艤装との接続を開始します。
ドクン、と心臓が鼓動するような感覚――主機関……異常無し。
全身に不可視の何かが覆う感触――重力電磁障壁、船体全部に展開。
数百㎞先、全方位を感知できる知覚――水上、水中、対空レーダー起動開始。
指を一本動かせば、備わっている全ての武装が動かせる操作感――兵装準備中……主砲61㎝砲、一番から三番完了……VLS発射管、一番から九番完了……152㎜速射砲、一番から一四番完了……35㎜CIWS、一番から一六番完了……RAM、一番から四番完了……チャフグレネード発射台、一番から二番完了――全兵装オールグリーン。
自身の内側深くに眠る禁断の箱――超兵器機関……異常無し、任意があるまで機関停止。
パズルの最後のピースを埋めるような、自身の半身が戻ってきた一体感が、アマテラスを本来の姿に覚醒させた。
計十四基の主缶――戦艦タービンεが熱を発し、四基主機――標準タービンεが動力に変換、煙突の排気口から悶々と黒煙が上り、艤装全体に火が灯った。
「君はどこに向かったほうがいいと思う?」
「そうですね……まずは近くの鎮守府に向かいましょう」
「鎮守府?」
「はい。艦娘は各方面の鎮守府に滞在し、現地提督の指揮の下に行動します」
「提督の指揮の下……か」
アマテラスは、単艦での作戦行動を行うが基本で、艦隊を組むことは極めて少なかった。なぜなら、対超常兵器級を前提にして建造され、主戦力とは別に、独自に判断しつつ戦闘を行うことができる特別遊撃艦隊であった。
しかし、その破格の性能故に、危険な戦域に赴くことが殆どであったが。
この転生した世界に超兵器機関が、自分の艤装に内蔵されているのしかないのなら、安易に接触はできない。
それでまた、多くの艦が、艦娘が沈むことになるのは彼の本意ではなかった。
「一番近くは、確か……樺太鎮守府になりますが?」
「いや本艦は南下し、ベーリング海峡、アリューシャン列島を抜けそれからは西へ向かうが、行先はオホーツク海だ」
先ずは、この世界の情勢を把握するために祖国ウィルキアの秘密ドックに帰還する。
この世界にあるかどうかは不明であるが、当てがなく彷徨よりは幾分か健全だとアマテラスは考えた。
「オホーツク海……了解しました。しかし、心境に行かなければなりません。アリューシャン列島――別名アルフィンシーノ方面と呼ばれる海域は、現在深海棲艦の巣窟になっております。単艦でこの海域を接敵なしで通過するのは至難でありますから」
「しかし、この巨大な艤装は、隠密には向いては居ない。夜を待って行動したとしても何れは接敵することになる。なら、最短距離を一気に進み、接敵次第撃滅する」
「……わかりました。アマテラス殿がそう言うのであれば、自分は従います」
「そうか。ありがとう、〝アメノ〟」
「はい……え? 〝アメノ〟?」
キョトンと艤装水兵妖精は首を傾げた
「いつまでも艤装水兵妖精なんて呼ぶのも悪いからな…………いやだったか?」
「……アメノ……アメノ……いえ、素敵な名前を頂き感無量であります!!」
水兵妖精改め、アメノは嬉しさのあまりくねくねと体を捩らせる。
アマテラスはそんな彼女を、肩に乗せ艦長席に座る。
「よし、これで準備は整ったな。本艦はこれより、オホーツク海に向かう。深海棲艦または、此方からの応答に返信がない艦艇、艦載機に遭遇後、これを撃滅する」
「了解であります!」
「機関始動、巡航速度へ」
スクリューが回転し、巨大な艤装が白夜の海原を南に突き進む。
はい、いかがでしょうか?
本作はアルペジオ的な路線で行きます。
前書きでも言いましたが、艦これの知識以外にも、軍事用語もがばがばです。
こうしたほうがいいよ、いや違うから、などの至らないところがあれば申していただけると、次に繋るための糧になりますのでバシバシお願いします(`・ω・´)(感想がないと逆に不安になる……)
感想誤字脱字報告お待ちしております(@^^)/