爆発が収まったときすでに勝負はついていた。
「はは、俺の宝具を傷一つなく防ぐなんてな。お前の盾はアイアスのものにも勝るのか。」
「余の盾は主の加護そのものだ。あの程度攻撃受けはせん。」
「そうか。セイバー、負けるなよ。」
そういって、ランサーは消えていった。
それと同時に結界もきえた。
「けがはなかったか、イーサン。」
「ない、お前はどうだ。」
「ああ、こちらも問題ない。」
「じゃあ、帰るか。」
「ん?ゲームセンターに戻らないのか?」
「戻るか!」
「師匠、マスター二人退却していきます。」
「そうか。ランサー、あいつらを殺せるか?」
「問題ない。二対一でも余裕だろうさ。」
「ふっ、そうか。我々も帰るぞ。」
『続いてはデモに関するニュースです。先日のアメリカ軍ヘリコプターの墜落事故以降、連日が基地撤退を要求するデモが続いています。』
朝のニュース。
「まったく、監督役は何をしているんだ。」
「どうした?イーサン。」
「ここ最近市の中心でデモ隊が活動している。こいつらがいたらまともに戦えやしない。」
一般人に魔術行使を見られるのはまずい。そのための監督役なのだが、今回派遣されたのはよっぽど仕事のできない奴なのだろう。
次の日
『速報です。暴徒と化したデモ隊の一部が警察官と衝突した模様です。』
「ん?今の奴・・・」
「何かあったのか?」
「いや、デモ隊に変な奴がいた気がして。」
「どれ、余にも見せてみよ・・・!こいつらはおそらく魔術の影響を受けている。おそらく強力な暗示か何かだろう・」
「それは本当か!ならデモ隊の近くにサーヴァントがいるかもしれない。行くぞ、セイバー。」
「ああ、わかった。」
「!なんだこの魔力。」
デモ隊のいる場所はとても濃いオドで満たされていた。
「どうやったらこんなことが・・・」
「貴様らが総統閣下の邪魔をする愚か者か?」
「誰だ!」
「私は閣下の僕、アヒム・アーレだ。閣下の軍門に下るというのならここは見逃してやろう。」
「それは余にお前らの下につけと言っているのか?」
「ああ、その通りだ。」
「誰がお前の下などにつくか!余は皇帝だぞ。馬鹿にするのもほどほどにせよ!」
そういうのと同時にセイバーは魔術師に切りかかった。
その剣は魔術師を確実にとらえたかのように見えた。
しかし、
「ならば仕方ない。二人とも殺すとしよう。」
セイバーの剣は止められていた。
次の瞬間セイバーは魔術で胸を貫かれた。
「ありえない。ありえない。ありえない。」
そう、ありえない。セイバーの対魔力はA。通常魔術で傷つけることはできない。
なのに何故。
「次はお前の番だ。」
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