はいふりっ! 今日の晴風クッキング!   作:プレリュード

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はじめましての方ははじめまして。自分の投稿している他の小説を読んでいただいたことのある方はこんにちは。プレリュードです。

この度、悪ノリとハイテンションではいふりを書いてみようと思い立ったので投稿することにしました。完全にメシテロです。そのつもりで書きました。

某マヨネーズ会社の曲と共にお楽しみください(笑)


第1話 艦長は大変!

 こんにちは! 伊良子美甘です!

 

 今、お昼ご飯を作るために私は晴風の厨房を動き回っています。晴風のクルーはたくさんいるから作るのは大変!

 

「みかんちゃんいるー?」

 

「あ、ミケ艦長!」

 

「これからお昼ごはん?」

 

「えっと、いま作っているからもう少し待って……」

 

「あ、そうじゃないの」

 

 ミケ艦長が首を横に振る。

 

「何か手伝えることあるかな? 私は今、シフト外だから」

 

「ゆっくり休んでていいんですよ?」

 

「なんか体を動かしてないと落ち着かなくって……」

 

 あはは、と苦笑い。なんだかお魚さんみたいな艦長です。

 

「じゃあお手伝いお願いします! 今日のメニューは雉焼き丼ですよ!」

 

「雉焼き丼……?」

 

「雉を使うわけじゃないんですけどね。とにかく始めましょう!」

 

【鶏の雉焼き丼】

材料(一人分)

・鶏もも肉 100gぶん

・サラダ油 少々

・炊きたてごはん どんぶり一杯ぶん

・ピーマン 半個

タレ

・酒 大さじ2

・みりん 大さじ2

・しょうゆ 大さじ2

・水 大さじ2

・砂糖 大さじ1

 

「材料はこんなところかな。たれは好みで量を調整してね!」

 

「みかんちゃん、ここからどうするの?」

 

「ミケ艦長はタレを作ってください。計って混ぜるだけです!」

 

「わかった!」

 

 その間に私は鶏肉の下ごしらえ。

 鶏もも肉を一口サイズに切って、余分な油や筋を落とす。これをしないとくどくなったり、硬い筋が口に残ってしまうから気をつけてくださいっ!

 

「みかんちゃん、タレできたよ!」

 

「ありがとうございます! ホントは少し漬け込めるといいんだけど、今は時間がないからフォークで刺して染みさせるよ」

 

 軽く刺して穴を開けるていどで両面に刺す。これで味をしみこませやすくできるから時間を短縮できるようになります!

そしたらたれに鶏肉を浸して軽く揉み込みます。

 

「艦長、ピーマンをくし切りにしてもらえますか?」

 

「任せて!」

 

 ピーマンは水洗いしてから縦で半分にカットして、ヘタと一緒にタネと芯を取り除いてからくし切りにカットします。

 

「さあ、鶏肉を焼いていきましょう!」

 

 フライパンにサラダ油を入れて強火で熱したら鶏肉だけを皮の面を下にして焼きます。こんがりと焦げ色がついたら裏返しておんなじように焼き色をつけます。

 

「ミケ艦長、キッチンペーパー取ってください」

 

「はい、これでいい?」

 

「ありがとうございます!」

 

 鶏肉を焼いた時に出た余分な油はキッチンペーパーで拭いて、たれを加えて中火に。お肉にたれを絡めながら煮詰めるように焼いて、中にしっかりと火を通します。

 

「醤油の焦げるいいにおい……」

 

「あはは。このにおいってどうもお腹が空いちゃいますよねー」

 

「日本人ならではの感覚だよね」

 

 お肉にしっかり火が通ったら取り出して、くし切りのピーマンを入れて焼きます。この時、あまり焼きすぎると色が悪くなるので注意してください! あくまでさっと火を入れるていどにしないと彩りになってくれません。

 

「あとはどんぶりにあったかいご飯をよそったら、お肉とピーマンを乗せて完成です!」

 

「結構、簡単なんだね」

 

「お手軽に作れるからいいんですよ。お好みで七味とか山椒をかけてください」

 

 あとは三葉とか刻み海苔とかが合いますよ。そしてこのたれは他のお肉とも相性がいいから応用が効いてとっても便利なんです!

 

「さあ、艦長。アツアツを召し上がれ!」

 

「わ、私だけ先に頂いちゃっていいのかなあ……」

 

「熱いうちに食べないと味が落ちちゃいますよ。それにすぐみんな来ますから」

 

「それじゃあ私は山椒をかけて……いただきます!」

 

 たれが染み込んだ白米にジューシーな鶏肉を一緒に口へ運べば、甘辛いたれとピリリとした山椒が舌を弾く。

 

「山椒や七味をかけるのは、元々は雉の臭みを取るためだったらしいけど、鶏肉でもおいしいですよね」

 

「すっごくおいしいよ! さすがみかんちゃんだね」

 

「えへへ……」

 

 そう言われて悪い気はしません。思わず笑みがこぼれちゃいます。

 

 もぐもぐと口を動かしてはミケ艦長が箸を運ぶ。味は気に入ってもらえたようで、どんぶりからは次々と米が減っていきます。

 

「やっぱりみかんちゃんはすごいなあ。私はしろちゃんに怒られてばっかりだよ……」

 

「そんなことないです! それに真白さんだって艦長のことが大事だから厳しいことを言うんですよ!」

 

「そ、そうかな……」

 

「そうですっ! 愛情の反対は無関心って言うじゃないですか。気にかけるってことは大事だからなんですよ」

 

「そう……かな。そうだといいな」

 

 視線を落としながらミケ艦長が最後の一口を運ぶ。

 

 こんがり焼けた鶏肉にかぶりつけば肉汁のジュースが溢れ出す。そして醤油ベースのたれが絡んだほかほかのご飯と鶏肉が見事なまでに調和を果たす。どんぶりとはその丼ひとつで完結させる、一種の芸術だ。

 

「これだけだと栄養バランスがよくないから、ほうれん草の胡麻和えやきゅうりの酢の物を添えるといいと思いますよ!」

 

 おひたしは醤油で味がかぶるので、避けた方がいいですよ。あんまり味がおんなじだと飽きちゃいますから。

 

「ごちそうさま」

 

「お粗末さまでしたっ」

 

 お皿を引いて水を張って。こうやっておくと後から洗うのが楽ちんですよ。

 それにしてもミケ艦長、あまり浮かない顔です……。何かいい方法は…………そうだっ!

 

「艦長、真白さんにも作ってあげましょう!」

 

「えっ……?」

 

「雉焼き丼ですよ! 艦長は真白さんに感謝してるんですよね?」

 

「う、うん。勝手に飛び出したりしちゃう私だけど、ちゃんとしろちゃんは支えてくれるし、感謝しかできないよ……」

 

「ならその気持ちを込めて作ってあげましょう! 大丈夫、料理は愛情ですよ!」

 

 どれだけ美味しいレシピ通りに作ったとしても、愛情が欠ければ美味しくなくなっちゃいます。だからこそ作る相手のことを思って作れば何倍にも美味しくなるんですっ。

 

「……うん! そうする!じゃあみかんちゃん、もう一回はじめから作り方教えてくれる?」

 

「じゃあ、一口サイズに切ったお肉をたれに漬け込んでくれますか?」

 

「うん、わかった!」

 

 前より幾分も明るくなった明乃が事前に切られた鶏肉を冷蔵庫から取り出す。そして量を計ってたれを作り、漬け込んでいく。

 

 艦長が手伝ってくれるし、私もがんばろうっと!

 

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