神の頂を目指して   作:kaikai9032

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神殺し

あれから数百年という時が流れた。

 

その間もウルは、強くなり続けた。

 

今のウルは、幻想種(ファンタズマ)と戦い、勝利することが出来るほどになっていた。

 

だが、ウルはここ最近、どこか違うというような表情をしていた。

 

 

「········ウル?どうかしたにゃ?」

 

「·········いや、なんでもない·······チェックだ」

 

「にゃ!?またにゃ!!?」

 

「はやくしろ」

 

「ちょっ、ちょっとまつにゃ!!·····これでどうにゃ!!」

 

「··········アズ、本当にこれでいいんだな?」

 

「もう騙されないにゃ!!!いっつもそうやって悪手を出させるにゃ、今日こそ私が勝つにゃ!!」

 

「·········そうか·····················チェックメイトだ」

 

「にゃぁぁぁぁ!!!!なんで勝てないにゃ!!!!」

 

「素直に聞いていればよかっただろ」

 

「そうじゃないにゃ!!!なんで、ポ(・)ー(・)ン(・)4(・)駒(・)、(・)ナ(・)イ(・)ト(・)1(・)駒(・)、(・)ビ(・)シ(・)ョ(・)ッ(・)プ(・)2(・)駒(・)、(・)そ(・)し(・)て(・)ク(・)イ(・)ー(・)ン(・)を(・)抜(・)い(・)て(・)あ(・)る(・)の(・)に(・)、勝てないんだにゃ!!?」

 

「お前が弱すぎるだけだ」

 

「にゃぁぁぁ!!!もう一回にゃ!!!!」

 

「悪いな、修行の時間だ」

 

「なら、終わったらもう一回にゃ!!!!」

 

「ハァ····わかったわかった、帰って来たらな」

 

「··········ウル」

 

「なんだ?」

 

「気をつけろ·······嫌な予感がする」

 

「·········お前がその口調になるなら、本当になんかあるんだろうな」

 

「··········死ぬなよ」

 

「安心しろ······アルトシュ(あいつ)倒すまで死ねねぇよ」

 

 

そう言いウルは修行をしに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルが修行をしていると突然、焔が迫ってきた。

 

 

「ッッッ!!!?」

 

「ほう、今のを避けるか、流石は戦神(アルトシュ)の兵器だな」

 

「お前は····」

 

「私か?私は炎の神アラズ、そういう貴様はウリエルだな?」

 

(おいおい、アズの言った通りになったな)

 

「·······あぁ、そうだが·········その炎神が俺になんのようだ?」

 

「ふむ、なに、このままほっておくと、危険な存在になりそうなのでな」

 

「········それで?」

 

「今のうちに殺しておこうと思ってな!!!!」

 

 

そう言いながらアラズは焔を纏い、向かってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人の戦いは互角に見えた。

しかし

 

 

「はぁはぁ·····」

 

「どうした、もう終わりか?」

 

 

ウルは全身に火傷を負っているのに対し、アラズはほぼ無傷だった。

 

 

「1つ聞いてもいいか?」

 

「なんだ?」

 

「神はどうやって生まれてくる」

 

「なぜそんなことを?·····まぁいい、神は概念から生まれる」

 

「概念だと?」

 

「そうだ、故に神は死なぬのだ」

 

「···············そうか·······良かった·······俺は

 

 

  ――――お(・)前(・)を(・)殺(・)せ(・)る(・)――――

 

 

「なんだと?」

 

「―――体は剣で出来ている。

 血潮は鉄で 心は硝子。

 幾たびの戦場を越えて不敗。

 ただの一度も敗走はなく、

 ただの一度も理解されない。

 彼の者は常に独り、剣の丘で勝利に酔う。

 故に、生涯に意味はなく。

 その体は、きっと剣で出来ていた。」

 

 

ウルが詠唱した瞬間、世界が無限に続く剣の世界へと変わった。

 

 

「無限の剣製(アンリミテッド・ブレードワークス)」

 

「なっ!?世界の構築だと!?それは最早神(・)の(・)所(・)業(・)だぞ!?」

 

「お前は神は概念だと言った、だから死なないと、なら

 

 

 

―――――――俺(・)が(・)そ(・)の(・)概(・)念(・)を(・)奪(・)え(・)ば(・)い(・)い(・)―――――――」

 

 

 

「っ!?」

 

「さぁ、続けようぜ炎の神(アラズ)!!!どちらかが死ぬまで!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウ、ウル!?どうしたにゃ!?なんでそんなにボロボロに!?」

 

「あぁ、アズか······悪い、アルトシュを呼んできてくれ········」

 

「わ、わかったにゃ!!すぐに戻ってくるにゃ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、ウル、何があった?」

 

「······炎神と戦った······」

 

「·······アラズか·····」

 

「な!?炎神!!?」

 

「それで、どうやって倒したんだ?」

 

「············倒したんじゃない、殺したんだ·······」

 

「なっ!?どうやって!?」

 

「神の権能を使って」

 

「なんだと!?·······だが、それだけでは神は殺せぬぞ?」

 

「···········概念を奪った」

 

「概念···だと!?」

 

「どういうことにゃ?」

 

「文字通り、炎の神としての全てを奪ったんだ」

 

「全てを·····奪う」

 

「····················そうか」

 

「あぁ」

 

「その力はどこまで使えるんだ?」

 

「全然だ、小さい火をだす位しか、まだつかえない」

 

「ほぉ、ま(・)だ(・)、か」

 

「あぁ、使えるものは使わないとな、お前に勝つにはまだ遠い」

 

「ふ、そうか·········そういえば神の権能と言っていたな、もう1つはなんだ?」

 

「剣神の力だ」

 

「剣神だと?それはどこまで使えるんだ?」

 

「5割ほどだ、今の所世界の構築ができる」

 

「···········そうか」

 

「世界の構築なら、魔法でできるんじゃないのかにゃ?」

 

「·······いくら魔法が優れていようとも限界はある

·············アズリール、お前は魔法でどのぐらいの広さの空間を創れる?」

 

「え?ええと、この星とおんなじ位の大きさにゃ」

 

「そうか、なら··················こ(・)の(・)宇(・)宙(・)と(・)同(・)じ(・)大(・)き(・)さ(・)の(・)世(・)界(・)の(・)構(・)築(・)、(・)ま(・)た(・)は(・)、(・)無(・)限(・)に(・)続(・)く(・)世(・)界(・)の(・)構(・)築(・)をできるか?」

 

「にゃ!?そんなの無理に決まってるにゃ!?」

 

「そうだろうな、私ですら難しい···················そしてこのバカは、それをやったのだ····」

 

「え!?」

 

「ハァァァァァァァァ」

 

「···················すまない」

 

「··············ハァ·······まぁいい、それより、その力を使いこなせるようになれよ?」

 

「分かってる、せっかく手に入れたんだ、完璧に使いこなす!!」

 

「にゃぁぁぁぁ!!?」

 

「どうしたんだ、アズ?」

 

「ウル、そんなことよりチェスにゃ!?」

 

「はぁ!?」

 

「ほら早くいくにゃ!?次こそ私が勝つにゃ!!」

 

「わかった!!わかったから引っ張るな!?」

 

 

こうして、この世で最初の神殺しが生まれた。

 

 

 

 

 

 




あと少し、あと少しで原作突入できる、此処まで地味に長かった
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